2014年4月27日日曜日

63rd TEDee@Kyoto University 【ストレスと上手につきあう方法】



こんにちは、学校も本格的に始まって忙しい毎日を送っている庄野です。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
すっかり桜が散って、葉桜がきれいになってきましたね。どんどん季節が変わりつつあることに驚愕しています。
まず、重要連絡。
今年度の前期はTEDee@京大吉田は水曜日です!お間違えの無いようにお願いします!
今回だけは、場所と時間の都合上、木曜日に急遽京大附属図書館の3Fにある共同研究室を使いました。(次回からの場所はJPODです。京大の中央キャンパスの国際交流センターの裏の建物です。)


今回使った動画はこちら!

TEDeeに来てくださる皆さんはお忙しい方が多いので、ストレスをテーマにした動画を選んでみました。

 【ストレスと上手につきあう方法】


【動画の内容】
 一般的にストレスは健康に悪いものだと考えられていますが、それは「ストレス」が体に悪いと信じている人に限ってのことでした!ケリー・マクゴニガルさんのプレゼンテーションでは、「ストレスをどうやって自分の友達にするか?」を中心にユニークな内容を語ってくれています。

研究では、「ストレス反応=有用」と考えた被験者の血管は(このように)収縮しませんでした。心臓はドキドキしていましたが、心臓血管としてはかなり健康的な状態です。これって喜びや勇気に満ちているときに非常に近いんです。ちなみに私たちが他者と触れ合ったり、他者を助けたりすることで、幸せを感じるときに分泌される化学物質もストレスの一部なのです。
【ディスカッションの内容】

僕の班では初心者の方も多かったので、話しやすい質問を中心に議論していきました。

Q1.みなさんはどういうときにストレスを感じますか?
>毎週テストがあるとき
TOFELの試験
>友人関係の悪化
>期限のあるプレッシャーのある仕事
>恋人と離れ離れになっているとき
>孤独なとき
Q2.みなさんはどのようにしてストレスに対応していますか?
>友達と話す。>絵を描く。
>カラオケに行く。
>よく食べてよく寝る。

>サイクリングに出かける。

>現実逃避(←これには、問題が何も解決しないので、よけいにもどかしくなり、よりストレスがたまるという批判もありました。)

Q3.なぜ私たちはQ1やQ2のように思うのか?私たちの班では、学生が試験に対してよく憂鬱になるのは、試験前に一人で暗記する作業が多く、人と関わることが少なくなり、孤独感を感じることが多くなるからだと考えました。またほかのストレスの原因となるものの共通項も「孤独」であり、人に相談できなかったり、頼れなかったりする状況がストレスを生み出すのではないかとも思いました。この主張はケリー・マクゴニガルさんの主張と一致し、私たちは人とつながり、他者を助けること(これぞ情けは人のためならずかもしれません。)がストレスを減らす一番の方法なのかもしれません。

ブログを書くのが遅くなってすみませんでした。言い訳をするとSTART2014という京大の文化系サークルを集めた合同新歓イベントの運営で忙しかったからです。START2014も無事終了したので、しっかりブログも更新していきたいと思います。
次回のTEDee@京大吉田は4月30日を予定しています。たくさんの人とディスカッションできることを楽しみにしています。TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
英会話に通う時間とお金の余裕はない...という人、
是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

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2014年4月25日金曜日

31th TEDee@脳ジム 

こんにちは。

就活終えて久しぶりに復活の榎本です!!!


今週の動画はこちら!


【概要】

最近、ニュースでよく細胞の技術。医者としての視点から臓器のドナーや幹細胞について話されています。iPS細胞を発見した山中教授の話もちらっとでてきます。


【ディスカッション】

今回は6名ということで3人の2グループに分かれてディスカッションしました。
僕が担当したグループ1では以下のような内容で議論が盛り上がりました。

①プレゼンテーションの途中で話されていた死刑囚の臓器をドナーとして提供することについてどう思うか


②臓器提供はする/しない?


③細胞技術が発達すると貧富の差で長生きできる人とそうでない人がでるのはないか

①について

3人のうち2人は誰の臓器であっても臓器は臓器だからドナーとして利用されてもいいと回答。1人は他人から臓器を提供されること自体よくないと回答。他人を犠牲にして生きるのではなく、自然の死がいいのでないかという意見が出ました。ただ、iPS細胞の技術の発達によって自分の細胞で臓器を作り、移植できるのあれば利用したいという話もありました。

②について

臓器提供するかしないか話しました。各自の持っている運転免許証の裏に意思表示しているかを聞きました(今年大学一回生になる参加者がすでに免許を取得していたことに驚愕(笑)僕はだらだらして三回生まで取りませんでした・・・)。こちらも意見が割れて提供する人としない人で別れました。どちらが正しいということはなく、考えを持っているということが大事なのではないかと僕は考えています。

③について

こういう話題のときはかならず話題に上がるテーマです。議論の中で出てきた興味深いことは今の医療も貧富の差が出ているから、この技術に限って問題視することではないのではないかということです。たしかに現代の医療も豊かな人ほどいい医療を受けられて長生きできる傾向にあります。これを根本的に正すには別の分野で制度を変えていかなければいけないのかもしれません。

他のグループでは人生の豊かさや、僕らの班と同様に貧富の差による医療の問題がでるのはないかという話題がでました。


今回の動画の中で山中教授の名前が出て来て、日本人が活躍しているのを見ると自分も頑張らないといけないなと思いました!!!世界に発信されてる動画に中に自分の名前が出てきたらかっこいいなー


TEDee@脳ジムは毎週火曜日に19時から開催
運営に興味がある方!!!!めっちゃ募集しています!
英語の資格と持っていなくてOK、誰かと話すのが好きだったり、英語磨きたいなって心があれば誰でも運営参加OKです!

2014年4月20日日曜日

30th TEDee@脳ジム How I learned to stop worrying and love "useless" art

こんにちは!
暑くなったり寒くなったり気温が不安定な時期ですね。
毎朝なにを着ればいいのか全くわからなくなります。


さて今回は芸術に関して話し合いました。

How I learned to stop worrying about love "useless " art



<動画の内容>

学芸員として働くスピーカーは、メトロポリタン美術館でとある奇妙なオブジェに出会います。その不可解な装飾やけばけばしい色彩に対して彼は強い嫌悪感を感じてしまいます。しかし時間をかけて作品を理解しようとしていくうちに、そのオブジェが ”幻想” を表現していることに気付きます。彼の愛するダヴィンチと同じように、この奇妙なオブジェも彼を別世界に連れて行ってくれるものだったのです。

現代の社会において意味の無い装飾は、やたらと批判されます。
“Form and function in a object have to follow one another, or are deemed to do so”
 (形は機能に、機能は形に 従うよう定められています)

その結果、私達は想像力を失い始めているのだとスピーカーは指摘します。日常に想像力を取り戻す為にも、美術館を訪れ芸術に触れることの重要性を説いています。

<ディスカッションの内容>

まずこのスピーチ関する感想や芸術に関する考えを話し合いました。ダヴィンチを愛するスピーカーが無名の作品に惹かれたことから、”芸術の価値とは何か”を多くの人が考えたようでした。以下に主な意見を挙げます。

  • スピーカーは、芸術作品を作者によって判断するべきでないことを示唆している気がする。美術オークションに参加したとき、作者を気にする人の多さに驚いた。
  • 芸術の価値は人よって違う。自分の基準を見つけるべき。
  • とある美術館の地下に展示されていた写真が、1年後にfacebook上で有名になっていた。当時はそんなに注目されていなかったのに有名になると沢山の人が褒めるようになっていた。
ではそもそも芸術というものが私達の想像力を高めることはあるのかを考えました。
賛成派からは、

  • このオブジェは何を意味するのか?作者の意図は?などと考える事は想像力を高めるトレーニングになる。

といった理由が挙がった一方で、すべての芸術が想像力を高めるとは言えないのではないかという意見もありました。世の中には特定の目的(宣伝や教育)のための芸術もあり、それらはあまり想像力をかきたてるものではありません。とりわけ現代美術に比べて、中世の宗教画などは何かを想像させるために作成されていると言いにくいのかもしれません。芸術のあり方は時代によっても変わっていくのでしょうか。

次に現代において無駄な装飾は取り除かれるべきなのか話し合いました。以下に主な意見を挙げます。

  • 機能に合わせた装飾でなければならない、という制約がある中でも個性のある表現を行うことは出来る。必要な限り無駄な装飾は削ぎ落とすべきだ。
  • シンプルがよしとされる場面とそうでない場合がある。例えば、ダンスにおいては無駄な動きのないシンプルな振り付けがよいとされるが、化粧などは無駄に思える装飾を沢山加えることも必要
  • 就職活動のスーツのような装飾の無い物はつまらないと思ってしまう。無駄が無いのは大事だが、時には無駄な装飾が欲しい場合もある。
  • 無駄に思える装飾が個性を表現している事も多くある。シンプルがいつもベストだとは限らない。
このように多くの人が「場合による」と考えているようです。何事もバランスが大事だということでしょうか。とはいえどのような「場合による」のかは人によって違うわけですし、これからも装飾の必要性に関しては議論が続くのかもしれませんね。

とにかく芸術に関する考えは人によって違って、だからこそ複雑で面白くて楽しいのだと実感します。新生活にも慣れてきたところで、自分なりのan object of imagination を見つけてみたいところです。


今回は以上です。読んでいただきありがとうございました!



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    51st TEDee@Uji "The voice of twitter users"


    2014年度初めての宇治TEDeeでした。
    お久しぶりです。いつの間にか桜は散っちゃいましたが、新生活には慣れたでしょうか?


    さっそくですが今回の動画は、こちら


    twitter


    おそらく多くの人がアカウントを持っているとおもいます。
    複数個アカウントを持ってるひとも少なくないのでは?

    みなさんはどれだけやっているでしょうか?どんなふうに使っているでしょうか?
    そんな感じでここ3、4年の間にすっかり広く浸透したtwitterが今回のテーマです。


    動画の内容は、

    ユーザー自身がが予想外の使い方を生み出し、それゆえに今日の大きな流れがある
    動かすのは利用者であり、次に何がおこるかは誰にもわからない

    という、無限に広がる可能性を感じさせてくれる話です。



    ディスカッションではまず、
    普段SNSとどう付き合っているか、どんなスタンスで利用するか
    をシェアしあいました。

    Twitterの対比としてFacebookを挙げると、

    Facebookは広く自分を知らせるもの。
    Twitterは比較的プライべートなもの。

    と位置付けるひとがいるのに対し、

    Facebookは写真などプライべートな交流に使うもの、
    Twitterは世間に向けたものでツイートは注意して行う

    といった全く逆のスタンスをとっていたのが印象的でした。(公開設定の仕方にもよりますが、)


    一方でSNSはほとんど使わないひと。(TEDeeのためにFacebook始めたそうです!ありがとうございます!)
    まったく違うSNSを使う人(中国ではQQというサービスが主流みたいです。)

    がいて、それぞれ受ける印象が違ったようです。




    それからSNSのビジネスへの利用について少しディスカッションしました。

    やはり広告に利用することにかなりの利点があると、意見が一致しました。

    位置情報や、つながっている人の属性、所属する集団、書き込む内容、、、
    これらの情報から的を絞った宣伝ができる
    twitterに関して言えば、フォローという行為でユーザーは自ら入ってくる情報を自分好みに絞っているのだから、情報収集の手間も省けてしまう。。。


    もう少し時間があれば、広告以外のビジネスへの利用も考えてみたいなとおもいました。

    今日はこのあたりで。
    次の宇治TEDeeは、Facebookでアナウンスします。



    ところでTEDeeもtwitter(@TEDeekyoto)やっております。ぜひぜひフォローおねがいします^^笑





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      2014年4月12日土曜日

      29th TEDee@脳ジム Does money make you mean?

      こんにちは、気付けば4月も中盤ですね。
      毎年この時期になると、新学期に満ち溢れていたやる気はどこへやら何だか無気力になりがちです。
      今年こそは適度に息抜きしつつやる気を維持したいところです。

      さて今週は皆が大好きな(?)お金について議論しました。
      「Does money make you mean?」

      〈動画の内容〉
      日本では「金の余裕は心の余裕」なんて事も言われますが、いくつかの心理実験では裕福であるほど傲慢で自己中心的になっていく傾向が明らかになっています。
      もちろん現代社会を生き抜くために自己中心的にならざるを得ない場面もあります。しかしながら、以前に比べて ”裕福” になれる確率は格段に低くなってきています。社会が少数の富裕層と多数の貧困層で構成されるようになると、富裕層にとっても不利益な問題(暴力事件の増加や経済停滞など)が発生するとスピーカーは指摘します。
      こうした中で、すでに裕福な人々が積極的に寄付する動きが生まれてきています。スピーカーはこういった動きこそが現代社会においてもAmerican Dreamを実現可能にするのであると締め括っています。

      〈ディスカッションの内容〉
      まず初めに、お金持ちは本当に傲慢な傾向にあるのか話し合いました。Yesと答えた賛成派が多い一方で反対派の意見もありました。代表的なものとしては
      • 傲慢になるかならないかは人による
      • 貧しい状態からお金持ちになった人は、貧しい人には優しい。
      • お金持ちで余裕があるからこそ、弱い人や貧しい人に優しく出来る。
      などがありました。
      そこでそもそもお金ってそんなに大事なのか、お金が自分にどのくらい重要なものかについて考えてみました。するとほとんどの人が大事だけれどもお金が全てではないという意見で一致していました。また同じお金でもどのように手に入れたのかによってお金の価値、大事さは変わってくるという意見が出ました。
      さてそんなに大事なお金でも、裕福な人々はもっと寄付していくべきなのかでしょうか。以下に主な意見を挙げました。
      • 寄付は大事だが、どの組織に寄付するのかが重要。お金がどのように使われるのかをしっかり確認する必要がある。
      • お金持ちはもっと寄付をしてくべき。自分もお金があれば寄付したい。
      など基本的にお金持ちはもっと寄付するべきという点で同意していました。

      その後、そもそもなぜわたしたちは自分を「お金持ち」と認識していないのかという疑問が出ました。以前とある団体に寄付をした人は、「うちに寄付をしている余裕はない」とお母さんに言われてしまったそうです。私達は世界の大多数の人々より裕福なはずですが、寄付するほどお金がない...と思いがちです。

      もしかして私達が羨む様なお金持ちは、みんな自分が裕福だという認識がないのかもしれません。確かに自分が恵まれていることを認識するのはとても難しいです。隣の芝生はいつだって青くみえます。しかしmeanless compassionateにならないためにも、たまには自分を客観的にみてみる必要があるかもしれませんね。


      今回は以上です。読んでいただきありがとうございました!


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        2014年4月11日金曜日

        9th 朝TEDee@京大

        こんにちは、栗原です。
        つい先日桜の開花が発表されたばかりなのに、気づけば桜の花はもう一年に一度の大役を終えようとしています。
        新年度が始まったばかりとはいえど、無為に過ごしていては時間は一瞬で過ぎ去ってしまうのだということを思い知らされています。

        さて、昨日行われました朝TEDee@京大のご報告をさせていただきます。
        今回は4名、1グループでのディスカッションとなりました。動画はこちらです。


        デイブ・メスリン:無関心への特効薬



        動画の内容 

         
        「みんな自分は関係ないと思っている」、巷でよく聞く言葉です。みんな政治に対して消極的で、社会をより良くすることに対して及び腰だ、とよく言われます。では、こうした状況を生み出したのはいったい何なのでしょうか。

         スピーカーは原因は、人々の「無関心」ではないとし、むしろ諸悪の根源は、人々を消極的にさせてしまうような様々な障壁にあると述べています。例えば、役所が公開する情報は非常に分かりにくいものとなっており、市民の政治への参加の大きな妨げになっています。

         このように、「無関心」ということについて考えさせられる動画となっています。


        ディスカッションの内容

         はじめに、人々の政治への参加状況が芳しくない今の状況についての原因とその解決策を考えました。
         
        参加者全員が、「政治に関する情報が難しすぎることがこの状況を生み出している」というスピーカーの考えに賛同しているようでしたので、スピーカーの意見から離れて考えることにしました。

         ある参加者の方が面白い理論を紹介してくれました。それは、人々の投票に影響を与える要素は大きく4つに分かれ、「自分の投票が政治に影響を与える確率」、「自分の投票がもたらす利益」、「投票に対する義務感」、「投票の際の(時間的、金銭的な)コスト」である、という理論です。
         そこで、この観点からこのテーマを考えることにしました。
         すると、以下のような原因があるのではないか、という話になりました。
        • 今の日本では自分の投票が投票結果に影響を与える確率はゼロに等しいから
        • 罰金制度を採らない日本では、義務感を持つことは難しいから
        • それに引き換え、コストは決して無視できるようなものではないから

         今回はこの中で比較的対策を講じられそうな3番目の原因をもとに解決策を考えました。そこで出てきた案が「ネット投票」でしたが、これに関しては意見が分かれました。
         まずは、肯定側の意見から。
        • 投票者の数を大きく増やせる
        • 投票に行く手間が大きく省ける
         逆に、否定側の意見は以下のようになりました。
        • クリック1つでできてしまうので、軽い気持ちで投票する人が続出し、真剣に考えている人をないがしろにしてしまう
        • ネット上でシステムのトラブルが起こりうる

         人々は、政治には興味を示さない一方で、生活にあまり影響を与えないであろうプロスポーツや芸能情報にはやたらと興味を示します。
         どうしてこういうことが起こるのかということについても今回のディスカッションで考えました。
         出た意見としては以下のようなものがありました。
        • プロスポーツなどは生活に影響を与えず、何の責任も伴わないからこそ、気軽に興味を示すことができるから
        • 政治は暗いイメージが付きまとう一方、プロスポーツなどは明るいイメージを伴っているため、自然と後者に流れてしまうから
        • マスコミは、プロスポーツなどに関しては面白おかしく伝える一方で、政治に関しては無味乾燥な伝え方をするから

         ところで、無関心が問題となっているのは政治の世界だけではありません。例えば、農業や漁業などでも無関心が問題視されています。最後に、これらの分野の共通点を考えました。
         出た結論としては、これらの分野はいずれも「閉じた分野」でありがちだということでした。ほかの分野とのつながりをそれほど重要視していないからこそ、逆に他の分野の人に関心を示してもらえないのではないか、ということで意見が一致しました。



         今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。




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        2014年4月2日水曜日

        28th TEDee@脳ジム Txtng is killing language. JK!!!


        こんにちは、気付けば桜も満開ですよね。
        毎年キャンパスでやる気に満ち溢れた新入生を見かけると、
        襟を正されるような思いになります。

        さて、今回のTEDeeではtextingに関して議論しました。
        John McWhorter: Txtng is killing language. JK!!!
        メールの普及による国語力の低下は、
        日本でもよく議論されている問題かと思います。

        しかしスピーカーは
        “Texting is a miraculous thing”(テキストメッセージは奇跡的なものである)

        と述べ、それを真っ向から否定します。
        彼はテキストメッセージを、話し言葉の新しい型であると定義しています。
        技術の進歩によって「話すように書く」行為が可能になったのであり、
        人々はそこで必要な言語を発展させていったのです。
        メールで使う言葉と通常の書き言葉を使い分けているという点において、
        現代の若者のlinguistic repertoireは広がっているのだと言います。
        バイリンガルであることが有益であることを考えると、
        新しい言語が創りあげられていることは歓迎するべきことかもしれません。

        <ディスカッションの内容>
        まず初めに彼の考え方に賛成するかどうかを話し合いました。

        賛成派は
        ·  言語が常に変化していくことは自然である
        ·  言語の変化進歩である。

        反対派は
        ·  テキストメッセージにより、文章を書く時間は減少している。
        ·  それゆえメールの普及は国語力の低下を引き起こす可能性もある。
        ·  フォーマルな日本語(敬語等)を忘れていく可能性がある。
        ·  テキストメッセージでは同じような文章を使うことが多く、
        ·  ボキャブラリーが貧困になる可能性もある。

        などを主な理由として挙げていました。
        テキストメッセージによる言語の変化が進歩なのか、
        もしく"乱れ"なのか非常に判断が難しいところです。
        また日本語が非常に複雑な言語であるがゆえに
        国語力の低下が顕著なのでは、という意見もありました。
        言語によって言語の変化の度合いが異なるかどうかは興味深い問題ですよね。

        その後、視点を少し変えて「バイリンガルという言葉について考えてみました。


        ・   ギャル文字を使いこなしていた若者はバイリンガルといえるのか。
        ・   同じ言語の中でもバイリンガルとみなすことが可能なのか
        ・   津軽弁と京都弁(大きく異なる方言)を使い分けていれば
        バイリンガルといえるのではないか。
        ・   京都弁と大阪弁など違いが微妙な方言もあり、
        言語的違いの差によってバイリンガルかどうかが決まってしまうか

        最後に”the decline of language"とは何なのか考えました。
        主な意見としては、語彙が貧困になることや
        正しい文法が使えなくなることが挙がりました。
        他にも論理的な文章を書く力なども含まれるという意見がありました。

        bilingual」や「decline of literacy」などはよく使われる言葉ですが、
        はっきりとした定義はないのかもしれません。
        だからこそ、ただ単純に「国語力の低下」を嘆く前に、
        「言語とは何か」そして「言葉とは何か」を考える必要があるのかもしれませんね。


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