2012年7月26日木曜日

TEDee@宇治 #2 今回は…


実験室と居室の間にある蒸し暑い廊下のせいで最近体調を崩し気味です。温度差がすごい(+_+)
TEDee@宇治担当の西村哲 (あきら) です:)
以後お見知りおきを。

第二回TEDee@宇治、先ほど終わりました(^^)v

今回は前回と違ってディスカッションからプレゼンまで一通りできましたよ!!
\(^o^)/イェイ!!
それでは早速今回の動画をチェックしてみましょ~。

Jonathan Eisen: Meet your microbes



先に謝っときます。すみません(笑


ちょっと専門的すぎて分野外の人にとってディスカッションするのは難しかったみたいですね(*_*;

とりあえず動画の大まかな流れについて説明すると、

幼少時、突然Ⅰ型糖尿病にかかったプレゼンターは、その原因が抗生物質の過剰摂取による自己免疫の不全によると考えます。抗生物質は通常、身体にとって良くない細菌(病原菌)を殺します。そうすることで風邪などを治しているのですが、同時に身体の中に住んでいる良い細菌も殺してしまうのです。体にとって良い細菌は代謝を助けたり病原菌の侵入を防いだりといった様々な働きによって宿主である人の健康を維持する手助けをしています。過剰すぎる抗生物質の使用や身体の洗い過ぎは結果として”良い細菌”の減少をもたらします。良い細菌に目を向けるとともに、それらを使った新たな治療方法や健康維持の方法についての説明がなされます。
そして最後にThey are us, We are them (彼ら微生物は我々そのものである)と締めくくっています。

*糖尿病についてざっっっっくり説明すると(笑)、インスリンが分泌しなくなる病気で、食べ物をとってもエネルギーがうまく取り込まれなくなります。血糖値が上昇し、尿中のグルコース排出量が増加することで、”アリが寄るほど尿が甘くなる”ことから糖尿病と呼ばれています。

あまりに専門からかけ離れた人が多かったため、最初”ここで言われている微生物とは?”みたいな説明ばかりしてしまいました。どうもすいませんm(__)m


それでも僕たちのグループでは、
「良い細菌や悪い細菌の例ってどんなのがあるの?」
という質問から議論を開始しました。
ある人から森の土壌に存在する細菌は良い微生物であるという意見がでました。彼曰く、イギリスには人の森への無闇な侵入による自然破壊を避けるため、橋を作ったという話があるそうです。確かに人の侵入による森林破壊は叫ばれていますが、そのような話があることは知らなかったので驚きでした。また食品の製造には多くの”良い細菌”が用いられています。納豆、ヨーグルト、味噌、キムチ、チーズなどの発酵食品は細菌の働きなしでは作ることができません。
そう、そこのお父さん!!
あなたの好きなビールも微生物たちのおかげですよ!!!
微生物たち、いつもありがとう!!(私情はさみました)


一方で悪い細菌とは人間に害を及ぼす微生物であるという意見が出ました。例えば病原菌です。またそうした人間の健康を脅かす病原菌に対抗するために開発された”ワクチン:vaccine”は非常に画期的な発想だったのだろうという意見にはみんな納得でした(^v^)
また食品に関すると、良いとか悪いとかってのはそこに住む人の味覚にもよるのかもしれないという意見が出ました。美味しいとか不味いとかっていう味覚の話はやはり深いなぁと改めて感じました。


プレゼンテーションでは他のグループの話しあった内容を短くまとめてシェアしました。
他のグループでは我々の身体の中に住む細菌に焦点を当て、どのように良い細菌、悪い細菌を区別するかまたそれらに対してどのようにアプローチをしていくかが大事であるという結論を述べてくれました。良い細菌を体内に届けるようなサプリメントを開発するのも良いのではといった具体的な考えについても話し合われたようでした。


本日のTEDee@宇治に来てくださったみなさん、ありがとうございました。
一回目よりも二回目、二回目よりも三回目といった感じで少しずつ改善できるところを改善して、
進歩していきたいと思います(*^^)v
初めての方も二回目の方も全ての方のご参加をお待ちしています!


以上TEDee@宇治#2 のレポートでした。
読んでくださってありがとうございます(@^^)/~~~


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*TEDee@宇治は毎週木曜の19時半から京大宇治キャンパス内で行っています!

早速ですが8/2 (木)にもやりますし、今後も定期的に開催する予定なので興味をもった方、英語を話したいなって方はぜひぜひご参加ください:)
アップされているTEDの動画を見てみるだけでも良いんで、まずはチャレンジしてみてくださいね♪

*We hold TEDee@Uji every thursday from 19:30-20:30 in Kyoto University Uji campus, And next TEDee@Uji is going to be held on August 2nd.
I'd like you to just watch TED clip I uploaded because it's fun and probably you'll catch something interesting from this:) 


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*8月5日にTEDee主催の全体交流会を開催します。
ようは飲み会ですが、色んな人とTEDeeを通してつながれる良い機会だと思いますので、興味を持った方はぜひぜひご参加ください。大学生のみならず社会人の方のご参加もお待ちしております:)
人数に限りがありますが、今ならまだまだ席数に余裕あるんで、こちらもお願いします~♪♪

*TEDee Kyoto the first general gathering are going to be held on August 5th.
WE really welcome all of you who are interested in TEDee activity, or even just wanna drink!!We are sure that it will provide all attendees with good opportunity to meet new persons:) Although the seats are limited, so far there are enough spaces to offer.
Please let us know your attendance on Facebook page if you are interested:)
Here you can find more information!!→http://www.facebook.com/events/340934922647911/


We are looking forward to seeing you there(@^^)/~~~


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TEDee@Kyotoについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
TEDee Kyoto|https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
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2012年7月25日水曜日

【荒れる交流会】TEDee@アンテナカフェ丸太町

今年も京都らしく、クソ暑苦しい日々が続きますが皆さまご機嫌いかがでしょうか。特に学生の皆さまにおかれましては、これからテスト期間の為、フィジカルだけではなく脳の汗をかく日々が続くと思いますが、そういうのは私たちのイベント TEDee へお越しいただけますとどうにかなります。


どうも。芋けんぴおいしいTEDee Kyotoタイチムラカミです。
このように自身の名前を表記するだけで、大体の方は僕の事を名前で呼んでいただけるでしょう、という心理的戦略です。(・ω<)☆







(・ω<)☆



というわけで、7/23(Mon.)のTEDee@アンテナカフェ丸太町の報告を行います。



(ブログの動画を見るだけでも、お勉強になるよ!)     (・Н・学)





動画①
Don Tapscott: Four principles for the open world






情報化社会の特徴を捉え、その中での私たちの立場がどうあるべきか、という事を説いた動画です。



4 principles for open the world...

1. Collaboration

2. Transparency

3. Sharing

4. Empowerment


ディスカッションの内容としては、

・各原則についてに関するアイデア。(情報漏洩、知的財産権・・・などなど。)
・ラストの鳥の群れ(メタファー)が意味するメッセージとは??
・インターネットが伝達する人々が持つ"Intelligence"とは???


・・・・などなど。などなど。

スピーカーは情報化社会が明るい未来を生む、というスタンスだったので、このスタンスに対するagree or disagreeの意見も。



そして二つ目は


Marc Goodman: A vision of crimes in the future





情報化社会、テクノロジーの進化が生み出す、犯罪の可能性・・・!

一つめの動画とはま逆のポジションです。
この面白い二つの動画チョイスをしてくれた いとやん センキュー!

テクノロジーが進化→犯罪者からしたら法の網から脱する手段が増える!という動画です。
3Dプリンター→拳銃・・・!


さて、このような世界で私たちはどのようにすればいいんでしょうかね?
1つ目の動画の"Transparency"のネガティブポイントを突いたような議論になりました。





そしてイベントが終わり交流会へ☆



た の し か っ た ・ ・ ・ ・ ・ !



夏だからね。夏。夏だぜ・・・・!


そんな交流会まで楽しいTEDee。是非是非いらっさい。

なんと、来週のイベント(30日)@アンテナカフェを終えると
TEDee Kyoto、小休止を行います・・・。 残念すぎる。


ううう。
みなさん、忘れないでね!


直近のTEDee Kyotoイベント

■7月30日;お試しTEDee@アンテナカフェ丸太町
■8月5日:TEDee Kyoto全体交流会!



アンテナカフェ丸太町さん
いつもありがとうございます♪



(・ω<)☆

2012年7月22日日曜日

7/19 TEDee@宇治 #1 開催しました!!


みなさん初めまして。
TEDee@宇治担当の西村哲(あきら)です:)以後お見知りおきを。

7月19日(木)、記念すべき初のTEDee@宇治が開催されました!

初めてということもあり気合を入れて動画を選びましたよ!
今回の動画はこちら!
Hans Rosling: Global population growth, box by box



実はこの動画、毎週月曜の11時からEテレで放送中の

”スーパープレゼンテーション”
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/

の中でも取り上げられていました。

スピーカーであるHans RoslingはSwedenにあるカロリンスカ研究所でglobal healthについて研究している教授さんです。
色彩豊かなボールが次々と動く動画を用いてわかりやすく世界の変化を伝えるとともに、Sweden人らしくVolvoやIKEAといったSweden発のブランドを随所に取り入れることで、世界の深刻な健康衛生に関する問題、人口爆発の現状についてユーモアを交えて語ります。普通に見てて面白い展開ですので、ぜひ時間があるときにご覧ください!


動画の内容をざっくり説明すると、

世界の最富裕層と最貧困層の差は50年前も今も大きくは変化しておらず、将来的にその差を埋めないことには今後も人口増加は継続されていく。なぜなら貧困国では、子供の生存率が低いために一人の母親が子をたくさん生む傾向にあり、それが結果として世界人口の増加につながっていくからだとRoslingは言います。
そしてそのために今後我々がなさねばならぬことは貧困層の子供の生存率を上げることである。
Seemingly impossible is possible (一見不可能に思えることは実現可能なことだ) 

と言った感じです。


ディスカッションでは、集まってくれたみなさんとともに、彼が言うように世界の人口増加を停めるためには何が必要なのかということを話しました。
「roslingが言うように子供の生存率を上げるだけでいいのだろうか」という疑問に対し、教育面や経済面での支援が不可欠、行政の果たす役割が大きいなどといった意見がでました。もちろんこの問題は非常に複雑で一つの答えがなく、その一つの切り口として子供の生存率は重要なファクターであるのではという意見もありました。また貧困国では将来的に国を担う子供たちが家族を養うために働かされている現状があり、教育を整備しても、学校に通わせようとする親ばかりではないのではないかという新たな問題にも話が及びました。

またタイからの留学生の方が参加してくれていたこともあり、途中からは日本とタイとの違いについて色々話ができました。
面白かったのが、日本では人口の減少が問題になっているのに地域によっては子供があふれている場所もあり、地域ごとの格差が生じているのでは?という意見でした。
先進国と発展途上国では国の中での技術的、金銭的なギャップに大きな差があります。タイ国内でもバンコクのように非常に栄えている都市がある一方で場所によっては電気が通っていない地域もあるそうです。そういう点で日本は非常に恵まれていることを改めて実感しました。

そういった話が直に聴けるのも、英語で考えをシェアする魅力だったりします:))

今回は初開催ということもあり、グループに分かれてプレゼンテーションを行うことはできませんでしたが、それでも集まってくれた方々と有意義な英語議論ができました:D
次回以降はさらに参加者が増えてくれることを祈るばかりです:p

以上TEDee@Uji #1レポートでしたー(@^^)/~~~


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*TEDee@宇治は毎週木曜の19時半から京大宇治キャンパス内で行っています!
早速ですが7/26(木)にもやりますし、今後も定期的に開催する予定なので興味をもった方、英語を話したいなって方はぜひぜひご参加ください:)
アップされているTEDの動画を見てみるだけでも良いんで、まずはチャレンジしてみてくださいね♪


*We hold TEDee@Uji every thursday from 19:30-20:30 in Kyoto University Uji campus,And next TEDee@Uji is going to be held on July 26th.
I'd like you to just watch TED clip I uploaded because it's fun and probably you'll catch something interesting from this:) 


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*8月5日にTEDee主催の全体交流会を開催します。
ようは飲み会ですが、色んな人とTEDeeを通してつながれる良い機会だと思いますので、興味を持った方はぜひぜひご参加ください。人数に限りがありますが、今ならまだまだ席数に余裕あるんで、こちらもお願いします~♪♪


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I'm so sorry that I didn't describe the contents of last TEDee@Uji in English.
Maybe next time I'll try to upload the blog in English ;) 

TEDee@Kyotoをもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください
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2012年7月18日水曜日

第18回|お試しTEDee@アンテナカフェ




TEDeeの糸山です。
2週間ぶりの参加でした。


Alanna Shaikh: How I'm preparing to get Alzheimer's




アルツハイマー病の祖父をもつスピーカーは、いつアルツハイマー病にかかっても希望を失わないように行うべき3つのことを話します。

#1 Changing what I do for fun
#2 Working to build my physical strength
アルツハイマー病になると、心身ともに能力が低下します。そうなると今まで当たり前にできていたことが急にできなくなります(ex.読書、映画鑑賞、運動…)。そのような状態になっても希望を失わないため、アルツハイマーになってからも楽しめる娯楽、そして体力を維持するための方法を探るべき。

#3 Become a better person
スピーカーの祖父はアルツハイマー病になってからも、多くの人(スピーカー含め)に愛されてるとのこと。その理由としては祖父が純粋に良い人であるからだとスピーカーは述べている。たとえ心身ともに不自由でも、心は変わっていない。アルツハイマー病になっても、自分の心は生き続けるべき、とスピーカーは訴えかける。

我々のグループははじめ上記の3項目をまとめ、なぜそれぞれが重要であるか議論。議論が進んでいくなか、グループの中にアルツハイマー病に掛かりそうな祖父を持つ方が、アルツハイマー病の発祥を遅らす、また心を保つためにはコミュニケーションが大事だと述べた。その理由は、多くの人と会話することにより社交的になり、人と関わりを持っていく中で思いやりなどの心が形成され、結果として多くの人から慕われ、純粋な心を形成することができる。
しかし、アルツハイマー病にかかったら、いくら心を純粋に保っていても、本人の意志と反対に、心はコントロールできなくなるのかもという意見もありました。




John Hodgman: Design, explained.




スピーカーはコメディアン、TVスター、大学は文学部卒。そんな人がデザインについて語ります。

LAX(ロサンゼルス国際空港)の建造物、フィリップ・スタルクによるレモンジューサー、そしてiPhoneについて解説。

“LAXのこのビルは宇宙人によって建てられた”
“これは3つのもの一気に突くことができるフォーク…いや、ミニチュア宇宙船…いや、あなた脳みそを吸い取るもの…いや、レモンジューサーです”
“iPhone? なにそれ? ああ、あれね。昔家のタイルとして使われてたなー…いえいえ、iPhone、毎日使わせていただいてます。電話としても使います。”

はい。意味がわかりませんね。グループ内で議論を始めみんなが口を揃え “このスピーチ、単なる冗談だろ!”と。確かに言葉だけを追うと冗談に聞こえます。しかし、このスピーチにはメッセージがあります(少なくともあると自分たちは信じ議論を進めました)。

それは”デザイン”と“機能(性)”のギャップです。

iPhoneを例に説明します。正直iPhone,一目見たら何かわかりませんね。電源が入らなければ単なるおしゃれな置物、もしくはタイルにもなりえます。
近年の製品、モノは見た目 (デザイン)と機能のギャップが激しい。
我々はそれを肯定的に捉えるべきなのかどうかという議論を行いました。ほとんど皆が賛成でした。一番の理由としてはデザインと機能性のギャップが魅力的である、魅了されるから(予測不可能感がワクワク!)。しかし、高齢者の方など、理解し難いのではないかという反論もあった。
終盤は、良いデザインは何かという議論に向かっていく。みんなの意見をまとめるとこんな感じ。

“手にとった瞬間それが何のためのものか理解できる”
“シンプルで、あきないデザイン”
“毎日のように使うものはシンプル、たまに使うものは派手・ユニークなデザインがいい”

私達の周りはデザインだらけ。正確にいえば誰かにデザインされたもの。ちょっと視点を変え、“これは何でこんなデザインなの?”と問いかけてみると、 世の中の見え方が変わります。



TEDeeに参加すると毎回新たな視点が形成される、そんな素敵なイベント、参加しませんか?
詳細は下記の通り


TEDee Kyoto|https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
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アンテナカフェ丸太町さん、開催場所の提供いつもありがとうございます。




2012年7月12日木曜日

夏休みまえ最後!25th TEDee@京大

こんにちは。まっきーです。


昨日は、京大吉田キャンパスでは夏休み前最後のTEDeeでした。
なんと今回は20人近くいらっしゃいました!
皆さん本当にありがとうございます!!:)




1.選択の自由は不幸につながる?

”幸せになるための秘密は、期待のハードルを低くすることである” ーby 心理学者バリー・シュワルツ





従来の考えでは、よりよい福祉や幸福の追求のためには、多くの選択肢があることが必要であった。しかし現在は幅広い選択肢が、むしろ人々を不幸にしている。
選択の裁量・自由が広がることは、最終決定を下す責任を負わされた選択者を麻痺させ、決断を下した後も 他の選択肢を選んだ際に得られたであろう幸福を想像しそれに苛まれることが、過去の選択により現在得ている受益に対する満足度を下げる。


・・・こんなことをまともに議論されたら、どうしますか?笑


これには賛否両論がありましたが、私のグループはこの主張に対して否定的でした。
「そもそもこの問いかけをすることに意味はあるのだろうか」というものから、「期待のハードルを下げれば必然的に得した気分になる気持ちはわかる」という意見まで幅が広かったです。
個人的には、「自由選択の機会が重荷である」と主張するスピーカーが出てくるなんて、自己選択することもままならないくらい人間の知性は退化してしまったのだろうか、なんて悲観的になってしまいました・・・


まあでもひとつ確かなのは、選択肢が絞られひとつの最悪な選択肢しか残らず、絶望的になったときにこそ、幸せがやってくることでしょうか笑




2.国益と地球全体の利益、どちらを優先させる?

”時には利他主義に見えるものでも、アフリカやその他の途上国では「利他的」以上のものがある。それは、「見識ある自己利益の追求」である。”ー by ブラウン元英首相





国益を追求することと世界市民として地球全体の利益を追求することは、必ずしも相反することではない、というのがブラウンさんの主張でした。
これに関してもかなりシニカルな意見を持った人が多かったように見受けられます。
地球温暖化に関するサミットは、国々が協力して長期的な視点から地球環境を守っていこう、という建前の裏で各国の国益や利害がせめぎ合っており、結局生産的な議論ができていないのが現状であったり、アメリカの安全保障政策は結局のところ自己の国益が重視されたり、海外への援助も畢竟ソフト・パワー、つまりパブリック・ディプロマシーといった戦略があったり・・・。

結局私のグループでは、主権国家が存在する以上global citizenshipはやや理想的すぎる発想である、という結論が導かれました。



なんだか頭をたくさん使う議論でした笑
こんな話をしていると、25分のディスカッションタイムがあっという間に感じてしまいます。
しゃべっているうちに、いつの間にか今回のTEDeeも終了。
気づいたら夏休み前最後のTEDeeでした。

TEDeeに参加することによって得たいものや目的は人それぞれですが、
私は英語能力やファシリ能力向上のみでなく、高校生や留学生から博士課程、社会人の方までさまざまな分野で活躍されている皆さんの物事に対する姿勢や考え方についても多くのことを学べたと思っています。

まだTEDeeに参加されていない方も、今回初めて来てくださった方も、リピーターの方も、また夏休み中(おそらく8月中旬に京大TEDeeを企画します)にお会いできることを心待ちにしています:)
今後ともTEDee@京大をよろしくお願いします!

2012年7月11日水曜日

★TEDee@アンテナカフェ丸太町☆



こんばん!(ロゴがいい感じですね!TEDee Tokyoの方が生み出してくれました。感謝です!)

TEDee Kyoto代表のタイチムラカミです。マイブームはTwitterでヒトを誘導するつぶやきを考える事。

Twitterを始めとするウェブ上の発言は、法に触れたり他人を巻き込んだりしなければ、大体大丈夫っぽい
ので、みんな積極的に自分を出したらいいと思うよ!

そんな話はどうでも良くてですね
昨日のTEDee@アンテナカフェ丸太町のレポを行います!


動画①

マイケル・プリチャードが汚水を飲料水に変える





 

インフラ設備に頼らずして、途上国の人がきれいな水を飲めるボトルを開発。
フィルターの細かさは、ウイルスの直径より小さいらしい。すげぇ。


しかし、これを送るだけで、持続可能な水の供給は可能だろうか?
途上国の人が、安定してこのボトルを使うには、どうしたらいいだろうか?????


といったようなお話をしました。
最新テクノロジー系の動画で話題を作るには、「既存のシステムではダメなの?」といったようなトピックを出すと、最新テクノロジーの穴が見えたりするので吉。な気がします。



2本目!


ステファン・サグマイスター:長期充電休暇のちから







バカンスに行きたい私です。

さて、全てを察したようなスピーカーさんですが(笑)
彼の長期休暇理論が、このような作品を生み出した!という動画です。


日本のビジネスシステムで適用できるのでしょうか?
ワーカホリック・ジャパニーズにとっての休日・お休みとは???


少し謎な雰囲気を醸す動画でした。



・・・・と
お試しではないレギュラーイベントを開催しましたが、いかがでしたか??:)
最近みなさまテスト前などでお忙しい中だと思いますが、TEDeeに来てリフレッシュ!というハイレベルな日常を過ごしてみるのも悪くはないと思います。笑


そんなTEDee Kyotoグループは
こちら→https://www.facebook.com/groups/224161817629970/
Twitterもやってますっ。 @TEDeekyoto
お便りは→kyototedee@gmail.com マデ!


アンテナカフェ丸太町さん いつもありがとうございます♪

2012年7月10日火曜日

第6回TEDeeKyoto 朝活@アンテナカフェ


どうもー!
鴨川沿いを自転車で走るのが大好きな谷森ですー(*^_^*)
本日は、第6回 朝活が開催されました!

使用した動画はこちら!
Julian Treasure: 5 ways to listen better
http://www.ted.com/talks/lang/en/julian_treasure_5_ways_to_listen_better.html

雑音にもまれて「聞く能力」が低下している…どうすれば?
ディスカッション!!!

まずは音を楽しもう!

①artificialではなくnaturalな音を楽しもう!
つけているだけのテレビを消して、耳をすませてみよう…
そうすれば、鳥や猫の鳴き声、風鈴の音など時間や季節を感じさせてくれる音に気付くはず。

②①が難しいなら、日常の音を楽しむ工夫をしてみよう!
話者は、コーヒーグラインダーの音がワルツのリズムに聞こえる、と言っています。
このように、何気ない音をほかのものに結び付けて聞いてみると、興味深いですよね。
私は、夏に冷蔵庫がグオーとなっているのを聞くと、「こんなに頑張らせないでよ><」と言っているように聞こえます笑

そして、次のステップ!
話す人の持つ背景を意識して、話を聞き→まとめる→それについて質問する、の流れができるようにしましょう!



今週も素晴らしいスタートが切れました!
来週以降、まだまだ空きがありますので是非お越しください☆

TEDee@Kyotoをもっと知りたい!
Facebook ページ
→Facebookアカウント持ってない!→kyototedee@gmail.comへ連絡ください☆

以上、朝活レポートでしたー(^^)/

2012年7月5日木曜日

24th TEDee@京大

いま下宿先の寮で寮生がタニシと格闘しながら捕獲した赤ちゃんエビを保護しようと必死になっています。かわいいです。
まっきーです。

今日は24回目のTEDee@京大でした。

1.Steve Jobs: How to live before you die
(動画をembedできなかったので、↑のリンクからご覧ください)

かの有名なジョブス氏のスタンフォード大学卒業式での講演です。
名言が惜しみなくちりばめられた宝石箱のような動画です笑
過去の経験がいずれにしろ将来につながるものである、心から愛するものを追求せよ、現状に満足せず探し続けよ、時間は有限だから後悔のないように生きよ、自分の信念を持て、貪欲であれ、愚直であれ。

どの言葉にも、根底にはFollow your heart. You've got believe in yourself.があるんでしょうね。
話はずれますが、アグネス・チャンさんもこの間話を伺った時に同じことをおっしゃっていました。
心から好きで、やりがいがあり、過去の経験が存分に生かせるようなお仕事を見つけたいものです。


2.Michael Specter: The danger of science denial



このスピーカーさんは、科学について疑ったり寓話を信じることで過度に懐疑的になるのではなく、科学を見つめ直してほしい、という主張をしていました。
例えば遺伝子組み換えについては、
「遺伝子組み換えは科学的な検証により安全であるとされているにもかかわらず、人々は「遺伝子組み換えは安全でない」という信念を持っており遺伝子組み換え作物をつくることに消極的である。結果として技術があるにもかかわらず、途上国で飢えている人がいるにもかかわらず、科学的根拠のない過度な用心深さから彼らを助けられない。これはhigh-tech colonialismだ」という、興味深い論調でした。

この動画に対しては反対の意見が多かったように見受けられました。科学は完全で常に正しいわけではないから我々が懐疑的になるのであるから、そもそものスピーカーの「科学は正しい」という前提じたいが間違っている、遺伝子組み換えは危ないか決定的な証明はないものの予防原則によって慎重に対応すべきである等々。


TEDeeの後のカンフォーラディナーでは、ついに3人前のパーティーパスタを注文をしちゃいました!美味でした。
因みにカンフォーラの生姜は、ついにポースステーキ抜きで炎上することを好んだ模様です。


来週は、毎週開催されているTEDee京大の、夏休みまえラストのセッションです
ぜひおいで下さい:)

2012年7月4日水曜日

17th お試しTEDee@アンテナカフェ丸太町



こんにちわ!そしてはじめまして。今回初めてTEDeeに参加し、ファシリを務めさせて頂きました、村田です。
 今回は二本の動画をみました。

 ⑴Arthur Benjamin's formula for changing math education


まず一本目の動画では、今日のアメリカの数学の教育システムには欠陥があり、改革する必要があるという内容でした。Benjaim氏によれば、現代は不確実性に溢れた時代であり、微分積分をゴールとする数学教育は時代遅れだということです。ので、不確実性を対処できる、統計学をゴールに置く数学教育へ変えて行こういうのが彼の主な主張でした。

 ディスカッションタイムでは、二つの質問を軸に議論を進めました。
①日本の数学教育について、どう思うか。
②Bejaim氏の提案は有効なものであるか。 

①について
いろいろメリットもデメリットもあるけど、アメリカの数学教育の問題と共通して、実生活の中で数学を応用しづらいということが挙げられました。 

②について
Bejaim氏の案は有効かもしれないが、統計学が発達することによって、むしろ金融機関などに悪用される可能性も出てくるのではないかという意見もありました。また統計学がしっかり応用されていれば、福島原発事故は防げたのかという議論も出てきました。 そして、アメリカと日本の教育システムの事情は異なるで、我々の視点から安易に賛同することはできないという至極まともな意見もありました。


 そして、二本目です!
 ⑵Gary Kovacs: Tracking the trackers 
 

動画の内容は、今日我々はインターネット上で自由を得たが、それはプライバシーを犠牲にすることによって成り立ってしまっているということでした。

 そこで投げかけた質問が以下のものです。
①ネット上で追跡されている事実について、考えたことがあったか。また追跡されていることは、そこまで深刻なことなのだろうか。
②Kovacs氏が勧める手段以外にどう私達の情報を守ることができるのか。 

①について
大半の方は、その事実については知らなかったし、かなり怖いことであるとのことでした。一方で、自分の情報なんて知られても構わないという意見もあり、興味深かったです。

②について
 最も大胆な意見としては、インターネットを辞めるというものがありました笑 またネットでの情報追跡産業が収益を上げているという事実に着目して、その産業に規制をかけるべきだとの声もあがりました。しかしながら、アマゾンに見られるように、個人の嗜好に合わせて、商品を広告するということも可能になるので、必ずしも情報が追跡されることは悪いことではないのではという意見もありました。

代表者村上さんからは、watcher側の人間であるはずのKovacs氏がどういう意図をもって、ネット上の人々の情報を収集しているのか気になるという意見を頂きました。 

以上が今回のTEDeeでした!今回初めてファシリましたが、議論を進行させるのは面白いけど大変ですね。これからもどんどん議論が白熱するようにファシリますので、よろしくお願いします! 

会場先のリンクです。