2013年5月3日金曜日

2nd 朝TEDee@京大

 こんにちは、栗原です。昨日行われました朝TEDee@京大の報告をさせていただきます。

 今回は、5名で1テーブルを囲んで行いました。扱いました動画はこちら。


"Beware online "filter bubbles""





動画の内容

 今日、インターネット企業は、個々のニーズに合わせた情報を提供することに力を注いでいます。例えば、ユーザーのクリックの記録を、検索結果の表示の仕方に反映させることが挙げられます。「今あなたの関心事はアフリカで死に瀕した人々よりも家の庭で死にかけているリスかもしれないでしょう」という、FacebookのCEOであるザッカーバーグの発言からも、このトレンドはくみ取れます。

 しかし、ウェブサイトの運営に携わるスピーカーの考えは違います。スピーカーは、情報に対する視野が狭くなること(「フィルターに囲まれた世界」と表現されています)をはじめとした、いくつかの悪い側面を提示することによって、企業の取り組みが、「ありがた迷惑」になり得ることを説いています。


ディスカッション内容

 ディスカッションは、インターネットのメリットデメリットを考えるところから始まりました。メリットは「いつでもどこでも」情報を得られることで、満場一致しました。逆にデメリットとして挙がったのは、以下のようなものです。
 ・上述のように情報にバイアスがかかっている点
 ・情報が不確かである点
 ・プライバシーが危険にさらされる点

 次に、このシステムの是非について考えました。
 肯定的な意見が多かったです。検索の際に手間が省けるから、という理由が強かったです。
 しかしながら、このシステムを強制ではなく任意にして、個々がこのシステムを採用するかどうかを決められるようにすべきだ、という意見も出ました。

 最後に、この問題についてどう向き合っていくかを話し合いました。いくつか意見が出ました。
 ・まず、皆がこの問題を知ることが大切だ
 ☞実際、参加者の多く(僕を含む)は、この動画を見て初めてこの問題を知ったようです。
 ・我々は、情報リテラシーを身につけるべきだ
 ☞これに関しては、メディアの責任が大きい、という意見も出ました。

 「インターネットで検索するという行為も実は受動的なものである」ということを参加者全員痛感しながら、ディスカッションは終了しました。

 ますます加速する情報社会に生きる我々にとって、「知らぬが仏」では決して済まされない問題です。これまで以上に、知ろうとする姿勢が求められている時代が到来しているのかもしれません。


 今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。





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