2012年7月4日水曜日

17th お試しTEDee@アンテナカフェ丸太町



こんにちわ!そしてはじめまして。今回初めてTEDeeに参加し、ファシリを務めさせて頂きました、村田です。
 今回は二本の動画をみました。

 ⑴Arthur Benjamin's formula for changing math education


まず一本目の動画では、今日のアメリカの数学の教育システムには欠陥があり、改革する必要があるという内容でした。Benjaim氏によれば、現代は不確実性に溢れた時代であり、微分積分をゴールとする数学教育は時代遅れだということです。ので、不確実性を対処できる、統計学をゴールに置く数学教育へ変えて行こういうのが彼の主な主張でした。

 ディスカッションタイムでは、二つの質問を軸に議論を進めました。
①日本の数学教育について、どう思うか。
②Bejaim氏の提案は有効なものであるか。 

①について
いろいろメリットもデメリットもあるけど、アメリカの数学教育の問題と共通して、実生活の中で数学を応用しづらいということが挙げられました。 

②について
Bejaim氏の案は有効かもしれないが、統計学が発達することによって、むしろ金融機関などに悪用される可能性も出てくるのではないかという意見もありました。また統計学がしっかり応用されていれば、福島原発事故は防げたのかという議論も出てきました。 そして、アメリカと日本の教育システムの事情は異なるで、我々の視点から安易に賛同することはできないという至極まともな意見もありました。


 そして、二本目です!
 ⑵Gary Kovacs: Tracking the trackers 
 

動画の内容は、今日我々はインターネット上で自由を得たが、それはプライバシーを犠牲にすることによって成り立ってしまっているということでした。

 そこで投げかけた質問が以下のものです。
①ネット上で追跡されている事実について、考えたことがあったか。また追跡されていることは、そこまで深刻なことなのだろうか。
②Kovacs氏が勧める手段以外にどう私達の情報を守ることができるのか。 

①について
大半の方は、その事実については知らなかったし、かなり怖いことであるとのことでした。一方で、自分の情報なんて知られても構わないという意見もあり、興味深かったです。

②について
 最も大胆な意見としては、インターネットを辞めるというものがありました笑 またネットでの情報追跡産業が収益を上げているという事実に着目して、その産業に規制をかけるべきだとの声もあがりました。しかしながら、アマゾンに見られるように、個人の嗜好に合わせて、商品を広告するということも可能になるので、必ずしも情報が追跡されることは悪いことではないのではという意見もありました。

代表者村上さんからは、watcher側の人間であるはずのKovacs氏がどういう意図をもって、ネット上の人々の情報を収集しているのか気になるという意見を頂きました。 

以上が今回のTEDeeでした!今回初めてファシリましたが、議論を進行させるのは面白いけど大変ですね。これからもどんどん議論が白熱するようにファシリますので、よろしくお願いします! 

会場先のリンクです。

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