2013年12月22日日曜日

46th TEDee@Uji Merry Christmas!!

今回のTEDee@Ujiは長く激しい論争の種となっているサンタクロース問題について

と言いたかったのですがあいにくサンタクロースを語ってくれたTED Talkは見つけることはできなかったので、セコイアという巨木のお話です。
クリスマスツリーはもう用意しましたか?


地球上でもっとも巨大な生物である"セコイア"をご存じでしょうか
計り知れない程長い時を経て成長したセコイアの巨木は非常に特徴的で複雑な生態系を作り上げました。
今もなお解明されていないこの生物をめぐる不思議と問題、そして自然が与えてくれる楽しさを語っています。



今回のTEDeeは4人でのディスカッションでした。
主には個々人の自然との向き合い方、国や地域の差による自然との関わり方の違い・セコイアの不思議で独特な生き方に対する感想、について意見を交わしました。


その中でみんなが疑問に思ったこと...

セコイアの生態系を解き明かすことは一見実生活に役に立ちそうにはありません。
ではこのような研究を行うことの意義は?セコイアからどんな恩恵を受けれるのか?
  • "未知のもの"からものすごい発見が得られるかもしれない。
まだ知られていない微生物や有用な物質が見つかる可能性がある
"未知のもの"というのはどんどん減っている。そのためセコイアはほかと比べても可能性に満ちている
  • セコイアの特徴を利用した技術が生まれる
たとえば、セコイアは"Replication 複製"と呼ばれる成長の仕方をします。単に細い幹が枝分かれするのでなく、そっくりそのまま大きな幹が枝分かれし、そのまま大きく成長します。(詳しくは動画で!)これを農業に応用できたら農業の可能性がひろがるのでは??
  • 長い歴史を持つセコイアは"持続可能な社会"を作るヒントになるのでは?
セコイア的時間感覚から物事を考えると違った見え方が見えてくる?
  • 私たちの好奇心が満たされる
研究者だけでなくわたしたちも知らないものを知りたいし、不思議なものに興味があるはず。


などなど、とっても知的好奇心をくすぐられる動画・TEDeeでした




報告は以上です^^
研究ってなんのためにするの?という疑問は、大学にいる身としてちゃんと考えないといけないなあと思いながらディスカッションしていました。

最後には参加者それぞれのクリスマスの思い出についておしゃべりして終わりました。今年も幸せなクリスマスが過ごせますように!




Merry Christmas & Happy New Year!!
I hope YOU will join us in 2014!!

2014年も引き続きTEDee@Uji、行います!
新年はじめは1月7日に行う予定です!またFBで案内します(^^)






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2013年12月13日金曜日

45th TEDee@Uji 20代のみんなに伝えたいこと


みなさん、こんばんは。今週一週間お疲れ様です!    
今年の漢字は、「輪」ということでしたが、
TEDeeで英語を使って輪を広げませんか、というこ、と、で!!
木曜日に行われたTEDee@Ujiの様子を 下村 がお送りします!


通常は、京大宇治キャンパス横の おうばくプラザ で
ディスカッションを行っているのですが、
今回は場所が確保できなかったので
急遽京大の研究室にお邪魔しましたーっ!
普段は入れないので、探検できて楽しかったです◎

今回、私が選んだ動画は こちら。
テーマは、「20代のみんなに伝えたいこと」。


MEG JAY: Why 30 is not the new 20




臨床心理学者のスピーカーは、心理カウンセリングを通して最近の20代が
貴重な10年間を無駄に過ごしていると感じ、いかに30代になるまでのその10年間が
大事な時期であるか、を語っています。
彼女は私たち20代に対して 3つのアドバイス をしています。

Get some identity capital; do something that adds value to who you are.
(なにか自分を高めてくれるものを見つけなさい)

Use your weak ties.
(周りのゆるい繋がりを活かしなさい)

Pick your family.
(自分の将来のパートナー、家族をちゃんと選びなさい)

20代でこのことに真剣に向き合っているのといないのと、では
30代になった時の自分の周りの環境がまったく違ってくる、と言っています。

さらに、最後にこう締めくくっています。


“Don't be defined by what you didn't know or didn't do.
You're deciding your life right now.”
(知らないこと や しなかったこと に縛られないで。
  あなたは今まさに人生を決めているのです。)


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私たちのグループは、21歳、25歳、29歳 という3人メンバーであったため、
自分たちが持つ20代と30代に対する印象 に違いが見られたのが面白かったです。
でも、やはり30代になると、社会人として、そして親としての責任から
逃れることが出来ないため、スピーカーが言うように20代の10年間こそが
自分のやりたいことに挑戦できる絶好の時期 なのではないか、という結論に至りました。

さらに、結婚後そして自分の子供を持ったあとでも自分の夢を追い続けられるか、
ということに関しては、パートナーとの話し合いの重要性や
その時の自分のポジション、能力による、という話も出てきました。


もうひとつのグループでは、20代に全力を注いだか
スピーカーの主張に賛成か反対か についてディスカッションを行っていたようです。

カウンセリング患者の例として女の子を多く挙げていたり、
妊娠率のデータを使っているところからすると、
このプレゼンは特に 20代の女性 に向けてのメッセージなのかもしれません。


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社会人の方から受ける、

「20代の学生のうちに、
 やりたいことをやっておけ。」

というアドバイスは、もしかしたら

「20代という、戻りたくても
戻れない時間の使い方を考えろ。」

ということなのかもしれません。

忙しさを言い訳にせずに学生のうちに
がむしゃらにやりたいこと、やれることに挑戦していきたいなと思いました。



以上で報告を終わります!読んでいただきありがとうございました。

次回のTEDee@Uji開催日は決定次第、Facebookにてお知らせします。
今回来られなかった方も、また次回宇治でお会いしましょう :-)

初めての方も大歓迎なので、このブログを読んで参加してみたいと思われた方は是非!




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【無人飛行機で薬を】【デザインが新聞を変える】61st 京都TEDee



こんにちは。最近寒さが厳しいですね・・・まっきーです。
冬眠期到来のせいか、今回はいつもより少なめの7人でディスカッションを行いました。




動画の内容

発明家及び企業家であるRaptopoulos氏は、インフラが整備されていない地域での物資供給に注目し、薬などを載せることができる小型の無人飛行機(drone)を開発します。Droneを用いれば、低コストで悪天候の中でも辺鄙な地へ物資を運ぶことができるとのことです。

ディスカッションの内容

私たちのグループではまず、動画のdroneの効率性や性能について話し合いました。
講演の中では、いかにして長距離の飛行を操作するのか、どれほどの重さ・大きさの物資を輸送することができるのか、等といった点について詳しい説明がなく、それらが今後の課題になるのではと話し合いました。
また、今後同様の形態のdroneをその他の用途に使うことができるかについても議論し、様々なアイディアがでました。其々の課題を克服すれば、農作業においての農薬・化学肥料散布や、国境での不法移民の監視、試験会場での不法行為の監視等、用途は広そうです。
(因みに無人機についての他のTED Talksはこちらからご覧いただけます。
http://www.ted.com/talks/marc_goodman_a_vision_of_crimes_in_the_future.html




動画の内容
Utko氏は新聞デザイナーとして活躍されている方です。彼が新聞に写真やその他の視覚に訴えるものを意識した新聞をデザインした結果、講読数が劇的に伸びたという話をされます。

ディスカッションの内容
まず、デザインが講読数を伸ばすことができるかについて話し合いました。実際に題字や写真を観ることで新聞に惹かれた経験から、可能であることで一致しました。
しかし同時に、新聞の記事の情報の信頼性や充実度で講読するか否かを選ぶ人々には、それはあまり魅力的に映らないという意見もありました。

また新聞記事に要約は必要であるかも議論しました。実際に日経新聞の「経済教室」のコーナーでは三行ほどの箇条書きによる要約があり、実際に記事の全体像を把握しやすい構成になっています。またベストセラーの某滝本先生の著書も各章ごとにサマリーがあったり、アニメ好きの中ではにこにこ動画などで「忙しい人向けの・・・」といった投稿動画でアニメの全体像をつかみ、全エピソードを視聴すべきか判断することが可能です。これらを話し合ったうえで、要約は様々な形で行われており、長く複雑な新聞記事にも用いられるべきであるという結論となりました。

今回のTEDeeは以上です。来週の京大TEDeeは今年度最後の開催となりますので、奮ってご参加ください。


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2013年12月7日土曜日

【魚に恋する】【雲を見上げる】60th 京大TEDee



こんにちは!まっきーです。最近風邪をひいている方をよくお見かけしますが、体調にはくれぐれもお気を付けください。
今回は笑えてかつインフォーマティブな動画を扱いました。




動画の内容

ダンさんはニューヨークのシェフだそうで、美味しい魚を追求した結果、持続可能な環境で育つ養殖魚にたどり着きます。その養殖場は、自然のものと変わらない沼地で、そこで育つ魚を自然界のフラミンゴが食べることで魚が健康であることを測ることができ、魚は自然界にいるプランクトンを食べるため人がエサをやる必要がなく、また自然界での循環により水に不純物が含まれないため魚の皮は薄く美味であるとのことです。


●ディスカッションの内容

私たちのグループでは、まず講演で取り上げられたスペインの養殖地について話し合いました。話の限りでは「持続可能」なサイクルではありますが、自然界での漁との大きな違いが分からないような形態であることと、それゆえに魚を捕獲ことは難しそうであること、またこの養殖モデルを他の動物に応用することも考えにくいという結論に達しました。

また身体に優しい養殖という観点から、今後も有機栽培の需要はあるか、有機栽培の生産を増やすべきかという議論にも発展しました。とくに途上国での富裕層の台頭により有機栽培の需要は増えると考えられますが、同時に安くてある程度美味しい農薬入りの野菜なども手ごろであるためこちらの需要も増え続けるだろうという意見が出ました。また以前見たTEDでGMOは必ずしも人体に影響を与えるものではないという内容があったことも触れました。




●動画の内容

"Cloud Appreciation Society"の創設者であるギャビン氏がひたすら雲を語ります。「雲」は英語でも日本語でもネガティブなニュアンスを含むことわざやイディオムとして用いられてしまいますが、彼は次々と私たちがこれまでに見たこともないような美しい雲の画像を映し出し、日々の忙しい生活の中でも雲を見上げて時を忘れる"pointless activity"をすることの重要さを強調します。


●ディスカッションの内容

まず自然界の中で好きなものについて例を挙げていきました。広く視界の開けた平原や、海、夜空、雪の降る町、白鷺のいる川など、全員様々なものに自然美を見出していました。
次に「もし一日完全なフリー・デーがあれば何をするか」という話になりました。家でごろごろするなど何もしない人もいれば、外で運動や冒険をする人などがいた中で、「何をすれば良いかわからない」という意見もありました。そのような人々は必ずしもつまらぬ人というわけではなく、充実した週末の過ごし方を友人などから教わるチャンスになると議論が進みました。

また目的なく行う行為(pointless activity)によってもたらされるであろう「閃き」は自分が生み出すものなのか、それとも目的のない行為によって生み出されるものなのかという議論も行いました。
一説として、難問の数学問題を一晩寝かせたりお風呂に使ってから取り掛かると回答できたという経験から、自分の頭の中のアルゴリズムが置き換えられることで自分がひらめいているという意見があり説得的でした。また個人的には「アイディアは自分が生み出すのでなく、外的な何かが恵んでくれるものである」と話されたエリザベス・ギルバートさんの講演(http://www.ted.com/talks/elizabeth_gilbert_on_genius.html)を思い出していました。


今回の報告は以上です。最後までお読みいただき有難うございました。
今週末は意識を高く持って美味しい食を開拓する旅に出ます。
来週も京大TEDeeはありますので、facebookのイベントから気軽に参加申請していただけると嬉しいです!


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44th TEDee@Uji "How great leaders inspire action"

こんにちは
先週に引き続き、あきしばです。

12月ですね。Decemberはもともと「10番目の月」だそうですね
10番目でも12番目でもとにかく2013年は終わりに近づいてますが
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回の動画は、個人的にとっても好きな動画です


ものごとはなかなか思うようにいきません。
たくさんの人・企業が失敗し競争に負けてしまいます。
しかしどういうわけか常に前に進み、成功し続ける人がいます。
一見、やっていることは同じでも、「何か」がちがう。
その「何か」からプレゼンターは"Golden Circle"という法則を見出しました。
apple, キング牧師, ライト兄弟といった大きな成功はすべてこの法則に従っていることを示し、優れたリーダーはどのようにして人を動かすか、私たちに教えてくれます。
人の行動・考え方は、内側から"why なぜ" "how どうやって" "what なに"というように外に向かって放射状に広がります。プレゼンターは話の中で繰り返し、中心の核である"why"が非常に重要なのだということを強調しています。


とても有名で人気の高いプレゼンテーションなので、見たことある方も多いと思います。(まだの方は、ぜひ!)
今回のTEDeeには8人の参加者がいたので4人ずつでディスカッションをしました。

私はこの春にこの動画に出会い、何度も繰り返し見て、このアイデアに非常に魅力を感じていたのですが、ほかの参加者は

「appleの成功の秘訣」などを掲げた話題は近年あふれていて、ただの人まねじゃないかなと感じたが、アイデアはうなずけたし面白かった
他人を動かすことの難しさを感じ、"なぜ"が大事なのはわかったけれど、このプレゼンテーションの結論が明確にはわからなかった。結局何をすればいいんだろう?

といった感想を持ったようでした。

今回はテーマを
Leadership
として、リーダーの条件や資質について話し合いました。
そして、この動画から得た学びはどう生かせるのか?という話になり、

・人にルールを守らせる時、"なぜ"そのルールがあるのか伝える
・研究計画・実験計画を立てるとき、常にゴールを念頭に置く
・集団で何かに取り組むとき、リーダーがどの方向に向かっているか明確に示すと、メンバーはただやるだけでなく自主的に考え、行動してくれる
・目標を中心に据えて考えると、物事がシンプルになる

など経験談を含めさまざまなアイデアがでました。

これらの基本的な考え方は"なぜ・目的"に焦点を当てるという単純なことですが、得られる結果は、

・人間関係を円滑にする
・研究の成果をあげる
・集団がまとまる、よりよい結果が得られる

といった広がりを持ったものです。
この"why"に焦点を当てようと意識することは
さまざまな場面に適用できるうえにそこから派生する影響は計り知れず、
非常に大きな可能性を持ったものなのだと感じ、わくわくしました。


よく知っている動画だからこそ、ほかの人の考えに触れることで新しいことを思いついたり、
気づかなかったことに気づいたり、いつもとは違った意味で新鮮なTEDeeでした。




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2013年12月2日月曜日

8th 朝TEDee@京大

こんにちは、栗原です。
最近冷え込みが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
寒い季節だからこそ、朝からディスカッションしてあったまる、そんな一日の始め方もありなのではないでしょうか。

それでは、今朝の朝TEDee@京大の模様をお伝えします。

今回は、3名で議論を深め合いました。
今回の動画はこちら。

マイケル・ノートン: 幸せを買う方法
 



動画の内容

 幸せは、お金で買えるのか、もし買えるならどうやって買えばいいのか、そんな問いに向き合ったものとなっています。
 スピーカーは、ある方法でお金を使えば幸福感を味わえる、と述べています。その方法とは、人のためにお金を使う、という「買い方」です。諸実験を通して、他人のためにお金を使う人は、自分のためにお金を使う人よりも幸福度数が高い、という結果が紹介されており、確かにその効果を実感できます。
 上記のように、「人のためにお金を使う」ということについて考えるきっかけを与えてくれる動画です。


ディスカッションの内容

 まずは、なぜ人のためにお金を使うことが幸せにつながるのかということを考えました。
 全体として、純粋な慈善によるものというよりはむしろ、何かしらの見返りを狙う意図によるものがあるのでは、という話になりました。
 出た意見の例を以下に挙げます。
  • 他人のためにお金を使うことで、その人との関係はより深いものになる。こうしたお金の使い方を通して人間関係をはぐくみたい、という意図があるのではないか。
  • 他人のためにお金を使っている自分に対して満足感を感じたいのではないか。言い換えれば、いい人を演じたいのではないか。

 たとえ、人のためにお金を使うことがいいことだとは頭でわかっていても、実行に移すのは難しいことです。そこで次に、どうすれば人々をやる気にさせられるのか、ということについて考えました。
 単に、人のためにお金を使うことの素晴らしさを説いても意味はありません。何か工夫、動機が必要です。それに際して出た考えを列挙します。
  • 実際に行っている人の姿を見てもらうだけでも十分いい動機になるのではないか。
  • 募金に関して言えば、きちんと行われている(横領がない)という保証はない。それ故に、自分のお金が無駄になってしまうかもしれない。だからこそ、そういった心配を払しょくするためにも、お金の使われ方をはっきりと提示すべきではないか。
  • 顔も知らない赤の他人のために募金をするのはハードルが高いかもしれない。まずは、身近の人のためにお金を使い、その人を喜ばせることから始めてもらうべきではないか。

 上記の議論以外にも次のような興味深い意見が出ました。
  • 「情けは人のためならず」という言葉がある。これを信じる人と信じない人、それが結局、他人のために使う人と自分のために使う人との分水嶺になるのではないか。
  • 情けはお金である必要はない。物のほうが喜ばれる時だってある。そういう意味では、何も考えずに人のためにお金を使っていては、意味がないかもしれない。

 結局、他人のためにお金を使うという行為自体よりもむしろ、そのうえで生まれるプロセス、具体的には、どうすれば喜んでもらえるかという思考回路や、その行為を通してどう自分は変われるのかというイメージこそが、幸せにつながっているのではないでしょうか。

 今回は以上です。 読んでいただきありがとうございました。





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2013年12月1日日曜日

43rd TEDee@Uji "the Walkable City"


はじめまして。先月から運営に携わらせていただいています。あきしばです
落ち葉の絨毯がとってもきれいな時期になりました。
もうすっかり寒くなってこれ以上防寒具が足せなくなり、この冬を越せるかとても不安です。

ではさっそく、先日行われたTEDee@Uji の様子をお伝えします。
動画は、こちら。

都市計画の専門家であるプレゼンターは、
アメリカが経済をより活発に、より健康に、そして持続可能な環境を実現するための方法として、"the walkable city 歩きやすい都市"を主張します。

経済、健康、そして環境の3つの観点からいかに"walkable city"が重要であるか論じています。
無秩序な郊外化は自動車社会を生み出しました。それがいかに経済・健康に影響を与えたか、いちはやく自動車脱却の取り組みを進めたオレゴン州ポートランドや肥満・ぜんそくの例を挙げてわかりやすく説明しています。
そして、環境問題の研究者たちがこれまでの田舎志向・自然回帰から、"人間は破壊するものだから、自然に近づかないのが一番"と考えを転換する現在の流れを紹介しています。

参考までに wikipedia: transportation in Portland, Oregon


そんな啓発的な演説を受けてのTEDeeでした。

------感想は?
自分の専門分野にかかわることで非常に面白かった
自動車の利用によって時間やお金を無駄にしていることに気づいた
すでに切っても切れない関係となってしまっている自動車社会、日本でこれを実現するには難しいのでは。

などなど参加者それぞれ思うところがあったようで、
これらを受けての今回のディスカッションテーマは
"the walkable city を日本で実現するには?"

今回の参加者は4人とも宇治キャンパスの学生だったため、
とっても身近な"宇治"について話し合いました。

-----宇治は都会か郊外か?
全員一致で郊外という結論に至りました。理由として、
・吉田キャンパスに比べて車で通勤通学している人が多い
・駐車場が広い
・電車ががらがら
・大型ショッピングセンターがある

-----なぜみんな車をつかいたがるの?
・でかける場所(飲食店やショッピングセンターなど)が点在している
・路線が少ない
・自転車を使うにしても道路が狭く自転車にとって走りにくい

door to doorの自動車をつかったほうが宇治では便利。
町が自動車に都合のいいように作られているんだなあと感じました。
じゃあ、どうすればみんな歩く、または自転車を使うようになるでしょうか?

1.自転車・歩行者専用道を作る
2.バス・トラムの設置

オランダを代表として、ヨーロッパは自転車先進国です。
その例に習って日本で実現する方法を探りました。

自転車シェアリング・迂回路などであえて自動車を不便にするなどのアイデアが出ました。
ただこれを実現するためにはお金がかかること、なにより日本には場所が足りない。あと都市が完成されてしまっている、などの問題があり、これから変化することはとても難しそうです。

最後にぽつりと出てきた「日本は自動車産業で勝負しているしなあ」
という意見が非常に印象的でした。単純には議論できない問題なんだなとはっとしました。

都会のど真ん中で日常を過ごす人、もっと田舎と呼ばれるところに住む人、
そんな環境の違ったひとの声も聴いてみたいなとおもいました。
今回のディスカッションは個々人の経験や普段考えていること・アイデアがたくさん出てきて非常に楽しかったです。


追記
今日久しぶりに三条堺町あたりを歩いていたらこんなものを。
自転車用のレーンのようです。前はなかったような..




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2013年11月29日金曜日

59th TEDee@Kyoto University "Traffic jams and Disaster relief"

こんにちは、最近帰りのバス停で震えながらバスを待つのが嫌いな谷です。

今回は比較的少人数で、8人の参加者がいました。

さて、今回の動画と内容です。


「 交通渋滞の解消方法」


動画内容: スウェーデンのストックホルム出身の講演者は交通の研究者で、都市での交通渋滞がどうして起きるのか、そしてどういう解決法があるのかを調べています。そしてストックホルムで2006年に、ラッシュ時に都心に入るときに1~2ユーロの徴収を行う制度が発足するとラッシュ時の交通量が8割に低下し瞬く間に渋滞が無くなったのでした。
そして探っていくと、徐々に日常的に変革が行われていれば当人たちが気づきすらしないうちに行動パターンが変えられることもあるということが分かりました。

ディスカッション内容: そもそもそんなに渋滞するのは車が多すぎるということで、なぜ車に乗るのかという疑問から始めました。これは免許を持つこととは違い、日本では免許を取る人の中でも実際には乗らずに身分証として取る人が多くいます。
 自動車に乗る利点は、便利、物を大量に運べる、行動範囲が広い、自分のパーソナルスペースとしてもてる、雨に濡れないなどがありました。
 不利点としては、コストが高い、エコではない、停める場所に困る、渋滞する、事故が多いなどがありました。
そして興味深かったのが、発展途上国では公共交通機関などのインフラ整備が進んでいないため車の使用量が都心でも多いのに対し、先進国の都心ではむしろコストがかかりすぎるため自動車の量は少なくなるという点でした。



 「被災地救助という退役軍人の為の新たなミッション」


動画内容: 講演者はイラクやアフガニスタンに行って帰ってきて除隊した兵士たちのコミュニティー復帰のために災害救助に派遣する団体の共同創立者です。戦場から戻り、自己の存在意義や使命を失った元兵士の通常生活へ復帰してもらうことと、災害時の対応の遅さや不足に目を付けたビジネスです。しかし先年彼自身の海兵隊時代の同僚の自殺により、「災害救助に退役軍人を活用する」から「退役軍人支援に災害救助を活用する」というシフトをしました。

ディスカッション内容: まず日本でそのようなことは可能かという話から入りました。日本は戦争をしていないため戦場から帰ってくる軍人はいないが、予備自衛官制度による救助活動が東日本大震災で活用されたことはあります。
そこから、災害救助は本当に自衛隊以外の組織にはできないのかという質問になり、候補として警察や消防が挙がりました。特に警察は自衛隊より身近かつ即応性が高く、組織的訓練も十分に行われています。ただ、重機や飛行機などの設備は持っておらず、災害救助に特化した訓練を全員が受けているわけではない。そのため結局現在は自衛隊が一番効果的な災害救助ができるということが結論でした。
 しかし遺体の捜索などは訓練された自衛官であってもトラウマになることも少なくなく、訓練が必ずしも完全な答えであるわけではないという意見も出ました。


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2013年11月17日日曜日

19th TEDee Kyoto@脳ジム

みなさん、こんにちは。
台湾に留学中ですが、ブログを作成させていただいています(笑

今回の動画はこちら。


今回は社会人を含めた3人の方が参加しました。

(概要)
私たちの生活には政治、選挙、教育、原発、環境問題など様々な問題を孕んでいます。これらの社会問題は多かれ少なかれ、人々の生活に影響しています。しかし、多くの人々がこれらの社会問題に無関心であり、行動を起こす人は多くはありません。なぜ私たちは社会問題に対して積極的に取り組まないのでしょうか?イブ・メスリンは人々によると、これらの問題に人々が無関心である原因は、人々自身の問題ではないと主張しています。根本的な原因は、情報の発信者側であるメディアや政府、公衆による「意図的な排斥」であると主張しています。

(ディスカッション)
 そもそも「無関心であること」について話しました。どの程度、社会問題について関心を持ち、行動するべきかバランスをとることが難しいというのが議論の要点でした。政治や原発といった問題は高度かつ専門知識を要する分野であり、素人には原発の是非を決定することは困難である。だからこそ、専門分野の人々(研究者)に一任することが望ましい。皆、仕事や家庭、学校など様々な問題を抱えている。その忙しい生活の中で、自分とは間接的に関係している社会問題に対して、積極的に関心を持ち行動していくことは困難である。しかし一方で、自分の国の抱えている問題に関心を持たないまま、日々を過ごしていくことは、身の回りの危険を見過ごすことにつながります。
最近だと「大手有名レストランの食品偽装」の事件が一例ですね。普段、自分たちが体に入れている食べ物が本当に問題ないのか、内部告発か食あたり、優れた味覚を持ってない限り気づくことは難しいですよね。

 社会人の方が面白い意見を発言してくれました。「日本人はサッカーや野球などのスポーツには大いに関心を持つが、政治にはそれほど興味を持っていない」ということです。世間では多くの人がサッカーや野球に関する戦術や人的管理などの自論を持ち、積極的に議論しています(たとえ、それらの意見が現場の人間に直接伝達しなくても)。最近、サッカーの日本代表がオランダ代表との国際強化試合を行い、結果は2-2で引き分けでした。メディアでは日本がWC準優勝のオランダに対して、大きな健闘を果たしたと発表しています(自分はそこまでサッカーに詳しくないので、この説明が的確がどうかはわかりません) 。つまり、日本人の多くの人が「どうしたらサッカー日本代表は世界的に強くなるのか」という「問題」に興味を持っています。このように日本人の多くの人がサッカーに興味を持つ要因は「サッカーが身近な存在であるから」だと考えています。

自分の生活になじみがあるテーマや問題だからこそ、興味を持ち情報を集め自分の意見を考えていくのだと思います。例えば、子供を持つたくさんの親は自分の子供たちをどうのように育ていくか、真剣に考えています。その結果、教育、ひいては子供に関わる医療や環境問題などに派生して、人々の関心が増えていくと考えています。結論として、社会問題に興味を持つことは自分の身の回りに活動に積極的に取り組むことで、それに関係する問題にもおのずと関心を持ち、行動していくのではないかと考えている。途方もない大きな問題に無理やり関心を持つのではなく、自分の身の回りで何が起きているのか考えていくことが大事ではないでしょうか?


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2013年11月16日土曜日

【30歳は昔の20歳ではありません】【有望な膵臓がん検査 ― なんとティーンエージャーが開発】 58th TEDee@Kyoto University 

こんばんわ、今回初めて自分だけで京大支部を回していた庄野です。
初めてすることはなんでも大変ですが、改めて先輩たちのすごさを感じていました。
京大吉田支部恒例行事のカンフォーラ会も行いましたよ!

第一部(6:30スタート)からでも、第二部(7:35ぐらいスタート)からでも、カンフォーラ会(8:30からスタート)からでも、ご参加お待ちしております!!

今回は8人の方に来ていただきました。ありがとうございます!

一つ目の動画はこちら!

【動画の概要】

アメリカにおいて30代は昔の20代と同じだと考えられていて、20代の人々が若さに身を任せ、無意味にすごしている現状を嘆いていますが、それと同時に20代で起きたちょっとしたことは人生を変える威力がある、そしてそれを探し続ける必要があるという内容です。

そのためにやるべきことは、
Identity Capital (自己を形成してくれる経験および資本)を蓄えること。自分の価値を高めるように動こうということ。

weak ties(緩い人間関係)からこそいろんなきっかけをつかむことができるということ。

のふたつでした。

【ディスカッション】

ディスカッションでは、人生の一大イベント結婚についてまず話しました。

 まず男女間で違いがあることに気が付きました。女性はやはり産休や子育ての時間も必要ですし、周りが結婚すると焦ることも確かなようです。また子供が大きくなったときに一緒にいろいろなことができるようにある程度若い時に子供がほしいという意見もでました。また中国では、若くに結婚し、子供を出産することで、子供と兄弟のような関係を作ろうとしたり、兄弟と見間違われたいと思う人もいるようです。

次にIdentity Capital を得るためにはどうすればいいのかということについて議論しました。
まずどうして自分の今の専攻に至っているかを話し合いましたが、明確な答えは出ず、はっきりした目的をもった人もいましたが、説明できない人もいました。でも自分で考えて、自分の道を自分の足で歩くことでしかIdentity Capitalは得ることはできないのではないかという意見も出ました。自分の興味に従って動いて、そこでしか見られない景色を見るというのは言葉にたとえできなくても人生を豊かにしてくれるのかもしれません。

とある大学教授のtwitterのつぶやきで、

大学時代に多く努力していた方が、人生トータルでは自由度が増す。男女平等なのはこれが最後である。その他様々な機会平等も同様である。

というのがあり、ディスカッション中にふと思っていました。これから20代を迎える者としては身が引き締まりました。

二つ目の動画はこちら!



【動画の概要】

これまですい臓がんを早期に発見することは難しく、 検査薬はとても高いものでした。自分に近い大切な人を失ったプレゼンターは私たちでもできるところから、熱意と努力で研究所を使わせてもらい、安価正確な検査薬を開発することに成功しました。
どのように研究を彼は進めたのかというと、まずgoogleとwikipediaという誰にでも開かれているソースからすい臓がんのメカニズムを学び、すい臓がんがあるとき、特定のたんぱく質が血中に多く含まれることに気づき、4000種類ものたんぱく質を検証してどのたんぱく質がすい臓がんになったときに増えるかを特定しました。

【ディスカッション】
ディスカッションではなぜプレゼンター(Jack Andraka)が成功できたのかとこれからのプレゼンターの未来について話しました。

成功の原因:
>自分の経験に基づくモチベーションがあった。
>彼は賢かった
>学生だったので時間があった。
環境が幸い手に入った。
>自分自身に自信を持っていた。

といろいろでましたが、モチベーションと時間が大きかったのだろうと意見がある程度一致しました。モチベーションが高いことによって自分で道を切り開き、研究所で実験する許可までもらったのですから、運を自分のモチベーションが引き寄せたといっても過言ではないでしょう。
また時間がなければ、実験や研究について考える時間、調べる時間はなかったので、彼の成功はなかったでしょう。

あとこれからのプレゼンターの未来にもちろん期待しているが、あまりにも若くして成功してしまったために今後挫折に直面したときに心配だという意見も出ました。時間をかけただけ、成果が出るとは限らないのが、研究ですから挫折を乗り越え、研究の一線で頑張ってほしいものです。



(Weak ties)緩い人間関係を築ける、新しい人と出会えるTEDeeにぜひお越しくださいと宣伝して(笑)今回の報告を終えたいと思います。ありがとうございました。

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2013年11月9日土曜日

42nd TEDee@Uji 教育の場をどう変えていくか



みなさん、こんにちは!
木曜日に行われたTEDee@Ujiの様子を 下村 がお送りします!
テーマは、「教育の場をどう変えていくか」。

今回は、合計6名でしたが最初集まったのが4名だったため、
1グループでディスカッションを行いました。


Kelly McGonigal: How to escape education's death valley





≪おおまかな動画の内容≫


アメリカにおける教育風土がどんどん画一化され、生徒たちの能力やモチベーションを上げる場とは決して言えない現状に対して、人生を豊かにする3つの条件を挙げながら、そもそも教育とはどうあるべきなのか、「教師」はどうすれば生徒たちの可能性を教育を通して広げることができるのか、ということをスピーカーは語ります。その3つの条件とは、

Diversity(多種多様性)、Curiosity(好奇心)、Creativity(創造性)


この条件が今の教育において否定されつつあることをコミカルさを混ぜた例をいくつも挙げながら紹介しています。



≪ディスカッション≫


まず、動画を観た感想、受けた印象 を共有しました。


◇彼のアイディアに共感し日本の教育に携わる人たちにも是非観てほしいと思った。
という意見とは裏腹に、
◆共感はするが実行するのは非常に難しいと思う。
との感想も。というのも、上の3つの条件というのはなかなか数値化できないから。また、
◇「教授」≠「教師」ではないか。
具体例として、予備校講師は「教師」で、その力量に応じて報酬も異なってくる。この制度を実際に教育の場に適応すれば、教師のモチベーションも上がるのではないか。


ここで、スピーカーは

「教師」
 
を単なる情報の受け渡し役ではなく、
 
生徒のモチベーションを導き刺激するサポーター役
 
であるべきだと言っています。



さらに、教師が学校教育において重要な立場であることに関連させて、親も子供に長期的な影響を与えると考えて、自分たちの親はどう影響を与えているか について議論しました。

大多数の参加者の親が、子供に自由を与え、深く干渉せずにやりたいことを出来る環境を与えていたのは驚きました。また、中には「お金」という、目に見える形で テストに対する子どものモチベーションを上げる家庭もありました。しかし、そういった親の希望、期待に応えなければいけないと感じる人もいました。



最後に、自分の勉強に対するモチベーションは何か、を共有しました。

スピーカーが考える理想の教師のような、パッションのある素晴らしい教師のもと勉強できた、という人もいれば、友達や恋人といった競争相手、という人もいました。ここから、自分の周りの環境がモチベーションを高めるのには重要であるということが分かってきました。

スピーカーがいう生徒のモチベーションを導き刺激するサポーター役としての教師は、こういった生徒の可能性を高められる環境づくりを行っていくべきである、という結論に至りました。そうすれば、彼が「死の谷」と表現している今の教育風土を蘇らせ、可能性の風土を作り出すことが出来るという主張にもつながると思います。


大学生である参加者全員に近いテーマである教育を今回取り上げてみたのですが、実際に行ってみてディスカッションのテーマとしては広すぎたかもしれない、という印象を受けました(*_*)
ただ、これを機に自分が親の立場になった時の子どもとの接し方や、今から学校教育に携わろうと考えている人たちに改めて、人を「教育」するということはどういうことか、を見つめてもらえたら幸いです。




以上で報告を終わります!読んでいただきありがとうございました。

次回のTEDee@Uji開催日は決定次第、Facebookにてお知らせします。
今回来られなかった方も、また次回宇治でお会いしましょう :-)
初めての方も大歓迎なので、このブログを読んで参加してみたいと思われた方は是非!




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2013年11月8日金曜日

【傷つく心】【教育と創造性】57th京大TEDee



こんにちは!葉が赤く色づき始めた桜の木の下でブログ書いてます、まっきーです。
今回はスコットランド、スウェーデン、カナダ、中国そして日本と国際色豊かな方々にお越しいただき、議論しました!




〇動画〇

大学で研究をするブレネー氏は、研究する上で自分が陥った難解な問いに対しどのように対抗したかという葛藤を話します。

自己価値を認めることができる人たちの共通項を研究し、不完全であることの勇気、同情心、信頼、そして脆弱性を受け入れていることを発見します。しかし彼女にとって脆弱性を受け入れることは不可能であり、"How do we learn to embrace our vulnerabilities and imperfections so that we can engage in our lives from a place of authenticity and worthiness? How do we cultivate the courage, compassion, and connection that we need to recognize that we are enough – that we are worthy of love, belonging, and joy?・・・"と疑問の嵐に飲み込まれてしまいます(もはや禅問答。一般人は宗教等に頼れば解決できるかもしれませんが、これを研究する当事者となると話は別のようでした)。
つまり、脆弱性は恥や不安を生み出すとともに、創造性、帰属意識、愛、快楽を生み出すこともあり、この表裏一体のものをどのように処理すべきかわからないという問題です。

また彼女はその際に人が起こす行動を検証します。
一つのパターンは、感情(恐らく脆弱性そのもの)をどのように扱えばよいかわからず、美味しいものを食べるなどして表裏共々の感情を紛らせ(動画ではnumbと言っていましたが)、その結果ますます感情が曖昧になり、混乱に陥るものです。もう一つのパターンは不確定なものを明確にしようと努め、その結果批判や中小をすることです。

以上を考察したうえで、結論として感情を紛らすことをやめ不安や恥を晒すことで、その他の感情もともに享受しようと訴えます。


〇ディスカッション〇

私たちのグループでは、これまでにemotional breakdownを経験したことがあるか(つまり脆弱性に直面したことがあるか)、もしある場合はどのように克服したかなどを主に話し合いました。

経験の詳細はブログでは書きませんが(笑)、解決策は人それぞれで興味深かったです。
中でも自分を受け入れてもらいにくい環境での振舞い方が各自異なっていました。
ある人は、そもそもその環境で自分の価値を認めてもらう必要がないと帰属意識をもたずに過ごし、ある人は順応しようと努力し成功し、ある人は予めそういった環境に慣れることが自信となり成功した、と話していました。




〇動画〇

これはTEDの中でも人気の高い動画です。学校は子どもの学力を向上させることを中心とした教育を行うため、子どもの個性を伸ばす機会が与えられず、結果として個性の強い子どもの才能を開花せせることができないと訴えます。
「創造力を活かさなければ明るい未来を築くことはできない。大事なのは個々の才能を尊重し子供たちに期待すること。 地球の未来を担う子供たちに偏りのない教育を。 彼らをサポートするのが我々の役目だ。」という言葉で講演を締めくくっています。

〇ディスカッション〇

この動画に関しては、皆で大きな輪になり話し合いました。

議論の中で、産業革命以降に働くためのスキルを身に着ける上で「効率のよい」学校の教育が今も変わっていないことが問題である、と話された方がいらっしゃり、日本に限らず他国でも今後どのように教育が変わっていくべきなのか検討しました。

その中で、TEDeeのようにインフォーマティブな動画をもとに多種多様な国籍、専攻(職業)、年齢の人たちが考えをシェアすること、つまり知識をアウトプットする側とその情報を受け取りインプットすることができる環境が、あるべき教育なのではないかという意見が出ました(思いっきりTEDeeの宣伝ですね)。

また日本の教育を楽観視、悲観視する意見もそれぞれでました。日本の平等主義が根幹であると考えられる「出る杭が打たれる」ような教育や、日本独自の雇用システムは、今後世界の人材育成の潮流にどれほど影響を受けていくべきか、大学入試改革や英語教育などは良い方向性であるか、等を話しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。




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