2014年11月27日木曜日

26th朝TEDee@京大「機械とともに歩む」

こんにちは、和田です。新しい技術が将来社会に与える影響を考えるとワクワクドキドキしませんか。今回取り上げた動画は、社会とITにまつわる諸問題がバランスよく取り上げられています。



【動画の内容】
情報技術は成長をもたらさないのではないか、情報技術は私たちから仕事を奪うのか。今回のスピーカーはそのような懸念を打ち破ろうとします。私たちがすべきことは、コンピュータではなく私たちが社会を作りかえること、そして人間とコンピュータが協力することなのです。

【Discussionの内容】

私たちは、おもに以下の3点についてディスカッションしました。

  1. 情報技術によって自分の生活は豊かになったか?
  2. 自分たちの将来の仕事はコンピューターと競合するのではないか。コンピュータと協力するにはどうすればよいか?
  3. 将来、情報技術は社会を豊かにするか?


まず、情報技術によって豊かになったかどうかですが、総合的には判断しがたい結果となりました。
技術の恩恵としては、無料で質の高い英語を学べるようになったこと、遠くにいる人とコミュニケーションをとりやすくなったことがあります。一方で、情報が多すぎるという負の一面もありました。職務上の恩恵は高学歴の若年層に限られ、それ以外はむしろ学習コスト負担が増すことで格差が拡大するという指摘もありました。


さて、次の論点です。スピーチでは人と機械の協力事例が1つしか語られませんでした。そこで、自分たちが就く可能性の高い専門的な職業について、機械と競合する可能性および協力する方法を探りました。

機械と競合する分野として挙がったのは、主に株式市場、統計といった数字中心の世界でした。これらはコンピュータが得意とする分野だからです。一方で、機械が苦手とする分野として、人とのコミュニケーションおよび数字や計算結果の解釈や意味づけが挙がりました。苦手とする分野を主に人間が引き受け、役割分担をすることが協力の方法と考えられます。
また、機械をコントロールできる唯一の立場として専門職の人間の必要性は残り続けるという意見もありました。確かに、手術ロボットにミスがあった場合、それをミスだと認識して機械を止めることができるのは医師しかいないでしょう。これも協力の一形態です。
2つ目の論点については、技術の発達によって競合分野が増えるかもしれないものの、現時点では懸念が少ない様子でした。



最後に、将来情報技術が発展すると、豊かになる一方リスクも増えるという結論になりました。
サイバー戦争など情報技術に依存することで発生するリスク、高度な情報技術が人間にとってコントロール不能になるリスクなどが挙げられました。
リスクを減らす対策として、教育によってより多くの人が情報技術について理解することが挙げられました。


動画でポジティブな見通しが語られた反動か、ディスカッションでは情報技術への評価は全体的になかなか辛口でした。技術が豊かな社会に貢献するためには、今回あげられたような不満や不安を一つずつ解決していく過程が必要なのではないでしょうか。


-------------------------------------------------------------------------------

最近、TEDee@脳ジム も新たに加わり、TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
英会話に通う時間とお金の余裕はない...という人、
是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

英語」というツールで、色んな人と意見交換してみませんか?


-------------------------------------------------------------------------------
TEDee@Kyotoについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
→ facebook group page | https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
  facebook fun page | 
http://www.facebook.com/TEDeeKyoto
 TEDeeKyotoの説明がよりわかりやすくリニューアルされました(*^^)v ぜひ一度ご覧くださいね(^O^)/

→ Twitter | TEDeekyoto
TEDeeKyotoの情報更新だけでなく、TED関連の情報も流していきたいと思います。
---------------------------------------------------------------------------------
【運営の募集!!】
一緒に運営またはファシリテーションしてくれる方を募集しています!
TEDeeの活動に興味を持ってくれた方はぜひkyototedee@gmail.comまでご連絡ください:))
やりたい方は各会場の運営に申し出てくださいね:)

0 件のコメント:

コメントを投稿