2013年11月29日金曜日

59th TEDee@Kyoto University "Traffic jams and Disaster relief"

こんにちは、最近帰りのバス停で震えながらバスを待つのが嫌いな谷です。

今回は比較的少人数で、8人の参加者がいました。

さて、今回の動画と内容です。


「 交通渋滞の解消方法」


動画内容: スウェーデンのストックホルム出身の講演者は交通の研究者で、都市での交通渋滞がどうして起きるのか、そしてどういう解決法があるのかを調べています。そしてストックホルムで2006年に、ラッシュ時に都心に入るときに1~2ユーロの徴収を行う制度が発足するとラッシュ時の交通量が8割に低下し瞬く間に渋滞が無くなったのでした。
そして探っていくと、徐々に日常的に変革が行われていれば当人たちが気づきすらしないうちに行動パターンが変えられることもあるということが分かりました。

ディスカッション内容: そもそもそんなに渋滞するのは車が多すぎるということで、なぜ車に乗るのかという疑問から始めました。これは免許を持つこととは違い、日本では免許を取る人の中でも実際には乗らずに身分証として取る人が多くいます。
 自動車に乗る利点は、便利、物を大量に運べる、行動範囲が広い、自分のパーソナルスペースとしてもてる、雨に濡れないなどがありました。
 不利点としては、コストが高い、エコではない、停める場所に困る、渋滞する、事故が多いなどがありました。
そして興味深かったのが、発展途上国では公共交通機関などのインフラ整備が進んでいないため車の使用量が都心でも多いのに対し、先進国の都心ではむしろコストがかかりすぎるため自動車の量は少なくなるという点でした。



 「被災地救助という退役軍人の為の新たなミッション」


動画内容: 講演者はイラクやアフガニスタンに行って帰ってきて除隊した兵士たちのコミュニティー復帰のために災害救助に派遣する団体の共同創立者です。戦場から戻り、自己の存在意義や使命を失った元兵士の通常生活へ復帰してもらうことと、災害時の対応の遅さや不足に目を付けたビジネスです。しかし先年彼自身の海兵隊時代の同僚の自殺により、「災害救助に退役軍人を活用する」から「退役軍人支援に災害救助を活用する」というシフトをしました。

ディスカッション内容: まず日本でそのようなことは可能かという話から入りました。日本は戦争をしていないため戦場から帰ってくる軍人はいないが、予備自衛官制度による救助活動が東日本大震災で活用されたことはあります。
そこから、災害救助は本当に自衛隊以外の組織にはできないのかという質問になり、候補として警察や消防が挙がりました。特に警察は自衛隊より身近かつ即応性が高く、組織的訓練も十分に行われています。ただ、重機や飛行機などの設備は持っておらず、災害救助に特化した訓練を全員が受けているわけではない。そのため結局現在は自衛隊が一番効果的な災害救助ができるということが結論でした。
 しかし遺体の捜索などは訓練された自衛官であってもトラウマになることも少なくなく、訓練が必ずしも完全な答えであるわけではないという意見も出ました。


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