2014年11月29日土曜日

53rd TEDee@脳ジム「死に方を話し合おう」

気がつけばもうすぐ今年も終わっちゃうんですね。
「あと一ヶ月」なのか「まだ一ヶ月」なのかは捉え方次第らしいので、しばらくは後者の考え方で頑張ろうと思います。

さて今回は死ぬことについて話し合いました。


<動画の内容>
誰もがいつかは死んでいくにも関わらず、人々はそれを話したがらない。オーストラリアの集中治療医ピーターサウルはこういった「死を嫌う文化」を指摘した上で、死に方を考えること、そして周りと共有することの大事さを説いています。

彼はシシリー・ソンダース博士の言葉を引用して、現代人はOccupy Death (死を占拠)するべきであると述べます。

"You matter because you are, and you matter to the last moment of your life."
「貴方は貴方ゆえ大切なのです 貴方の人生の 最後の瞬間まで大切です」

<ディスカッション>
まず、死について話し合ったことがあるかどうかを考えてみました。参加者のほとんどが学生であったこともあり、ほぼ全員が話し合った経験がありませんでした。その理由として、死について考えることは楽しくなく、ネガティブな行為であることが挙げられました。一方、死を意識し、なるべく多く他人に感謝を伝えるようにしている人や墓石や葬式などについて友達と話し合った経験がある人もいました。

せっかくなので自分のお葬式をどうしたいか話し合いました。どういう音楽をかけるかに関しては明るい音楽派と落ち着いた音楽派で意見が割れた一方で、費用を抑えたいという点では全員一致でした。今後は従来のお葬式とは違うものを望む人が増えるのかもしれません。

最後に、家族と死や死に方について話すことがあるか聞いてみると、話した事のない人が多数派でした。スピーカーの言う通り「死を嫌う文化」は日本にも存在しているのかもしれません話したことのある人は、主に死後の財産などについて親が教えてくれたとのことです。なかには、十分に話していなかったゆえに家族と揉めた経験を持つ人もいました。

今回のディスカッションを通してつくづく感じたのですが、死について話すと意外に盛り上がります。ひょっとすると死って人類全体が共有できるという点で、ものすごく貴重な共通の話題なのかもしれません。

というわけで皆さんもぜひ大事な人と死や死に方、葬式でかけたい音楽などなど話してみて下さい。


-------------------------------------------------------------------------------

最近、TEDee@脳ジム も新たに加わり、TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
英会話に通う時間とお金の余裕はない...という人、
是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

英語」というツールで、色んな人と意見交換してみませんか?


-------------------------------------------------------------------------------
TEDee@Kyotoについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
→ facebook group page | https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
  facebook fun page | 
http://www.facebook.com/TEDeeKyoto
 TEDeeKyotoの説明がよりわかりやすくリニューアルされました(*^^)v ぜひ一度ご覧くださいね(^O^)/

→ Twitter | TEDeekyoto
TEDeeKyotoの情報更新だけでなく、TED関連の情報も流していきたいと思います。
---------------------------------------------------------------------------------
【運営の募集!!】
一緒に運営またはファシリテーションしてくれる方を募集しています!
TEDeeの活動に興味を持ってくれた方はぜひkyototedee@gmail.comまでご連絡ください:))
やりたい方は各会場の運営に申し出てくださいね:)

2014年11月27日木曜日

26th朝TEDee@京大「機械とともに歩む」

こんにちは、和田です。新しい技術が将来社会に与える影響を考えるとワクワクドキドキしませんか。今回取り上げた動画は、社会とITにまつわる諸問題がバランスよく取り上げられています。



【動画の内容】
情報技術は成長をもたらさないのではないか、情報技術は私たちから仕事を奪うのか。今回のスピーカーはそのような懸念を打ち破ろうとします。私たちがすべきことは、コンピュータではなく私たちが社会を作りかえること、そして人間とコンピュータが協力することなのです。

【Discussionの内容】

私たちは、おもに以下の3点についてディスカッションしました。

  1. 情報技術によって自分の生活は豊かになったか?
  2. 自分たちの将来の仕事はコンピューターと競合するのではないか。コンピュータと協力するにはどうすればよいか?
  3. 将来、情報技術は社会を豊かにするか?


まず、情報技術によって豊かになったかどうかですが、総合的には判断しがたい結果となりました。
技術の恩恵としては、無料で質の高い英語を学べるようになったこと、遠くにいる人とコミュニケーションをとりやすくなったことがあります。一方で、情報が多すぎるという負の一面もありました。職務上の恩恵は高学歴の若年層に限られ、それ以外はむしろ学習コスト負担が増すことで格差が拡大するという指摘もありました。


さて、次の論点です。スピーチでは人と機械の協力事例が1つしか語られませんでした。そこで、自分たちが就く可能性の高い専門的な職業について、機械と競合する可能性および協力する方法を探りました。

機械と競合する分野として挙がったのは、主に株式市場、統計といった数字中心の世界でした。これらはコンピュータが得意とする分野だからです。一方で、機械が苦手とする分野として、人とのコミュニケーションおよび数字や計算結果の解釈や意味づけが挙がりました。苦手とする分野を主に人間が引き受け、役割分担をすることが協力の方法と考えられます。
また、機械をコントロールできる唯一の立場として専門職の人間の必要性は残り続けるという意見もありました。確かに、手術ロボットにミスがあった場合、それをミスだと認識して機械を止めることができるのは医師しかいないでしょう。これも協力の一形態です。
2つ目の論点については、技術の発達によって競合分野が増えるかもしれないものの、現時点では懸念が少ない様子でした。



最後に、将来情報技術が発展すると、豊かになる一方リスクも増えるという結論になりました。
サイバー戦争など情報技術に依存することで発生するリスク、高度な情報技術が人間にとってコントロール不能になるリスクなどが挙げられました。
リスクを減らす対策として、教育によってより多くの人が情報技術について理解することが挙げられました。


動画でポジティブな見通しが語られた反動か、ディスカッションでは情報技術への評価は全体的になかなか辛口でした。技術が豊かな社会に貢献するためには、今回あげられたような不満や不安を一つずつ解決していく過程が必要なのではないでしょうか。


-------------------------------------------------------------------------------

最近、TEDee@脳ジム も新たに加わり、TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
英会話に通う時間とお金の余裕はない...という人、
是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

英語」というツールで、色んな人と意見交換してみませんか?


-------------------------------------------------------------------------------
TEDee@Kyotoについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
→ facebook group page | https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
  facebook fun page | 
http://www.facebook.com/TEDeeKyoto
 TEDeeKyotoの説明がよりわかりやすくリニューアルされました(*^^)v ぜひ一度ご覧くださいね(^O^)/

→ Twitter | TEDeekyoto
TEDeeKyotoの情報更新だけでなく、TED関連の情報も流していきたいと思います。
---------------------------------------------------------------------------------
【運営の募集!!】
一緒に運営またはファシリテーションしてくれる方を募集しています!
TEDeeの活動に興味を持ってくれた方はぜひkyototedee@gmail.comまでご連絡ください:))
やりたい方は各会場の運営に申し出てくださいね:)

2014年11月13日木曜日

24th 京大朝TEDee「人を惹きつける話し方」

こんにちは。和田です。卒論の中間報告が終わってから、楽しくはしゃぎすぎました。むしろこれからが正念場だというのに…。
今日はこの動画を見てディスカッションしました。
Julian Treasure:How to speak so that people want to listen




【動画の内容】
人が聴きたくなる話をするにはどうすればいいでしょうか。スピーカーは、7つの避けるべき習慣、4つの守るべき原則、6つの声の出しかたをそのヒントとして紹介します。
避けるべき習慣は噂話、ダメだし、ネガティブさ、不平不満、言い訳、誇張、事実と意見の混同の7つです。これらは聞く気になりません。
逆に、守るべき原則は、「HAIL」とまとめられます。Honesty(正直さ) , Authenticity(素直さ), Integrity(誠実さ), Love(皆の幸せを願う愛)4つです。愛が必要なのは、絶対的な正直さがすべてではないからです。本当のことであっても「今日はひどい顔ね」なんていわれたくないでしょう。
声を出す際には声域、声色、抑揚、ペース、音高、声量を使い分けましょう。たとえば、声に重みを出すには声域をコントロールし、鼻やのどではなく胸から声を出すようにするのです。また、うまく声を出すにはウォームアップも必要です。
以上の内容について、詳しく知りたい方はぜひ動画をご覧ください。


【ディスカッションの内容】
まず、動画に出てくる声のウォーミングアップを実践してみました。その1分ほどはちょっと怪しい集団に見えたかもしれません…()その後、自分たちが会話やスピーチで実践している工夫をシェアしました。

会話とスピーチどちらでも、観客を笑わせることは有力な方法です。観客との距離が近くなり、緊張もほぐれます。笑わせる方法にもいろいろありました。まずはジョークやだじゃれです。言葉のあやをネタにする方法です。また、関係のないトピックから急に本題に戻るという方法でも笑いをとることができるという人もいました。どの方法でも大事なのは、観客がどんな人かを知り、観客全員が知っているトピックを用いることです。学部のゼミであれば、その分野の専門用語もネタになりえます。最後に、滑ることを恐れる必要はありません。中には、ジョークが全く受けない状況によって笑いをとる上級者もいるくらいですから…。(ちなみにそれは「しけ芸」というそうです。)

笑いをとる方法と似たものにアイスブレイクがあります。会話やスピーチの最初にリラックスした状況を作り出すというものです。たとえば海外の人に向けて会話やスピーチを行うとき、自己紹介だけでもその国の言葉で行うと、微笑ましさから自他ともにリラックスでき、相手との距離も縮まります。他には、ジェスチャーや効果音を活用すること、会話の相手と話す時間と聞く時間を両方程よくとる、等が挙げられました。

特にスピーチの場で、緊張をほぐし自信を持つ方法についても話し合いました。前述の笑いやアイスブレイク以外にもたくさんありました。以下に列挙します。


  • 観客の中で自分に微笑みかけてくれている人の方向を見ること。そういう人はありがたいですね。
  • まず一番の要点から話すこと。これによってあとの時間をリラックスして過ごせる。
  • 観客からのフィードバックを参考にすること。私の場合、緊張した時にでる自分の声の震えが心配だったのですが、全く気付かれていなかったため今度から気にする必要がないとわかりました。
  • とにかく発表内容の準備や練習を怠らないこと。Practice makes perfect

最後に、最も難しい類のスピーチは記者会見だという意見が出ました。話題にもよりますが、アイスブレイク等もってのほかだからです。また、日ごろ記者会見を想定したり準備をしたりする人はめったにいないことも理由です。ですが、今後要職に就く可能性のある京大生であれば思ったよりも記者会見を受ける可能性が大きいという指摘もありました。頭の片隅に入れておくべきかもしれませんね。



-------------------------------------------------------------------------------

最近、TEDee@脳ジム も新たに加わり、TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
英会話に通う時間とお金の余裕はない...という人、
是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

英語」というツールで、色んな人と意見交換してみませんか


-------------------------------------------------------------------------------
TEDee@Kyotoについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
 TEDeeKyotoの説明がよりわかりやすくリニューアルされました(*^^)v ぜひ一度ご覧くださいね(^O^)/

→ Twitter | TEDeekyoto
TEDeeKyotoの情報更新だけでなく、TED関連の情報も流していきたいと思います。
---------------------------------------------------------------------------------
【運営の募集!!】
一緒に運営またはファシリテーションしてくれる方を募集しています!
TEDeeの活動に興味を持ってくれた方はぜひkyototedee@gmail.comまでご連絡ください:))

やりたい方は各会場の運営に申し出てくださいね:)