2012年7月18日水曜日

第18回|お試しTEDee@アンテナカフェ




TEDeeの糸山です。
2週間ぶりの参加でした。


Alanna Shaikh: How I'm preparing to get Alzheimer's




アルツハイマー病の祖父をもつスピーカーは、いつアルツハイマー病にかかっても希望を失わないように行うべき3つのことを話します。

#1 Changing what I do for fun
#2 Working to build my physical strength
アルツハイマー病になると、心身ともに能力が低下します。そうなると今まで当たり前にできていたことが急にできなくなります(ex.読書、映画鑑賞、運動…)。そのような状態になっても希望を失わないため、アルツハイマーになってからも楽しめる娯楽、そして体力を維持するための方法を探るべき。

#3 Become a better person
スピーカーの祖父はアルツハイマー病になってからも、多くの人(スピーカー含め)に愛されてるとのこと。その理由としては祖父が純粋に良い人であるからだとスピーカーは述べている。たとえ心身ともに不自由でも、心は変わっていない。アルツハイマー病になっても、自分の心は生き続けるべき、とスピーカーは訴えかける。

我々のグループははじめ上記の3項目をまとめ、なぜそれぞれが重要であるか議論。議論が進んでいくなか、グループの中にアルツハイマー病に掛かりそうな祖父を持つ方が、アルツハイマー病の発祥を遅らす、また心を保つためにはコミュニケーションが大事だと述べた。その理由は、多くの人と会話することにより社交的になり、人と関わりを持っていく中で思いやりなどの心が形成され、結果として多くの人から慕われ、純粋な心を形成することができる。
しかし、アルツハイマー病にかかったら、いくら心を純粋に保っていても、本人の意志と反対に、心はコントロールできなくなるのかもという意見もありました。




John Hodgman: Design, explained.




スピーカーはコメディアン、TVスター、大学は文学部卒。そんな人がデザインについて語ります。

LAX(ロサンゼルス国際空港)の建造物、フィリップ・スタルクによるレモンジューサー、そしてiPhoneについて解説。

“LAXのこのビルは宇宙人によって建てられた”
“これは3つのもの一気に突くことができるフォーク…いや、ミニチュア宇宙船…いや、あなた脳みそを吸い取るもの…いや、レモンジューサーです”
“iPhone? なにそれ? ああ、あれね。昔家のタイルとして使われてたなー…いえいえ、iPhone、毎日使わせていただいてます。電話としても使います。”

はい。意味がわかりませんね。グループ内で議論を始めみんなが口を揃え “このスピーチ、単なる冗談だろ!”と。確かに言葉だけを追うと冗談に聞こえます。しかし、このスピーチにはメッセージがあります(少なくともあると自分たちは信じ議論を進めました)。

それは”デザイン”と“機能(性)”のギャップです。

iPhoneを例に説明します。正直iPhone,一目見たら何かわかりませんね。電源が入らなければ単なるおしゃれな置物、もしくはタイルにもなりえます。
近年の製品、モノは見た目 (デザイン)と機能のギャップが激しい。
我々はそれを肯定的に捉えるべきなのかどうかという議論を行いました。ほとんど皆が賛成でした。一番の理由としてはデザインと機能性のギャップが魅力的である、魅了されるから(予測不可能感がワクワク!)。しかし、高齢者の方など、理解し難いのではないかという反論もあった。
終盤は、良いデザインは何かという議論に向かっていく。みんなの意見をまとめるとこんな感じ。

“手にとった瞬間それが何のためのものか理解できる”
“シンプルで、あきないデザイン”
“毎日のように使うものはシンプル、たまに使うものは派手・ユニークなデザインがいい”

私達の周りはデザインだらけ。正確にいえば誰かにデザインされたもの。ちょっと視点を変え、“これは何でこんなデザインなの?”と問いかけてみると、 世の中の見え方が変わります。



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詳細は下記の通り


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アンテナカフェ丸太町さん、開催場所の提供いつもありがとうございます。




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