2013年10月29日火曜日

7th 朝TEDee@京大

 こんにちは、栗原です。
 昨日行われました朝TEDee@京大の模様をお伝えします。

 昨日の朝は、かなり寒かったのですが、6名の方に来ていただきました。
 動画はこちらです。


Adam Ostrow: After your final status update
  



動画の内容

 私たちは、facebookやtwitterにおける投稿をはじめとして、たくさんのものをクラウド上に残しています。つまり、クラウドには私たちに関する膨大なデータがあるわけです。
 このことに注目したスピーカーは、そういったデータを集計することによって、人が次に何を言うかを予測することがいずれ可能になるのではないか、と述べています。
 もしそうなれば、故人に頼まれた人が、本人に代わって、本人さながらの投稿をすることができるようになります。バーチャルの世界で、故人と対話をすることもできるようになります。まるで、故人が死後もなお生き続けることができるような世界を作ることができるかもしれない、とスピーカーは語っています。


ディスカッションの内容

 まずはこういったサービスが実際に可能か、話し合いました。
 ある程度までは可能だが、やはり限界があるという意見が多かったです。
 例えば、バーチャル上の自分は、現実の自分とはかけ離れている部分があり、十分に人間性を反映しきれないのではないかという意見が出ました。

 次にもし可能だった場合に関して、このサービスの是非について考えました。
 いい点としては、「葬式の時により臨場感を出せる」という意見が出ました。ただそれ以外は、それほど思い当たるものがありませんでした。
 逆に悪い点は多く上がりました。下のような意見が出ました。
  • 故人の代わりにした投稿が何か問題になったとき、責任問題になる。
  • 故人の代わりに投稿をするとき、著作権の問題が発生する。
  • セキュリティーの面で問題がある。

 そこで、上記の議論を踏まえて、このサービスは社会に有用かどうかを考えました。
 上記のようにデメリットのほうが圧倒的に大きいため有用性は乏しいとした一方で、使い方次第では有効なツールになるという結論に至りました。
 ちなみに、死後このサービスを受けたいかという問いに関して、受けたいとおっしゃった参加者の方は皆無でした。

 最後に、さまざまな点において、このサービスはSNSと似ているとおっしゃった方がいたので、身近で起こったSNSのトラブルについて話し合いました。以下のような体験が挙がりました。
  • 友人が、異性の不審者から接触を試みられた。
  • なりすましを食らったことがあった。
  • SNSにおける投稿はポジティブなものでなければならないという風潮のために、落ち込むことが許されないような気がして辛かった。
 こういったトラブルは、このサービスと無縁ではありません。このサービスの実現を目指すにあたって、いかに正確なものを作るかということよりもむしろ、こういったトラブルをどう解決していくのかということに比重が置かれて開発が進められていくべきなのかもしれません。


 ところで、僕はこの動画をはじめて見た時、ある1つのニュースを思い出しました。感動せずにはいられない、そんな物語です。ぜひ以下のリンクから読んでいただければと思います。
http://news.livedoor.com/article/detail/4440001/


 今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。
 来週は祝日のため月曜朝活はお休みです。








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18th TEDee@脳ジム

こんにちは。
遅れましたが10月22日の脳ジムでのTEDeeです。
今回は久しぶりに7人の方が集まりにぎわいました。

今回の動画はこちらです。


(概要)
サウジアラビアの法律には規定がないにもかかわらず、女性が車を運転することは禁じられていました。宗教上、女性の運転は慣習的に禁止されていました。
2年前、この状況にマナル・アルシャリフ異を唱えました。自ら運転してみせることで女性たちに勇気を与え、その様子はYouTubeにも投稿されました。国内ほぼすべての人々は彼女を売国奴、裏切り者として非難する声が上がっています。彼女は一時投獄されていましたが、出所後オスロで開催された講演会で女性の権利向上を訴えました。彼女は女性の自由を勝ち取るために、諦めず行動していくことの重要性を主張しています。

(ディスカッション)
私たちはまず以下の「なぜサウジアラビアの人々は女性の運転に反対したのか」質問から考えていきました。彼女はサウジアラビアでの宗教や慣習が”必要以上に”人々の権利を制限することに異を唱えています。現代社会で女性の運転を禁止している国はサウジアラビア以外に存在しているでしょうか?おそらくここままで女性を差別している例を探すのはかなり難しいでしょう。
 しかしある方が「差別の概念は国ごとに全く異なる」と意見を出してくれました。この意見はとても大きな転換点だと思います。「差別」はとても主観的な表現であるかも知れないということです。参加者の中で、イスラム系の国の女性と出会ったときに彼女から「私は自分の国が周りの方々が指摘するほど、差別を実感していません。加えて日本ほど女性が差別されている国はありあません。」と言われた経験があると、意見がでました。
 現在、グローバル社会という言葉がもてはやされ、しばしば「異文化理解」 という表現が氾濫しています。そして、多くの人々が留学や旅行、その国の文化と積極的に交流しています。しかし異文化理解は自分の文脈から異文化を理解していことが大いにあります。自分の考えの領域や範疇のみで相手の行動、考え、文化を理解することの難しさを表徴していると思います。

  日本の差別の例として、男女間キャリアステップの違いが意見として出てきました。これまで日本企業では男性に比べ、女性の管理職が少ない現状があります。企業は女性が出産や育児などで仕事を退職する可能性があるため、女性には昇進する機会が少ないといわれています。一方で、これは差別ではなく、女性にも仕事の昇進の機会が与えられ、女性自身が敢えて出産や育児を望んで退職しているといった意見も出てきました。では男性が女性に比べて、育児休暇を取得していない事実は会社が男性社員に対する「差別」でしょうか、それとも男性社員自らの「意思」でしょうか(もちろん、取得した場合今後の業務に支障が発生することも大いに関係していると思います)

 結論として「差別」 という表現はとても主観的な表現である、と実感しています。国や文化、会社、学校、家庭、個人など様々なコミュニティの中でそれぞれの人間が無意識的、意識的に関わらず暗黙のルールを作っている。そしてそのルールに、慣習的または道徳的、倫理的に反する行為に対して差別という表現を使うのではないかと考えています。であれば、例えば「バスや電車の中で周りの人々に席を譲る」という行為も何処かの国や地域では、個人の尊厳を汚していることを意味しているかも知れません。



2013年10月25日金曜日

55th TEDee@Kyoto University

こんにちは、最近さまざまな要件の波にのまれてあっぷあっぷしている谷です。
今回は12人の参加者を迎えてワイワイとした開催でした。

さて、1つ目の動画です。プログラミング...
 


動画内容: 内容としてはプログラマーが母の日のプレゼントをプログラミングで作ろうと考え、ほかにも考えている人がいないか探したところ、子供たちがお母さんのために作ったプログラムがたくさん見つかりほっこりしたことからはじまります。
 ふつうはプログラミングと聞くとC言語などの難解な数式を思い浮かべますが、子供でも分かり、楽しめるためにブロック状に表示したものを開発したのがこの人です。

ディスカッション内容: ディスカッションではまず、自分たちはどれぐらいプログラミングを知っているかから入りました。
昨今の20代はだいたいが一度はプログラミングをやったことがあるようでした。ただ、もちろんそれほど高度なものではありません。
 では、自分の子供がいたらプログラミングを習わせたいかという質問には全員は賛成と言いました。やはりプログラミングは次世代にとっては必要不可欠なツールであるという認識はあるようです。しかし果たして今の教育現場に取り入れる余裕があるのだろうか?
 プログラミング・リテラシーが広まった世界はどうなるのでしょうか。子供の想像力が刺激され、アウトプットも増えるでしょう。同時にインターネットセキュリティーなどの問題も深刻化し、それを意識することの重要性も増すでしょう。

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2つ目の動画です。
 今年話題の3Dプリンターについてです。


動画内容: 3Dプリンターというのは、パソコンで作られた3次元設計図をもとにそれを立体的に製造できる機械のことです。具体的には設計図の無数の輪切り状態を積み重ねて複雑な形状を比較的短時間で作ることが可能です。スピーカー曰く、これは製造業に革命をもたらすであろうと。今まで別の国で大量生産されていた製品は今後は家庭で数時間ほどで作れるようになってしまう。手作業ですら不可能な精緻な部品を安上がりにできるようになるのである。

ディスカッション内容: みんなが初めて3Dプリンターの存在を知った時は衝撃だったようです。そして夢が膨らむのと同時に冷静にメリット・デメリットも考えてみました。

メリット
・精巧複雑な物品が比較的安価にだれでも作れる。
・物流というコスト削減、二酸化炭素排出削減につながる
・イノベーションを刺激し、誰もがデザイナーになれる。

デメリット
・偽物が横行しやすくなる。(知的財産権保護の問題)
・銃の密造など、犯罪に使用される危険。
・材質的に作れないものもある(木材製品、皮革、服などの繊維品)
・機械そのものもかなり高価
・製造に時間がかかる

結論として、たとえ3Dプリンターが普及しても人々は自分で作る手間と時間を面倒がり大手会社の製品を手っ取り早く買ってしまうだろう。研究機関などでの活躍は大いに期待できそうだが、スピーカーの言うような革命は起こらないのではないか。

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40th TEDee@Uji 楽観主義の落とし穴とその対策

こんにちは。
また台風が来てるみたいですね。雨の日の良い過ごし方を模索中です(*_*)
TEDee@Uji担当の西村です。

それではさっそく昨日行われたTEDee@Ujiの様子をお伝えしますね。
その前に、

実は!何と!今回で40回目!でした(*^^)v


これからも宜しくお願いしますm(__)m新たに参加したい方はいつでもWelcomeです:)


さて、今回の動画はこちらです!


Tali Sharot: The optimism bias


【大まかな内容】

認知科学者であるスピーカーは、人は一般的に「自分のことに対しては楽観的であるが、他人のことに対しては現実的である」ことを様々な例を用いて説明します。
例えば多くのカップルにとって離婚は他人事であり、自分たちに起こる確率は0%だと言い張りますが、事実離婚するカップルは全体の40%程度存在し、現実と認識のあいだにズレが生じています。
このズレこそが楽観主義バイアスであると言います。

さらにこの楽観主義的な考え方がもたらすメリットについても言及します。

例えば楽観主義者は悲観主義者に対し、成功者が多い傾向にあるそうです。その理由は大きく分けて3つあり、その最も重要な理由として「現実をより好意的に解釈し、将来を明るいものだと考える傾向があるため」だと言います。

一方でこうした楽観主義的なものの考え方がときに不利に働いてしまうことで起こる懸念についても述べています。
例えば楽観主義者はリスクを軽視しがちです。癌を例に出し、ネガティブな出来事を他人事として捉えてしまう傾向にあることで、実際に起こった時にうまく対処できないことがあります。

このような誰もが持つ”楽観主義バイアス”を理解した上で、うまく付き合っていくことが大切であるとスピーカーは言います。最後にスピーカーのセリフを引用します。

We should be able to strike a balance, to come up with plans and rules to protect ourselves from unrealistic optimism, but at the same time remain hopeful.
非現実的な楽観主義から身を守る対策を準備しつつ、将来に希望を持つために、(楽観主義バイアスを認識し)うまくそのバランスを保てるようになるべきなのです

【Discussion】for 40min
今回は8名の方が参加されたので、2グループに分かれてディスカッションをしました。

僕たちのグループで出た意見として、
・一般的に日本人はoptimistよりもpessimistの方が多そうな印象だったので、optimistが多いという事実に驚きだった。
・optimistであることは、人生を豊かに生きる上で非常に重要な考え方だと思う。
・失敗したことさえ肯定的に解釈することは良い面もあるが、悪い面もある。
・ペンギンの絵がわかりやすかった!
・OptimisticとPositiveは同義か?
などがありました。ペンギンのイラストのおかげで、パラシュート(リスクヘッジ)の重要性がわかりましたね(笑

Optimistの良いところ、悪いところ
意見のところで、特に失敗を肯定的に解釈することに対しては賛否両論があったため、より詳細に話を進めてみました。
ある参加者は99回の失敗を新たな道筋を見つける上で役に立つ成功であったと捉えたことで成功できたエジソンを例に出し、失敗を肯定的に解釈することの大切さを伝えてくれました。
その一方で、将来への期待を過剰に持ってしまうことが、目標を達成するための努力を怠ることにもつながりかねないのではないかという懸念意見も出ました。

悲観主義者の必要性について
僕たちのグループでは3人のoptimistと1人のpessimistがいましたが、pessimisticな考え方は将来の物事に悲観的であるため、窮屈である一方で、リスクを考えたときに必要な考え方であり、グループで何かをするときに、歯止めをかける役割として重要なのではないかという意見が出ました。

【Presentation】for 10min
もう一つのグループがしてくれたプレゼンの中で興味深いと感じたポイントは、「楽観的な伴侶と悲観的な伴侶のどっちがほしい?」という質問とそれについての回答でした。
もう一つのグループ内にはoptimistとpessimistが2人ずついたようで、それぞれが自分とは正反対の性質を持った人を伴侶に持ちたいと答えたそうです。その理由として、家族としてうまくバランスを保つために自分にはない性格に惹かれるためではないかと結論づけていました。
また、Optimistの良いところとして周囲へのpositiveな影響を挙げ、新たな視点を得ることができました。

【More discussion】for 10min
他方のグループで出た意見の中で、「OptimistはPessimistの考え方が自分にはないため、それを取り入れたいと考えるのではないか」という疑問があり、そのことについてさらに考えてみました。
Optimistのデメリットとして、物事を深刻に考えようとしない・軽視するというのが挙げられた一方で、Pessimistのデメリットとして、物事を深く考えすぎるあまり、余計な心配をしてしまうというのが挙げられました。
結局、OptimistはPessimistのことを、PessimistはOptimistのことを、「そんな生き方辛くないの?」と心配し合っているのかもしれないですね。。。(*_*;

個人的に自分はOptimistであると考えていたのですが、ある参加者からむしろPessimistじゃないと言われました。自分で考えているのと周囲からの印象って違うのかもしれないですね。


あなたはOptimistですか??Pessimistですか??

今回のレポートはこの辺りで。

See you at Next TEDee@Uji :)

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2013年10月21日月曜日

6th 朝TEDee@京大

 こんにちは、朝TEDee担当の栗原です。今朝行われましたTEDeeの模様をお伝えします。
 今朝の参加者は、5名でした。動画はこちらです。


Nilofer Merchant: Got a meeting? Take a walk
 



動画の内容

 (腰に過度の負担をかけるという意味で)今座って自分の話を聞いていることがあなたの寿命を縮めています」という衝撃の告白から、本プレゼンは始まります。では、寿命を縮めずして会合に参加にはどうしたらよいのか。
 そこでプレゼンターが提案するのが、「歩きながらのミーティング」です。歩くことで、健康を保つことができるのはもちろんですが、くわえて、新鮮な空気を吸いながら変わりゆく景色を見ることで、物事を新鮮な気持ちで多面的にとらえることができるようです。
 「会話を歩かせる」という概念の可能性を探った動画となっています。


ディスカッションの内容

 歩きながらのミーティングのいい点、悪い点について考えました。
 まずはいい点から。以下のようなアイデアが出ました。
  • 形式上、少人数でカジュアルに話すことになるので、打ち解けながら気楽に話すことができる。
  • 周りの景色が360度開けていて、終始変わっているので、文字通り広く多面的な視野のもと、話すことができる。
 次は悪い点について。次のようなものが出ました。
  • 歩くことと話すことの両立をしなければならず、話に集中できない。そういった意味で、真剣な話をすることは難しい。
  • 会社の話や自分の真の胸の内などの、人に聞かれたくない話をする際に躊躇われる。
  • メモ等、筆記具を使うことができず、不便。
  • 大人数の場合、グループ分けの必要性が生じる。
 また、このような意見も出ました。
  • 歩きながらのミーティングをする際は、場所選びが大切である。いいコースを選べば周りの景色から着想を得られる。しかし、きついコースを選べば、歩くのがしんどくて、会話どころでなくなる。
  • 互いに目線を合わせる必要がないため、意思疎通に障害が生じ得る一方で、緊張せずに済む。
 

 これまでは、室内でのかしこまったミーティングの一択でしたが、これ以外の新たなモデルも続々登場しているようです。例えば、ある会社では立ったまま会議をしているようですが、想像力が掻き立てられると評判のようです。
 こういったモデルが出てくる中で今、求められていることは、双方のミーティングの長所と短所を理解した上で使い分けることです。実際、臨床心理士にとっては、この使い分けは非常に重要だそうです。
 議論の成否というものはそのミーティングの型で決まるといっても過言ではないのかもしれません。
 
 
 月曜朝はこれからも、京大吉田キャンパス内中央食堂で、TEDeeがあります。比較的短い動画のもと、カジュアルな雰囲気で行われておりますので、どうぞまたお越しください。
 ちなみに、歩きながらする予定はございませんので、予めご了承ください笑。
 
 
 最後まで読んでいただきありがとうございました!
 
 
 
 
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2013年10月19日土曜日

54th TEDee@Kyoto University 【「今でもまだ」―いじめに悩む美しい君たちへ】【なぜ、私たちが市場を信頼するべきではないのか】

 急に寒くなりましたが、いかがお過ごしですか?あわてて冬服を取り出した庄野です。
今回も10人近くの人に来ていただきました!ありがとうございます!
今回のプレゼンは難しかったので、事前に質問をイベントページのほうに公開させていただきました。

Shane Koyczan: To This Day ... for the bullied and beautiful



【概要】
 プレゼンターはバンクーバーオリンピックで詩を情熱的に朗読をしたことでも知られる詩人のシェーン・コイザンです。彼も昔いじめを受けていた経験やいろいろな人の話から情熱的にいじめを受けている人々の気持ちを代弁しています。タイトルにもあるようにTo this day...というのはいまだに昔に受けた心の傷が残っていることを示しています。いじめられているけど自分の中に美しさがあるとはげましているように感じました。早口でしゃべるので理解できなかったところも多かったかもしれませんが、ぜひ今度は日本語字幕で見ていただくことをお勧めします!!個人的にかなり好きなプレゼンの一つです。

【ディスカッションの内容】
私たちのグループでは参加者が体験したことをありがたいことに共有していただきました。その時はやはりつらいし、いまだにそのことを覚えているけど、それを乗り越えたのは自分の自信にもなっていると語っていただけました。その時に助かったのは、親や周りの友達がいたからということもかたっていただきました。しかし、このような話題は親しい人に相談するのも難しいものなので、インターネットでまったくの他人に相談するのはどうかという意見も出ました。賛成する人は多かったですが、他人は客観的に状況は把握できませんし、実行力も伴わないので、自分がいじめという状況を冷静に考え、理解してくれる人がいると認識する最初のステップにすぎないのではないかという結論に至りました。
 
 次にもし自分の子供がいじめに遭いそうである、もしくは遭っていることが分かった場合どうするかについて議論しました。通常、いじめが深刻化する理由はいじめらている人が現在いじめられている場所しか自分の生きている「世界」がないと考え、自分を追いつめていく傾向にあるので、環境を変えるために地域のスポーツ活動に参加したり、転校したりという意見もでる一方で、現実の社会に出れば、さらに多くの「いじめっ子」と立ち向かわなければいけないから、命に関わる問題までいかない場合は耐えるというのもその子の成長にとって良いのではという意見も出ました。実際には判断が難しく、子供には理解者がついていることと他にも環境があることを認識させたうえで行わなければ危険かもしれません。


 またもうひとつのグループではどのような環境と人がいじめに遭いやすいのかについて議論していました。リーダーシップを持っていたり、スポーツマンであったりといわゆる学校のヒエラルキーの上部にいる人はいじめられることが少なく、やはりヒエラルキーの下部にいる人々はいじめに遭う確率が高いそうです。実はいじめで深刻になるのはその中でも一般的には忍耐力のあり、ほかの人に心配をかけまいとする「強い」子が多いのかもしれません。また男女間でもいじめは異なっていて、特に女性はほかの人々との関係を重視し、社会が男性よりも複雑なのでいじめを解決する際にも困難になりやすいケースが多いそうです。

Michael Sandel: Why we shouldn't trust markets with our civic life

 

【概要】
 プレゼンターはハーバード白熱教室で有名なマイケル・サンデル教授です。彼は、私たちの多くは現在資本主義の世界の中で生きており、社会にあるさまざまなものが市場主義の原理によってお金でなんでも買えるようになっていると主張します。たとえば、世の中にはテーマパークの乗り物を乗る際にあるチケットを買えば、行列を並ばなくてよくなったり、イラクやアフガニスタンでは正規のアメリカ軍より多くの民間会社に雇われた兵士(Private Military Companies:いわゆる傭兵)が戦場に投入されたようです。またプレゼンの中では子供たちに本を読ませるためにお金を払うべきだろうかという、議論もしていました。

【ディスカッションの内容】
 私たちのグループではプレゼンの中ででてきた「子供たちに本を読ませるためにお金を払うべきだろうか」という議論を続けました。また「勉強にした分に応じてお金を払うならどうだろう」という質問投げかけました。結構似ていますが、読書の場合、読むという過程そのものが目的になっており、評価しづらいので、お金をはらうべきではないと考える人が多かったのに対し、勉強はある程度成果を出す(具体的にはよい点数をとる)ことが目的になるので、賛成する人も多かったです。しかし、これは同時に勉強が本来の知的好奇心からではなく、手段に変わりつつあることも物語っているのではないでしょうか。

 もうひとつのグループではPrivate Military Companies(PMC) について議論していました。イラク戦争やアフガニスタンの戦場において民間人の被害などもPMCのせいではないかとも言われ、国民そのものが戦場に出て戦う必要がなくなるので簡単に国民が開戦に傾きやすくなるのではないかという批判も出ていました。しかし、お金を払うことで安全ひいては命を買えるようになるのは事実ですし、巨大産業になりつつあることも事実です。お金で命の問題を片づけることそのものがなのかもしれません。

 今回はずいぶんと重いテーマが多かったですが、軽いテーマの時もありますので、またTEDeeに参加してみてください。みなさんの参加をお待ちしています!
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39th TEDee@Uji 何故女性のリーダーは少ないのか

こんにちは。
TEDee@Ujiの滝野です。
昨日の39th TEDee@Ujiの模様です。

今回の動画は「何故女性のリーダーは少ないのか」です。
スピーカーのSandbergさんは、NASDAQに上場していまなお上昇中のFacebookでCOO(最高執行責任者)を務めていますが、
Harvardを首席卒業後、McKinsey & Companyでキャリアをスタートし、世界銀行、財務省首席補佐官、Google副社長を歴任と、
ハリウッド映画にも出てきそうなくらい、正真正銘バリバリのキャリアウーマンです。

今回のTalkでは、男性に比べて女性の管理職が少ない理由に目を向け、経営幹部を目指す女性に3つのアドバイスをくれました。

Sheryl Sandberg: Why we have too few women leaders


 



【Summary】
1. Sit at the table. 
交渉テーブルに着かないと出世はできない。女性は男性に比べ、自分を過小評価しがちであり、自信と誇りを持って出世を勝ち取ることが必要。

2. Make your partner a real partner. 
家事や育児こそが、世界で一番大変な仕事で、それは女性にとっても男性にとっても同じ。 夫婦が本当のパートナーとして協力し合うことが必要。

3. Don't leave before you leave. 
仕事を辞める前に仕事から離れない。 結婚や出産といった人生計画を立てるのは良いが、決断は早すぎては行けない。仕事から離れる、その瞬間までアクセルを踏み続ける。


【Discussion】 
今回は、1つのグループで討論をしました。
まず、動画を見た感想を共有しました。
※F: female, M: male

(F1) Impressed with the video. Never give up, even though the situation is difficult.
(M1) As the speaker said, women tend to think of their life too early. If my boss is woman and elder enough, it's OK. But if she's older than me by a few years old, I would be very competitive because women boss is usually high-handed for me.
(M2) The problem is difficult to solve because we still have discrimination, but distinction is getting smaller. 
(M3) Whether we're man or women, we can get higher position. even though woman have more pressure from family.
(M4) Women tend to underestimate themselves, while men tend to overestimate themselves. Impressed with the idea that women has to change their mind as well as we have to improve society system.

その中で、なぜ昇進にこれだけ不公平が生じるのかという質問が出ました。

(M3) What makes it unfair?

(M1) It is the difference of proudness, self-estimation, evaluation from others (men), retirement frequency
(M4) It can be explained with the data that more than half of women prefer housekeeping job (retirement from company) if their family have enough income. Woman make more of happiness in family than in work
(F1) I could work, but some of my friends don't think they need to work if we have enough money.
(M4) We have another data that even after having a child and keeping a job, 49% of women want to stay in current position not to promote.

女性の方が家庭での幸せを重視するという意見に対して以下のようなコメントが出ました。

(M2) For education, staying home is important for mother as well as father.
(M1) We used to believe that by three years old, children gets cleverer if they're raised by both parents.


少し話が脱線したところで、本題である「どうしたら女性の管理職を増やせるか」について話し合いました。

(M3) How can we promote women's status in society?

(M1) Improve social service
(F1) In the US, they have a flexible working system, so woman can focus on improving their mind. But, hard in Japan, so we need to improve social society.
(M2) Long-time working is regarded to be good. Women must have more holiday. Flexible working time in full-time job is necessary. We should evaluate the work result.
(M1)We have a part-time job which can't produce much income. Like the Netherlands, We need a part-time job with which we can get fair salary.
(M3) We men need to take care of children, but no company permits us to do so. We need to keep women in the same status after quitting a job, having child, coming back to the job.
(M4) There should be companies which has only female workers.

(F1) Woman company should be successful using their kindness, sensitiveness, warmness.


【Conclusion】
今回のディスカッションでは、
①女性の昇進に不公平が生じる理由について
②どうしたら女性の管理職を増やすことができるか
という2点を取り上げましたが、様々な意見が出たので結論としてはまとめないでおこうと思います。

社会の仕組みを改善することに加えて、女性の意識を変えるというスピーカーの提言は斬新である意味衝撃でしたが、
そうした2つを改善できる可能性があるという点で、女性社員だけの会社は面白い結果になるかもしれませんね。


興味を持たれた方、次回のご参加待っててます。
See you next week!



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2013年10月14日月曜日

17th TEDee@脳ジム

今回は動画を一本にして、活動していきます。
今回からは活動の終わりに、ディスやプレゼンのアドバイスや反省していきました。みなさんが英語でプレゼンをできるようにサポートしていきます。漠然と議論するのではなく、目標をもって活動していきましょう~!


【概要】
Machine-Age(機会の時代)に関するプレゼンです。経済学者であるプレゼンターは今後、世界がMachine-Ageが実現していくと説明していきます。この世界では単一的な労働だけではなく、複雑な計算、状況に合わせた高度な技術や判断が要求される仕事も機会によって代替されていきます。その結果、GDPの増加、財やサービスなどの物価の低下、格差の拡大など経済や雇用などに大きな影響を与えていきます。(プレゼンターはこの世界は、社会的恩恵が増加していくと考えています)特に、高度な教育を受けた層の人間と教育を受けていない層の人間の社会的格差が拡大していくと予測しています。この状況を打開するきかっけが「教育」だと考えています。

【ディスカッション】
「本当に Machine-Age(機会の時代)が実現するか」、議論していきました。みなさんからは将来的に機械が発達し、「ある分野の仕事や労働」のみが機械に代替されていくと意見が出ました。しかし、雇用に関してはデメリットだけではなく、メリットもあるのではないかと意見が出てきました。例えば、社会的格差が増加し、雇用がなくなるだけではなく、安いコストでサービスを利用できるようになりました。インターネット上であれば大学講義を視聴し、TEDも視聴できます。語学や資格を学ぶ上でも学校に通うのではなく、無料の翻訳サイトや低価格の教材をネット上で購入できます。その上で、Machine-Ageが実現した時に自分たちの生活や仕事にどのような影響が存在するのか考慮して、学習し働いていくことが必要だと考えていました。

プレゼンテーション
今回は参加者4人全員がプレゼンを行いました。制限時間は3分。そして5分間でプレゼンの内容を作成します。各々議論の要約や自分なりの意見を発表しました。その後、プレゼンの感想、反省、相手のプレゼンのアドバイスを行いました。

 今回は試験的に行いましたが、参加者の方々から好評な意見をもらいました。今後も継続していきますので、プレゼンを鍛えていきたい方はどしどし参加してくさだい!


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16th TEDee@脳ジム

10月最初の脳ジムでのTEDeeです。

今回の動画
 
【概要】
 現代版のGTOの一人かも知れません。刑務所入りを繰り返すギャングの親を持つパール・アレドンドは、治安の悪いイーストロサンジェルスで育ちました。教員のいう事が聞けず沢山の教師に見捨てられましたが、後に自分自身が教師になり、新しく学校を築きました。彼女は様々な家庭事情をもった学生一人ひとりがのびのびと教育を受けるシステムを考えています。
 【ディスカッション】
 議論の導入として自分たちの教師はどんな人たちだったか思い出していました。生活指導の厳しい先生、数学の時間にフランス語を教える先生、世界史でフランス革命についてずっと話し続ける先生など定番の先生やユニークな先生がたくさん挙げられました。そして教育のカリキュラムと学生の好奇心、自主性に話し合いました。一人ひとり異なる考え・背景を持った学生が単一のカリキュラムで適当であるのか、一方で社会人として成長していく過程に必要な教養をつけることも重要ではないか、教育の難しさを議論しました。
 彼女の提案する教育プログラムにも議論の中心になりました。上記の議論に引き続き、日本ではまだまだ教育システムの柔軟性が低い点も見受けられます。それは「学歴偏重主義」ではないでしょうか。中学、高校での教育(特に公立学校)では高校受験、大学受験を目標に授業が行われています。また年々、学生の大学への進学率も増加し、多くの大学が企業への就職支援の充実に力を入れています。このように教育機関の目標が単純化すると返って、学生の好奇心や活動意欲が減少していく恐れがあります。国、学校、地域、家庭など一人ひとりが「教育」についてどうあるべきか考えて、こどもたちを育てていくか考えていくことが「学生に合った教育」のてがかりになるのでないでしょうか?

 
【概要】
レゴを紹介した動画です。みなさんの多くが小さい頃に一度は触ったことがあると思います。(当日の参加者は全員レゴで遊んだ経験がありました)プレゼンターはレゴを情報工学に引用して、画面上にレゴで作った車や建物の設計を行っています。

【ディスカッション】
 レゴの魅力について話しました。数あるおもちゃの中から、長い年月にわたって多くの人に愛された理由を話し合いました。鮮やかで細かな部品が組合すことで、いくつも新しいものが創られていく、作り手の「創造力」を掻き立てるのではないでしょうか。





 

次回からのTEDeeは趣向を変更して開催します、動画を1本のみし、プレゼン・ディスカッション技術向上に力を入れていきます!


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2013年10月12日土曜日

53nd 京大TEDee 【子どもたちに規律のある環境を与えよう】【次なる可能性を秘めたSixthSenseテクノロジー】



10月になっても暑いのでほとんど毎日Tシャツを着ている庄野です。ときどき夜とか寒いので「失敗した。。。」と思っているときもあります。
今月から京大吉田キャンパスのTEDeeは木曜日開催になりました、みなさん注意してくださいね!
今回は11人の人に来ていただきました!ありがとうございます!

Colin Powell: Kids need structure



【概要】
たぶん、コリン・パウエルはアメリカでもっとも尊敬されている人の一人でしょう。彼は決して裕福とは言えないジャマイカ移民の息子としてニューヨークの下町サウスプロンクスで生まれ育ちました。彼は大学での学業成績はあまりふるいませんでしたが、ROTC(予備役将校訓練課程)に入ったことで人生が変わります。彼は自分にもっとも必要であり、好きなことを発見したことで人生がより面白くなり、軍隊生活の中から子供たちや若者には規律、しつけ(structure)が必要だと感じます。
またコリンは幼少期に良いスタートをきれるかどうかによってその後の人生が変わることを主張しています。

【ディスカッションの内容】
ディスカッションの話題はもっぱら自分の親の教育方針についてでした。厳しい親の方もいれば、自由奔放に育ち自分の本能に従って、生きてきた人もいました。またその中間として親がなにかしらの提案をして自分がその意見を受け入れるかどうかを決める人もいました。
これも人によって相性があると思いますし、答えはないのだと思います。厳しくされたらつぶれてしまったり、自由にさせすぎたらなにもしなくなったということもよくある話ですからね。

また厳しくしつけることで子供の創造性は抑制されてしまうのかという話になりました。ある人はやはり自分で考えて自分の本能に従って行動することで創造力というのも育つのではないのかと主張していました。しかし、もう一方ではトヨタが将来の日本を支える人材を育てるために海洋学園を作りましたが、厳しいことで有名で、トヨタも世界とこれから日本が戦うために創造力が必要であると感じているはずにもかかわらず、なぜそのような学校を作ったのか、やはり創造力はしっかりとしたしつけの上に成立しているものなのではないかという意見もでました。

最後に日本の創造力の足枷になっているのは、大学入試システムによるものかもしれないという意見もでました。ここでは、大学入試に備えて勉強することは大学の勉強でも役に立つ基礎知識を備えさせてくれる点ではすぐれているという意見やもし文部科学省が提案したように面接試験などにするなら、小論文などに出てくる問題を口頭で答えるようにすればどうかという意見も出ました。


子供にはどのようないいスタートを与えればいいかという話もしたかったのですが、時間の都合上いつか機会があればしたいと思います。
みなさんも子供が生まれたらどうするかなどと考えてみると面白いかもしれません。




つづいてはこちらの動画。

Pranav Mistry: The thrilling potential of SixthSense technology



【概要】
プレゼンターであるプラナフ・ミストリーはコンピューターのヴァーチャルな世界と物理的な現実世界を自分のアイディアを駆使してつなげるデバイスの開発を行っています。たとえば、SixthSense デバイスの詳細をはじめ、パラダイムシフトを起こす新しい紙のノートPCなど、日常生活とデータの世界の交流を可能にするツールの数々をプレゼンでは紹介しています。まさしく次世代の通信ツールがここにあります!(WEBカメラなどで物体を認識して動きなどを認識してるものと思われます。)

【ディスカッションの内容】
まず、これらのデバイスを使ってみたいかどうかという話になりました。

賛成意見
使って楽しそう。どこでも使えそうだし、より便利になりそう。しかも使っている姿はかっこいい。


反対意見
飽きそう。逆に中毒になりそう。デバイスがそんなにかっこよくない(プロトタイプの段階だろうからデザイン面は許してやってほしいです泣と大学でこのようなを研究している友達が言っていました)。


そのほかには私たちの生活がスマートフォンなどの普及などによってより私たちの生活がさらにデジタルデバイスに依存するようになってきていることについても話し合いました。
スマートフォンを使うことで簡単にSNSなどにアクセスできるようになり、情報などを簡単に得れるようになりましたが、それにともなってネット中毒になる人やいじめが起きたり、サイバー攻撃に対してとても脆弱な社会になりつつあるのではないかという意見も出てきました。しかし、自分自身を律してネットやデジタルデバイスとうまくつきあっていくしか道はないのでしょう。

私自身はネット中毒気味だったことから、大学を入ったのを機に下宿先にネットを契約しませんでした。もちろん大学の近くに住んでいるのでネットにはアクセスできます。不便であり、私の関係者各位にはご迷惑をかけていますが、一応24時間以内に基本は応対しようとはしているのでご了承ください。まだ就活もないので何とも言えませんが、ネットから離れることができるのも束縛感がなく、いいものですよ。
これが私なりのネットとの付き合い方です。

以上が今回の京大TEDeeの内容です。
来週以降も木曜日に開催しますので、お気軽にお越しください!

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2013年10月5日土曜日

52nd 京大TEDee 【オンライン上の事実のフィクション】【哲学朝食会】

こんにちは!金木犀の薫りが好きなまっきーです。
今月から京大吉田キャンパスのTEDeeは木曜日開催になりました。そのためか、今回は18人(参加者数記録更新?)もの方にお越しいただきました。ありがとうございます!


How to separate facts and fictions online



ジャーナリストであるスピーカーが、ネット上に転がる情報の真偽をどのように見極めているかを語ります。
例えばネット上にリアルタイムで転がるシリア情勢を写した映像が実際に撮影されたものか否かを調査するため、彼らのチームはグーグルアースなどのフリーソフトウェアを駆使し真実性を検証します。
その検証方法は非常に興味深いので、TED動画をご覧になることをお勧めします!

ディスカッションでは、まず我々がどのような手段で日々情報を入手するかを話し合いました。多くはYahoo Newsでしたが、紙媒体の新聞やtwitterなども見受けられました。紙媒体の新聞(もしくは電子版紙面の新聞)は包括的かつ相対的に情報の位置づけを理解したうえで入手することが可能ですが、ある程度特定の情報のみを得たい場合はそのほかのtwitterやnaverまとめなどのサイトから入手することも可能だという意見もでました。

以上のようにニーズに応じた情報供給の手段が多く存在することにより情報の入手は困難ではない一方で、情報の真実性や妥当性が問題となります。
情報の真実性は、動画のトークの通り、実際に情報が正しいものであるかが分からないという点です。特にnaverまとめなどの口コミベースのサイトは手軽ではあるものの情報を信じるかは閲覧者の責任になります。
これに対し情報の妥当性は、情報提供側としての責任が問われます。例えばfacebookでプライベートな写真を公開設定したために全世界から誹謗中傷にあってしまうケースや、グロテスクな写真を含んだリンクをシェアすることでタイムライン閲覧者を不快な気持ちにさせるケースなどがそれにあたります。今後、情報モラルが改めて議論されるべきなのかもしれません。



The Philosophical Breakfast Club



歴史家で哲学者のスピーカーが、現代の科学者を生むきっかけとなった「哲学朝食会」の逸話を語ります。それまで「自然哲学者」と呼ばれていた人々が1833年の英国での会議で初めて「科学者」という呼び名を得たのち、「哲学朝食会」での議論を通して4人の科学者が変革を起こします。彼らが起こした変革には、証拠に基づいた帰納的方法、公益のための科学、外部からの資金援助が挙げられます。
しかし科学の発達とともに専門家集団とその他の集団の間に乖離が生じてしまったことをスピーカーは危惧し、「科学は科学者だけのものではない」と締めくくります。

ディスカッションでは、まず「科学者」と「哲学者」の定義について議論しました。端的に言えば哲学者より科学者の方が、公益のためという考えが強いイメージがあるとのことで意見が一致しました。あくまでもイメージでしかありませんが、科学者と哲学者ともに興味を追求することで精神的な充足を得る部分が多く、とりわけ哲学者にそのような傾向があるのではないかという意見がでました。

また科学者と非科学者の乖離することの何が問題であるかという議論も行いました。
結局は科学者のような専門的知識は求められないものの、時事ニュースや日常生活に不可欠な知識(基本的な病名やそれに対応する薬品など)は教養・生きていくうえで必要だという結論に至りました。

以上が今回の京大TEDeeの内容です。
来週以降も木曜日に開催しますので、お気軽にお越しください!^^






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2013年10月4日金曜日

38th TEDee@Uji ストレスと“友達”になるには



みなさん、こんばんは!お久しぶりです(*^_^*)
やっと涼しくなってきて、秋の夜長を満喫している 下村眞子 です。
木曜日行われたTEDee@Ujiの様子をお送りします!
テーマは、「ストレスと“友達”になるには」。

今回は、8名の参加だったので2グループに分かれてディスカッションを行いました。


Kelly McGonigal: How to make stress your friend





おおまかな動画の内容


一般的に、「ストレス」とは誰もが抱えたくないもので避けたいもの といった、 ネガティブなイメージが強いということを例を取り入れながら挙げた上で、 実は、ストレスがあなたを苦しめる のではなく、その「ストレス=よくないもの」という考え方があなたを苦しめている ということを死亡率のデータを用いて教えてくれます。そして、人間の身体の構造の科学的根拠をもとに、心理学者であるスピーカーは「ストレス」に対する考え方の転換を紹介しています。


ディスカッション


まず、
私たちのグループでは、動画を観た感想、受けた印象 を共有しました。

◇ストレスを感じることは何かしらいいこと とは観る前から知っていたが、観終わってそのことが裏付けられた。
◇ストレスはよくない という考え方からの流れで、その時に出るホルモンもよくないものに違いない と考えていたが実はその逆だったことが意外だった。
◇ストレスが最終的に周囲との繋がりを求める、というスピーカーのプレゼンの流れが、いまいちしっくりこなかった。
◇発想の転換で、こんなにも実際に死亡率などのデータに現れる結果が変わるということに驚き、感動した。

などなど


ディスカッションをしている中で、そもそも「ストレス」とは何なのか?というところに至り、 ストレスには、緊張や不安、興奮、期待といった様々なものが含まれると気づきました。

そして、スピーカーはこのプレゼンの中で例に挙げていたように、 大勢の人の前に立ってプレッシャーを感じながら話したり急かされながら問題を解く時に感じる「ストレス」について言及しているのだ、ということを再認識しました。

ストレスをよくないものと考えず、いいもの、ストレスという身体からのサインが自分を健康的にしてくれる ととらえるだけで、自分の中の精神的な変化だけでなく、実際に身体の中にも変化が見られ、 苛立ちや緊張のストレスを感じている時に起こっていた圧縮した状態だった血管が、楽しさや勇気を出す時と同じような緩んだ状態になるということには驚かされました。



さらに、スピーカーは最後に "Stress makes you social." と結論づけています。 少し、論理の飛躍があるように感じたのたので、これは一体どういうことなのか一度考えてみました。

神経ホルモンとして知られるオキシトシンは実はストレスホルモンでもあり、そのホルモンが心臓を再生、強くします。 そして、人が他者に対して共感を求める時、誰かと繋がりを持つ時にこのホルモンが多く分泌されるというのです。 人との関わりを通して分泌されたそのホルモンのおかげで、結果的に私たち人間の身体が健康的になる、ということをスピーカーは言いたかったのではないでしょうか。
しかし、これは一種のサイクルのようなもので、特に初めて出会う人との関わりの中にストレスはつきものである という意見も興味深かったです。


もう一つのグループでは、この動画を観た感想の他にも、

実際にどういう時にストレスを感じる(感じた)か や

ストレス解消法 

について話していたみたいです。
就活の時にストレスを感じる方が多かったようで、これは、終わり、到達地点が不明確である状況下ということが大きく関係していたみたいです。 また、Social というのは必ずしも face to face の繋がりだけではなく、SNSでの繋がりでもあり得るという意見もみられました。


ちなみに、私のストレスを感じない考え方として、

今これが出来なくても、死にはしない。(なんとかなる。)

というのがあります(笑)
でも、こう考えるようになってから、だいぶ気持ちが楽になりました。

ストレスを全く感じずに生活していくことはおそらく不可能だと思います。
だからこそ、そのストレスとの「付き合い方」を考え直してみるいいキッカケになれば、 と思い、今回この動画を選んでみました。
ストレスを楽しめるような人になれたら、「ストレスと“友達”になれた」と言えるのではないでしょうか。



以上で報告を終わります!読んでいただきありがとうございました。

来週の予定日は決まり次第、facebookにてアップするのでまた次回お会いしましょう :-)
初めての方も大歓迎なので、このブログを読んで参加してみたいと思われた方は是非!




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