2013年10月25日金曜日

40th TEDee@Uji 楽観主義の落とし穴とその対策

こんにちは。
また台風が来てるみたいですね。雨の日の良い過ごし方を模索中です(*_*)
TEDee@Uji担当の西村です。

それではさっそく昨日行われたTEDee@Ujiの様子をお伝えしますね。
その前に、

実は!何と!今回で40回目!でした(*^^)v


これからも宜しくお願いしますm(__)m新たに参加したい方はいつでもWelcomeです:)


さて、今回の動画はこちらです!


Tali Sharot: The optimism bias


【大まかな内容】

認知科学者であるスピーカーは、人は一般的に「自分のことに対しては楽観的であるが、他人のことに対しては現実的である」ことを様々な例を用いて説明します。
例えば多くのカップルにとって離婚は他人事であり、自分たちに起こる確率は0%だと言い張りますが、事実離婚するカップルは全体の40%程度存在し、現実と認識のあいだにズレが生じています。
このズレこそが楽観主義バイアスであると言います。

さらにこの楽観主義的な考え方がもたらすメリットについても言及します。

例えば楽観主義者は悲観主義者に対し、成功者が多い傾向にあるそうです。その理由は大きく分けて3つあり、その最も重要な理由として「現実をより好意的に解釈し、将来を明るいものだと考える傾向があるため」だと言います。

一方でこうした楽観主義的なものの考え方がときに不利に働いてしまうことで起こる懸念についても述べています。
例えば楽観主義者はリスクを軽視しがちです。癌を例に出し、ネガティブな出来事を他人事として捉えてしまう傾向にあることで、実際に起こった時にうまく対処できないことがあります。

このような誰もが持つ”楽観主義バイアス”を理解した上で、うまく付き合っていくことが大切であるとスピーカーは言います。最後にスピーカーのセリフを引用します。

We should be able to strike a balance, to come up with plans and rules to protect ourselves from unrealistic optimism, but at the same time remain hopeful.
非現実的な楽観主義から身を守る対策を準備しつつ、将来に希望を持つために、(楽観主義バイアスを認識し)うまくそのバランスを保てるようになるべきなのです

【Discussion】for 40min
今回は8名の方が参加されたので、2グループに分かれてディスカッションをしました。

僕たちのグループで出た意見として、
・一般的に日本人はoptimistよりもpessimistの方が多そうな印象だったので、optimistが多いという事実に驚きだった。
・optimistであることは、人生を豊かに生きる上で非常に重要な考え方だと思う。
・失敗したことさえ肯定的に解釈することは良い面もあるが、悪い面もある。
・ペンギンの絵がわかりやすかった!
・OptimisticとPositiveは同義か?
などがありました。ペンギンのイラストのおかげで、パラシュート(リスクヘッジ)の重要性がわかりましたね(笑

Optimistの良いところ、悪いところ
意見のところで、特に失敗を肯定的に解釈することに対しては賛否両論があったため、より詳細に話を進めてみました。
ある参加者は99回の失敗を新たな道筋を見つける上で役に立つ成功であったと捉えたことで成功できたエジソンを例に出し、失敗を肯定的に解釈することの大切さを伝えてくれました。
その一方で、将来への期待を過剰に持ってしまうことが、目標を達成するための努力を怠ることにもつながりかねないのではないかという懸念意見も出ました。

悲観主義者の必要性について
僕たちのグループでは3人のoptimistと1人のpessimistがいましたが、pessimisticな考え方は将来の物事に悲観的であるため、窮屈である一方で、リスクを考えたときに必要な考え方であり、グループで何かをするときに、歯止めをかける役割として重要なのではないかという意見が出ました。

【Presentation】for 10min
もう一つのグループがしてくれたプレゼンの中で興味深いと感じたポイントは、「楽観的な伴侶と悲観的な伴侶のどっちがほしい?」という質問とそれについての回答でした。
もう一つのグループ内にはoptimistとpessimistが2人ずついたようで、それぞれが自分とは正反対の性質を持った人を伴侶に持ちたいと答えたそうです。その理由として、家族としてうまくバランスを保つために自分にはない性格に惹かれるためではないかと結論づけていました。
また、Optimistの良いところとして周囲へのpositiveな影響を挙げ、新たな視点を得ることができました。

【More discussion】for 10min
他方のグループで出た意見の中で、「OptimistはPessimistの考え方が自分にはないため、それを取り入れたいと考えるのではないか」という疑問があり、そのことについてさらに考えてみました。
Optimistのデメリットとして、物事を深刻に考えようとしない・軽視するというのが挙げられた一方で、Pessimistのデメリットとして、物事を深く考えすぎるあまり、余計な心配をしてしまうというのが挙げられました。
結局、OptimistはPessimistのことを、PessimistはOptimistのことを、「そんな生き方辛くないの?」と心配し合っているのかもしれないですね。。。(*_*;

個人的に自分はOptimistであると考えていたのですが、ある参加者からむしろPessimistじゃないと言われました。自分で考えているのと周囲からの印象って違うのかもしれないですね。


あなたはOptimistですか??Pessimistですか??

今回のレポートはこの辺りで。

See you at Next TEDee@Uji :)

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