2014年10月10日金曜日

72nd TEDee @ 京大


こんにちは。

 今日は、後期初(10/8)になる京大でのTEDeeの様子をご報告します。TEDee@京大は、後期も引き続き毎週水曜日18:30~開催します。よろしくお願いします!

今週私たちが見た動画は、こちら。


【内容】
 今回のスピーカーは、ジャーナリストのウィル・ポッター氏です。9.11以降国民を監視する動きの強まったアメリカ政府は、動物愛護や環境保護を訴える非暴力的な活動家までもを「エコテロリスト」としてブラックリストに載せている、と彼は言います。表現の自由・結社の自由という国民の人権が蔑ろにされているわけです。

【ディスカッション】
 今回は、参加者を2つのグループに分けてディスカッションした後、参加者1人1人が意見を述べていくという形で進行しました。
 そこで、私のグループでは次のようなテーマで議論をしました。

 ①なぜジャーナリストは「需要のない」報道をしたがるのか?
   動物実験で弱っている犬や血まみれの精肉工場の写真なんて、誰も見たくないもの。それを敢えて撮影しても誰も喜ばない、という指摘もあります。しかし、正しい報道がされなかったために多くの国民が誤解したまま戦争に突入していった日本やドイツの過去に鑑みるに、やはりジャーナリストは人々の知りたくない事実も報道する義務があるし、その権利があるのではないでしょうか?

②報道の自由 v.s. 撮影される側の事情 [私たちの中のダブルスタンダード]
   ポッター氏のスピーチを聞いた直後、私たちは「活動家の表現の自由を保障すべき!不都合な真実であっても世界中に知らせる必要があることもある」と感じて、報道規制する政府に憤りを覚えました。
   ところが、捕鯨の話になると同じ問題でも態度が変わってしまいます。撮影禁止の場所で盗撮した捕鯨の様子を全世界に見せびらかして、「こんな風にクジラを殺す日本は野蛮だ」と非難を誘う報道に、日本の伝統を侮辱されたと感じてしまう。犬を食べる中国の地域でも、外国人による抗議活動が度々起こっているそうです。
  私たちの中にも矛盾があることに気づきました。

③ジャーナリストの仕事とは?
   ②の話から、理想の報道のあり方の話になりました。人に何らかの主張を伝える際、ジャーナリストは事実と自分の意見を冷静に主張するにとどめて、読者に反論の余地を残すべきだという結論にいたりました。扇情的になったり、反対意見を封じ込めたりするものは、報道でも活動でもなく、やっぱり「テロリズム」なんですね。
   
そういえば、途中で休憩がてら月食を見に外に出たりもしましたね~
というわけで、今回は以上でした。ありがとうございます。
来週も興味深い動画を見ようと思っているので、お楽しみに!



最近、TEDee@脳ジム も新たに加わり、TEDee@kyoto はパワーアップし続けています!
TEDビデオが好きな人、
英語でディスカッションしてみたい人、
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是非一度、参加しやすそうな会場に足を運んでみて下さい★

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