2014年11月29日土曜日

53rd TEDee@脳ジム「死に方を話し合おう」

気がつけばもうすぐ今年も終わっちゃうんですね。
「あと一ヶ月」なのか「まだ一ヶ月」なのかは捉え方次第らしいので、しばらくは後者の考え方で頑張ろうと思います。

さて今回は死ぬことについて話し合いました。


<動画の内容>
誰もがいつかは死んでいくにも関わらず、人々はそれを話したがらない。オーストラリアの集中治療医ピーターサウルはこういった「死を嫌う文化」を指摘した上で、死に方を考えること、そして周りと共有することの大事さを説いています。

彼はシシリー・ソンダース博士の言葉を引用して、現代人はOccupy Death (死を占拠)するべきであると述べます。

"You matter because you are, and you matter to the last moment of your life."
「貴方は貴方ゆえ大切なのです 貴方の人生の 最後の瞬間まで大切です」

<ディスカッション>
まず、死について話し合ったことがあるかどうかを考えてみました。参加者のほとんどが学生であったこともあり、ほぼ全員が話し合った経験がありませんでした。その理由として、死について考えることは楽しくなく、ネガティブな行為であることが挙げられました。一方、死を意識し、なるべく多く他人に感謝を伝えるようにしている人や墓石や葬式などについて友達と話し合った経験がある人もいました。

せっかくなので自分のお葬式をどうしたいか話し合いました。どういう音楽をかけるかに関しては明るい音楽派と落ち着いた音楽派で意見が割れた一方で、費用を抑えたいという点では全員一致でした。今後は従来のお葬式とは違うものを望む人が増えるのかもしれません。

最後に、家族と死や死に方について話すことがあるか聞いてみると、話した事のない人が多数派でした。スピーカーの言う通り「死を嫌う文化」は日本にも存在しているのかもしれません話したことのある人は、主に死後の財産などについて親が教えてくれたとのことです。なかには、十分に話していなかったゆえに家族と揉めた経験を持つ人もいました。

今回のディスカッションを通してつくづく感じたのですが、死について話すと意外に盛り上がります。ひょっとすると死って人類全体が共有できるという点で、ものすごく貴重な共通の話題なのかもしれません。

というわけで皆さんもぜひ大事な人と死や死に方、葬式でかけたい音楽などなど話してみて下さい。


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2014年11月27日木曜日

26th朝TEDee@京大「機械とともに歩む」

こんにちは、和田です。新しい技術が将来社会に与える影響を考えるとワクワクドキドキしませんか。今回取り上げた動画は、社会とITにまつわる諸問題がバランスよく取り上げられています。



【動画の内容】
情報技術は成長をもたらさないのではないか、情報技術は私たちから仕事を奪うのか。今回のスピーカーはそのような懸念を打ち破ろうとします。私たちがすべきことは、コンピュータではなく私たちが社会を作りかえること、そして人間とコンピュータが協力することなのです。

【Discussionの内容】

私たちは、おもに以下の3点についてディスカッションしました。

  1. 情報技術によって自分の生活は豊かになったか?
  2. 自分たちの将来の仕事はコンピューターと競合するのではないか。コンピュータと協力するにはどうすればよいか?
  3. 将来、情報技術は社会を豊かにするか?


まず、情報技術によって豊かになったかどうかですが、総合的には判断しがたい結果となりました。
技術の恩恵としては、無料で質の高い英語を学べるようになったこと、遠くにいる人とコミュニケーションをとりやすくなったことがあります。一方で、情報が多すぎるという負の一面もありました。職務上の恩恵は高学歴の若年層に限られ、それ以外はむしろ学習コスト負担が増すことで格差が拡大するという指摘もありました。


さて、次の論点です。スピーチでは人と機械の協力事例が1つしか語られませんでした。そこで、自分たちが就く可能性の高い専門的な職業について、機械と競合する可能性および協力する方法を探りました。

機械と競合する分野として挙がったのは、主に株式市場、統計といった数字中心の世界でした。これらはコンピュータが得意とする分野だからです。一方で、機械が苦手とする分野として、人とのコミュニケーションおよび数字や計算結果の解釈や意味づけが挙がりました。苦手とする分野を主に人間が引き受け、役割分担をすることが協力の方法と考えられます。
また、機械をコントロールできる唯一の立場として専門職の人間の必要性は残り続けるという意見もありました。確かに、手術ロボットにミスがあった場合、それをミスだと認識して機械を止めることができるのは医師しかいないでしょう。これも協力の一形態です。
2つ目の論点については、技術の発達によって競合分野が増えるかもしれないものの、現時点では懸念が少ない様子でした。



最後に、将来情報技術が発展すると、豊かになる一方リスクも増えるという結論になりました。
サイバー戦争など情報技術に依存することで発生するリスク、高度な情報技術が人間にとってコントロール不能になるリスクなどが挙げられました。
リスクを減らす対策として、教育によってより多くの人が情報技術について理解することが挙げられました。


動画でポジティブな見通しが語られた反動か、ディスカッションでは情報技術への評価は全体的になかなか辛口でした。技術が豊かな社会に貢献するためには、今回あげられたような不満や不安を一つずつ解決していく過程が必要なのではないでしょうか。


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2014年11月13日木曜日

24th 京大朝TEDee「人を惹きつける話し方」

こんにちは。和田です。卒論の中間報告が終わってから、楽しくはしゃぎすぎました。むしろこれからが正念場だというのに…。
今日はこの動画を見てディスカッションしました。
Julian Treasure:How to speak so that people want to listen




【動画の内容】
人が聴きたくなる話をするにはどうすればいいでしょうか。スピーカーは、7つの避けるべき習慣、4つの守るべき原則、6つの声の出しかたをそのヒントとして紹介します。
避けるべき習慣は噂話、ダメだし、ネガティブさ、不平不満、言い訳、誇張、事実と意見の混同の7つです。これらは聞く気になりません。
逆に、守るべき原則は、「HAIL」とまとめられます。Honesty(正直さ) , Authenticity(素直さ), Integrity(誠実さ), Love(皆の幸せを願う愛)4つです。愛が必要なのは、絶対的な正直さがすべてではないからです。本当のことであっても「今日はひどい顔ね」なんていわれたくないでしょう。
声を出す際には声域、声色、抑揚、ペース、音高、声量を使い分けましょう。たとえば、声に重みを出すには声域をコントロールし、鼻やのどではなく胸から声を出すようにするのです。また、うまく声を出すにはウォームアップも必要です。
以上の内容について、詳しく知りたい方はぜひ動画をご覧ください。


【ディスカッションの内容】
まず、動画に出てくる声のウォーミングアップを実践してみました。その1分ほどはちょっと怪しい集団に見えたかもしれません…()その後、自分たちが会話やスピーチで実践している工夫をシェアしました。

会話とスピーチどちらでも、観客を笑わせることは有力な方法です。観客との距離が近くなり、緊張もほぐれます。笑わせる方法にもいろいろありました。まずはジョークやだじゃれです。言葉のあやをネタにする方法です。また、関係のないトピックから急に本題に戻るという方法でも笑いをとることができるという人もいました。どの方法でも大事なのは、観客がどんな人かを知り、観客全員が知っているトピックを用いることです。学部のゼミであれば、その分野の専門用語もネタになりえます。最後に、滑ることを恐れる必要はありません。中には、ジョークが全く受けない状況によって笑いをとる上級者もいるくらいですから…。(ちなみにそれは「しけ芸」というそうです。)

笑いをとる方法と似たものにアイスブレイクがあります。会話やスピーチの最初にリラックスした状況を作り出すというものです。たとえば海外の人に向けて会話やスピーチを行うとき、自己紹介だけでもその国の言葉で行うと、微笑ましさから自他ともにリラックスでき、相手との距離も縮まります。他には、ジェスチャーや効果音を活用すること、会話の相手と話す時間と聞く時間を両方程よくとる、等が挙げられました。

特にスピーチの場で、緊張をほぐし自信を持つ方法についても話し合いました。前述の笑いやアイスブレイク以外にもたくさんありました。以下に列挙します。


  • 観客の中で自分に微笑みかけてくれている人の方向を見ること。そういう人はありがたいですね。
  • まず一番の要点から話すこと。これによってあとの時間をリラックスして過ごせる。
  • 観客からのフィードバックを参考にすること。私の場合、緊張した時にでる自分の声の震えが心配だったのですが、全く気付かれていなかったため今度から気にする必要がないとわかりました。
  • とにかく発表内容の準備や練習を怠らないこと。Practice makes perfect

最後に、最も難しい類のスピーチは記者会見だという意見が出ました。話題にもよりますが、アイスブレイク等もってのほかだからです。また、日ごろ記者会見を想定したり準備をしたりする人はめったにいないことも理由です。ですが、今後要職に就く可能性のある京大生であれば思ったよりも記者会見を受ける可能性が大きいという指摘もありました。頭の片隅に入れておくべきかもしれませんね。



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2014年10月30日木曜日

21th 朝TEDee@京大「3Dアニメが科学者を助ける」

TEDee Kyoto

こんにちは、和田です。

今日は以下の動画を見てディスカッションしました。



【動画の内容】
今回のスピーカーは生物学者です。彼女は、生物学の仮説を検証するために、3Dアニメーションを使うことを提案します。

生物学上の現象には、顕微鏡でも見ることのできないものがたくさんあります。今までそれらは静止画像によって説明されてきましたが、それでは現実を正確に描写しきることができないのです。これらの現象は3Dアニメーションによって、正確に、そしてわかりやすく再現されます。

しかし、一般に3Dアニメーションを作るのは時間がかかります。そこでスピーカーは生物学のシュミレーション専用のオープンソースの3Dアニメーション制作ソフトを作ったのです。これを用いると、初めてソフトを操作する人でも15分で3Dアニメーションを作ることができます。


【ディスカッションの内容】
3Dアニメーションは研究や教育において、他分野に応用される可能性があること、またいくつかの分野では部分的すでに実現されていることが明らかになりました。

研究分野でアニメーションの利用例はMatlabという数値解析ソフトの応用例です。これは使い方によっては2次元でのグラフィックスやシュミレーションの作成等も可能ということです。

また、将来応用することが期待される分野はたくさんあげられました。

3Dアニメが研究に直接役立ちそうな分野は、やはり自然科学系が多いようです。ロボット製作において、まず3Dアニメーションでデモンストレーションを行う。デモで確認してから制作することによって材料の無駄が省けるのではないか、という意見が出ました。また、分子生物学においても、分子の振動やそれによる波の吸収具合などが3Dアニメーションで再現できるかもしれないとのことでした。一方物理学研究経験者によると、3Dアニメは役に立つだろうが、あくまで、仮説を検証するための最後のステップで使うものになるだろう、とのことでした。

社会科学分野でも教育には役立つようです。経済学では基礎概念がわかりやすく説明できるという指摘がありました。また、法学でアニメを用いると「名探偵コナン」を見るかのように面白く学ぶことができるかもしれません。

初等・中等教育では、数学や理科でよりわかりやすい説明が可能となりそうです。

他分野におけるかなり専門的な話を聞くことができて刺激的でした。また、皆さん大変わかりやすい説明で門外漢でもかなりイメージしやすかったです。

74th TEDee @ 京大

 こんにちは。
 遅くなってしまいたいへん申し訳ありませんが、先週(10/22)のTEDee @ 京大の様子をご報告します。テーマの動画はこちらから。
<iframe src="https://embed-ssl.ted.com/talks/hans_and_ola_rosling_how_not_to_be_ignorant_about_the_world.html" width="640" height="360" frameborder="0" scrolling="no" webkitAllowFullScreen mozallowfullscreen allowFullScreen></iframe>

【内容】
 スウェーデンのグローバルヘルス・統計専門家ハンズ・ロスリング氏は、様々なバイアスによって人々は正確な知識を得られていないと指摘します。世界では、先進国の人の予想より多くの少女が学校に通っていて、貧困層は減ってきているのだと。そして息子のオラ氏と共に、どうやってそのバイアスを克服するのか、おもしろおかしく話を続けます。

【ディスカッション】
 今回は1つのグループで意見や感想を出し合った後に、それぞれが自分の考えをまとめてスピーチするというかたちでディスカッションを進めました。

①事実と異なる認識をしてしまう時
 初めの話題は、「現実よりひどい認識をしてしまった経験」についてでした。 飛行機事故の恐怖(実際は自動車事故の方が遭遇する確率が高いのに、やっぱり怖い)、イスラム教徒を見るとテロリストか疑う(すべてのムスリムが過激派なわけではないのに・・・)、北欧の福祉国家は日本より優れたシステムだという幻想(当たり前ですが、北欧の人々にも高い税率ゆえの苦労があります)等々・・・オラ氏の言うとおり、誤った認識の根底には恐怖があるようでした。

②正しい知識を持っている人を保障する国際的な資格制度?
 これはオラ氏の思いつきなようでしたが、世界の問題に関する試験を作成し、正しい知識を持っていると保障された人だけをジャーナリスト・国際機関職員などとして採用すべき、というアイディアがあるそうです。こんな制度実現できるのか?というのが二つ目のトピックでしたが、満場一致で無理だろうという結論に至りました。誰がその試験を作るのか、試験を作る人たちが自分のバイアスに影響を受けていたらどうするのか、というのが否定派の主な理由です。そもそもバイアス(主観)から完全に自立した客観的事実などありえないという意見もありました。

③ジャーナリストはなぜバイアスに惑わされるのか
 三つ目の話題はジャーナリズムでした。ロスリング氏の統計では、正しい知識から最も離れているのが報道機関の関係者だそうです。これについては、他のジャーナリストの受け売りを紹介するだけのジャーナリストが多いからだという意見がありました。また、読者の需要を満たすためにセンセーショナルな 記事を書いてしまいがちなのも理由の一つです。
 より多くの情報を得るためだけではなく、自分のバイアスに気付くためにも、報道内容や論調の異なる新聞を比較して批評することを意識しなければいけませんね。論点のズレを見つけたり鋭い指摘を受けたりする経験を積むことで、自分の主張がよりいっそう整理され洗練されてくるはずです。さらには、書き手自身(ジャーナリスト)のバイアスも見えてくるでしょう。

今回のディスカッションは以上でした。今回もなかなか濃い時間になったなあと思います。ありがとうございました。

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2014年10月18日土曜日

73rd TEDee @ 京大


こんにちは。今回は10月15日(水)の、73rd TEDee @ 京大の様子をご報告します!
時間の関係でディスカッションする動画が1本になってしましましたが、予想以上の人数の参加があり、活発な議論ができたと思います。

今週私たちが見た動画は、こちら。
<iframe src="https://embed-ssl.ted.com/talks/paul_piff_does_money_make_you_mean.html" width="640" height="360" frameborder="0" scrolling="no" webkitAllowFullScreen mozallowfullscreen allowFullScreen></iframe>

【内容】
 社会心理学者のポール・ピフ氏は、お金持ちがどのような行動をとるのかについて様々な心理学実験をしています。スピーチの中でも、モノポリーで勝っているプレイヤーは態度がどんどん尊大になっていくなどという面白い実験データを紹介しています。そして彼は、「イヤな」お金持ちが増えることで経済格差が拡大しており、もはやアメリカンドリームは現実に存在しないということに警鐘を鳴らします。


【ディスカッション】
 今回は人数が多く、3つのグループに分かれてディスカッションするという珍しい事態になったわけですが、私たちのグループでは次のようなテーマで意見を交換しました。

①財産は本当に「自分の努力の賜物」?
   ゲームを始める前に予め片方のプレイヤーだけが通常の倍の所持金受け取り、その後の給料も倍額もらえるというルールの下でのモノポリーの実験において、勝利の秘訣を聞かれた勝者(もちろん初めからお金持ちのプレイヤー)は、投資の内容ばかり語り、初めから自分に有利だったことを忘れてしまうそうです。現実社会の富裕層も同様に、「私が成功したのは私が頑張ったから。君が成功しないのは君の努力が足りないから」だと考えているのかもしれません。しかし実際には、お金持ちの家に生まれたからいい教育も受けられて仕事も成功したのであって、本人だけのおかげではない場合も多いはず。とすればその成功は本人だけのものではなく、社会全体でシェアすべきなのです。

   
②もしも自分が宝くじに当たって、突然大金を手にしたとしたら、何が変わるだろうか?
   ピフ氏によればお金を手にすると高確率でイヤなやつになってしまうようですが、たとえ宝くじが自分の人格に影響しなくても、周りの友達が変わってしまうことは防げないようです。邪な考えを持って近づいてきたり、当選者への嫉妬から脅迫メールを送ってきたりする人もいるそうなので、思いがけない収入は旅行か何かですぐに使い切ってしまうのが理想かもしれません。

③格差をなくすためには?
   ①の通り、初めから恵まれている人は成功しやすい。逆に、初めから貧しい人々は間違った選択(アルコールや薬物依存、10代での望まない妊娠など)を繰り返しやすく、さらに貧しくなっていく。とすると、やはり社会がこれを是正するには教育が大切だという結論に至りました。親が貧しくても、正しい選択をするための教育を受けた子供は、安定した仕事に就いて貧困から脱出するチャンスが増えるからです。

今回は本当にたくさんの方が来てくださいました。ありがとうございます。
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2014年10月16日木曜日

20th 朝TEDee@京大 ”How to reinvent apartment building”


お久しぶりです、和田です。夏休みも遊べたけれど、新学期の方がいろいろな人と会えて嬉しい今日この頃です。 今朝はこの動画を見てDiscussion しました!

Moshe Safdie: How to reinvent the apartment building

 

【動画の内容】
スピーカーは建築家です。世界中の都市では、人々はどんどん過密な環境で暮らすようになっています。そんな中で彼は、太陽の光と、緑と、外界との接点が住宅環境として必要だと考えています。
そこで彼は、今の人口密度の中でも自然との接点が多い状態で過ごすことができる新しい住環境を提案します。また、彼は集合住宅の中に魅力的な公的空間を作り出すことも大事にしています。たとえばシンガポールのパブリックスペースでは、屋上で泳ぐことができるようになっています。



【ディスカッション1 太陽、緑、風通し】
まず、スピーカーが重視している太陽光、緑、外界との接点について、私たちが実際どれほど必要としているか話しました。

太陽光の必要性は実用面、精神面ともに大きいという指摘が相次ぎました。実用面では、太陽光は朝起きるため、そして洗濯物を乾かすために有用です。精神面の話題では太陽があまり出ない北国の例が挙げられました。彼らは太陽を求めて南欧の国に行くことで有名です。スコットランド在住経験者は、ずっと太陽の光を見られない環境では憂鬱な気分になりやすいと語ってくれました。

一方、緑は必ずしも私生活に必要ではないという意見もありました。近くの公園に自然があればよいこと、植物を育てることやそれに伴う害虫対策が大変であること等のためです。こけだまやサボテンなど、比較的小さく手間のかからない植物を育てるのがちょうどいいようです。

外界の接点も、洗濯物干しや部屋の空気を入れ替え、またリフレッシュのために必要というなので、風通しのいい家に住みたいということでまとまりました。ちなみに「風通し」という単語がわからず調べたところVentilationというようです。その場にいた全員にとって初耳でした…。


【ディスカッション2 私的空間と公的空間】
次に、各人がプライベートな住空間をどれだけ必要とするか、集合住宅のパブリックスペースはどうあるべきかを話し合いました。

プライベートスペースについては、「外では友人との時間を過ごす分、自分の時間を部屋の中で確実にもちたい」という意見がありました。一方で、寮生活経験者からは「プライベートな空間は0でもいい」という強気な意見も出ました。

近隣住民とどれだけ関わり合いを持ちたいか、という問いに対しては、年に一度でよい、という人から月に一度ほどの人がいました。一方、シェアハウス経験者にとっては、毎日シェアメイトとコミュニケーションを取れることが醍醐味のようです。やはり近隣の人たちがどのような人か、によって左右されるでしょう。ぜひ素敵な人たちとコミュニティを共にしたいものです。

パブリックスペースで近隣住民とコミュニケーションをとりやすい工夫については、とても楽しそうな案が出ました。動画の中にあったようなスポーツをする場所のほか、ベンチ・スタバのようなカフェ、住民向けのラジオ局等のアイデアが出ました。実際に地元商店街によるラジオ放送を楽しく聞いているという人もいました。また、近隣住民との共同作業は必要だがしばしばうっとおしいものになりがちなので、リーダーシップをとってくれる大家さんや管理人さんのような存在がいてほしいという意見もありました。大家さん主催ならパーティーを開くことも楽しそうです。


***********

住むところの選択はかなりその人の価値観を照らし出すものかもしれません。皆さんも、住むところに欠かせないもの、あったら楽しいものについて話を広げてみてはいかがでしょうか。


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2014年10月10日金曜日

72nd TEDee @ 京大


こんにちは。

 今日は、後期初(10/8)になる京大でのTEDeeの様子をご報告します。TEDee@京大は、後期も引き続き毎週水曜日18:30~開催します。よろしくお願いします!

今週私たちが見た動画は、こちら。


【内容】
 今回のスピーカーは、ジャーナリストのウィル・ポッター氏です。9.11以降国民を監視する動きの強まったアメリカ政府は、動物愛護や環境保護を訴える非暴力的な活動家までもを「エコテロリスト」としてブラックリストに載せている、と彼は言います。表現の自由・結社の自由という国民の人権が蔑ろにされているわけです。

【ディスカッション】
 今回は、参加者を2つのグループに分けてディスカッションした後、参加者1人1人が意見を述べていくという形で進行しました。
 そこで、私のグループでは次のようなテーマで議論をしました。

 ①なぜジャーナリストは「需要のない」報道をしたがるのか?
   動物実験で弱っている犬や血まみれの精肉工場の写真なんて、誰も見たくないもの。それを敢えて撮影しても誰も喜ばない、という指摘もあります。しかし、正しい報道がされなかったために多くの国民が誤解したまま戦争に突入していった日本やドイツの過去に鑑みるに、やはりジャーナリストは人々の知りたくない事実も報道する義務があるし、その権利があるのではないでしょうか?

②報道の自由 v.s. 撮影される側の事情 [私たちの中のダブルスタンダード]
   ポッター氏のスピーチを聞いた直後、私たちは「活動家の表現の自由を保障すべき!不都合な真実であっても世界中に知らせる必要があることもある」と感じて、報道規制する政府に憤りを覚えました。
   ところが、捕鯨の話になると同じ問題でも態度が変わってしまいます。撮影禁止の場所で盗撮した捕鯨の様子を全世界に見せびらかして、「こんな風にクジラを殺す日本は野蛮だ」と非難を誘う報道に、日本の伝統を侮辱されたと感じてしまう。犬を食べる中国の地域でも、外国人による抗議活動が度々起こっているそうです。
  私たちの中にも矛盾があることに気づきました。

③ジャーナリストの仕事とは?
   ②の話から、理想の報道のあり方の話になりました。人に何らかの主張を伝える際、ジャーナリストは事実と自分の意見を冷静に主張するにとどめて、読者に反論の余地を残すべきだという結論にいたりました。扇情的になったり、反対意見を封じ込めたりするものは、報道でも活動でもなく、やっぱり「テロリズム」なんですね。
   
そういえば、途中で休憩がてら月食を見に外に出たりもしましたね~
というわけで、今回は以上でした。ありがとうございます。
来週も興味深い動画を見ようと思っているので、お楽しみに!



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2014年7月18日金曜日

40th TEDee@脳ジム

お久しぶりです!脳ジム担当、榎本です。

今回の動画はこちら


【概要】

骨再生に関する動画です。僕自身の研究内容に少し近いということで選びました。再生医療は近年のトレンドとなっています。骨をどうやって再生するか興味ありませんか?

【ディスカッション】

まずは各自の印象から。

・骨の再生治療について知らなかったため、驚いた
・骨再生できるなら全部再生させたらクローンできるよね
などなど

その後、骨を再生させる以外のアイデアについて話しました。

・髪の毛はどうだろう(笑)
・骨ができるなら歯の再生に応用したい

その後、骨の移植等について話しました。人工関節は移植の際の感染が非常に危険であり、今回紹介されているように傷口を小さく、骨を再生することができる技術は非常に重要になります。

年を重ねれば、骨は老化していきます。皆さんもいずれお世話になるときがくるかもしれないですね!

次回の脳ジムは9月です!!!

少し期間は空きますが、また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!


2014年7月10日木曜日

17th朝TEDee@京大 "How to make stress your friend"

こんにちは。和田です。今回は以下の動画を見てDiscussionしました。

Kelly Mcgonigal: How to make stress your friend





【動画の内容】
今回のスピーカーはスタンフォード大学の健康心理学研究者です。今回のTalkでは、「ストレスそのものではなく、『ストレスは健康に悪い』という思い込みこそが死亡率を高める」という驚きの研究成果が紹介されます。その仕組みを明らかにする実験も紹介されます。更に、ストレスは脳のホルモン反応を通じて私たちの社交性を高め、そのことがストレスの悪影響を劇的に軽減することも明らかにされます。彼女はこれらの研究から、新しいストレスとの向き合い方を提案します。それは今までのようにストレスを減らすことではありません。ストレスに対してポジティブな認識を持ち、人と協力しながらストレスに対処するという生き方です。

【ディスカッション】
①どんな時にストレスを感じるか、

具体的な状況としては、テスト勉強や受験勉強、就職活動、などが例として多くあげられました。
やるべきことが多くなりすぎた時・他人との競争が激しい時・周囲の期待が高い時であることが多いようです。

②ストレスに対してどう対処するか

まず、状況をポジティブにとらえること、ジョギングで体を動かすこと等があがりました。動画にあるように、人と話すことがストレスの害を減らすという意見も多く出ました。人と話すだけで、気持ちが明るくなり脳内が整理されます。特に、似た境遇にある人と話して共感することが効果的なようです。

他人との競争が課せられる試験のような場合はどうでしょうか。ここでは、他人を気にしすぎず自分のゴールを意識することでプレッシャーを軽減できるという意見がありました。一方で、他人の競争が勉強のモチベーションとなることもよく経験します。競争の外圧をうまく調節し自分の結果に生かせるといいですね。

また、周囲に期待されるプレッシャーに打ち克つ方法も探りました。トップアスリート達は、なぜ非常に大きなプレッシャーのもとでも成果を出すのでしょう。その要因は周囲の期待につぶされないだけの自信だという話がでました。自信は、練習や本番の成功体験から作られます。その一つ一つは小さなものでもよいので継続し積み重ねることが大事だという指摘がありました。このトピックでは、たくさんの体験談を聞くことができました。



忙しい日常を送るとき、また何かを達成しようとするとき、私たちは必ずと言っていいほどストレスを感じます。ストレスに対してポジティブな認識をしたうえでうまく対処できることは、人生の幸福度とも大きくかかわってくるのではないでしょうか。


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2014年7月3日木曜日

16th朝TEDee@京大【Googleの自動運転車】

こんにちは、2回目の登場となる和田です。
今回は以下の動画をもとにディスカッションしました。




【動画の内容】

今回のスピーカーは、グーグルで自動運転車を開発している人です。自動運転車とは私たちの代わりに機械やシステムが運転を担ってくれる車です。2011年の時点で、グーグルの自動運転車は砂漠でのカーレースに優勝した実績があり、アメリカの公道を普通の車に交じってテスト走行を続けています。動画では走行中の様子を見られる他、自動運転車のメリット、そして自動車事故撲滅を掲げる開発者の想いが語られます。


【議論の様子】
ディスカッションでは、まず自動運転車のメリットとデメリットを列挙しました。

メリット
  • ヒューマンエラーによる自動車事故が無くなる
  • 効率的な運転によりガソリンを節約できる
  • 渋滞を緩和できる
  • タクシーにとってかわることで移動コストが下がる
  • 免許を取る時間と費用の節約になる
  • 障がいのある人や高齢者など、現在車を運転できない人でも車を使って移動できるようになる

デメリット
  • 事故発生時の責任が使用者、車メーカー、システム開発者の誰にあるのかわからない。
  • タクシー業界等の需要が減り失業者が出る
  • 運転のスキルを持たない人が増え、車にトラブルがあった時対応できなくなる
  • 全ての車の運転を中央システムで制御する場合、システムへのサイバーアタックで交通網がマヒする恐れがある

特に、1番目のデメリットである法的なリスクが大きな問題となりました。
実際に事故が起きた場合に誰が責任を負うことになるかについても話し合いました。
法学部生から以下のような意見が出ました。

  • 普通の自動車と自動運転車両方の選択肢があった場合、自動運転車に乗ることを選んだ責任が車の使用者にあるのではないか。
  • そのため一方では、高齢者など自動運転車しか選択肢がない場合は自己責任を問えないのではないか。
  • 緊急時に使用者が対応することができる場合、使用者の対応の仕方が問われるのではないか。ただし、普段自動運転技術に依存した状態で緊急時のみ対応するのは難しい。

そのほかにも、考えるべき内容は多岐にわたり、法的なハードルはかなり高いようでした。

そのようなことも背景にあり、現在自動運転技術の扱い方は自動車業界を2分しています。自動運転技術をあくまで運転車の補助として活用するか、完全に独立して運転する技術とするか。補助として活用する場合、法的な責任のとり方は今までと基本同じです。そのため、前者の活用方法がより良いのではないかという人たちが今回も多かったです。

自動運転技術はずっと興味を持っていたテーマですが、今回の議論で新たな視点からリスクやメリットを見つめ直すことができました。社会の劇的な変化を伴う技術であるため、議論のポイントもまだまだあります。皆様も一度考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。


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2014年6月27日金曜日

15th 朝TEDee@京大【科学は驚きを失わせてしまうのか】

はじめまして、和田といいます。ずっとヒラ参加者だったのになぜか今回ブログを書く機会をいただけて嬉しいです(笑) 
今回は以下の動画を見てディスカッションしました。




【動画の内容】

この動画のプレゼンターは、科学についてのラジオ番組を担当している人です。この番組には「科学は夢や驚きを壊してしまう」という苦情がよく届くそうです。それに対してプレゼンターは、科学は夢を壊すのではなく、夢以上に素敵な見方を提供するのだ、と語ります。そして「多元宇宙論に思いをはせれば、自分が生きているだけで幸運に思える」などのユーモラスな例を挙げていきます。




【ディスカッションの内容】

この動画を踏まえて、私たちは以下のことについて話し合いました。

 ・科学や現実的な見方によって夢を壊された経験

 ・科学技術によってもたらされた夢ような体験

まず、夢を壊された経験として多くの人が挙げるのがサンタクロースです。

科学的に試算すると、一人のサンタクロースが12月24日の一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配ろうとするとサンタクロースは光速で飛び回っても間に合わない上に移動の風速で家がなぎ倒されるそうです…。

また、某飲料会社のCMのために、当初は緑だったサンタがそろって赤い服を着るようになったという衝撃の事実も上げられました。多くの子供たちが信じていたサンタが広告塔だったとは、夢が壊れますね。


ちなみに私は、子供の頃に両親がクリスマスプレゼントの相談を行っているメールを偶然読んでしまい、すべてを悟りました。



逆に、科学技術がもたらした夢もあります。高度な科学技術が用いられたものは原理を一つづつ理解するのが難しく、あたかも夢やマジックのように感じられることもあるのではないでしょうか。それは驚きやわくわく感を十分に与えてくれます。


身近な例は、飛行機です。なぜ飛ぶのか、という原理を知らない人にとって巨大な金属体が空を飛ぶなど夢のようです。アイドルグループであるパフュームのライブを映像でみるとマジックのように見えますが、これはIT技術などの多様な先進技術に支えられているそうです。


みなさんにとって、科学は夢を壊すものですか?それとも夢を広げてくれるものですか?振り返ってみると面白いと思います。




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