2013年12月2日月曜日

8th 朝TEDee@京大

こんにちは、栗原です。
最近冷え込みが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
寒い季節だからこそ、朝からディスカッションしてあったまる、そんな一日の始め方もありなのではないでしょうか。

それでは、今朝の朝TEDee@京大の模様をお伝えします。

今回は、3名で議論を深め合いました。
今回の動画はこちら。

マイケル・ノートン: 幸せを買う方法
 



動画の内容

 幸せは、お金で買えるのか、もし買えるならどうやって買えばいいのか、そんな問いに向き合ったものとなっています。
 スピーカーは、ある方法でお金を使えば幸福感を味わえる、と述べています。その方法とは、人のためにお金を使う、という「買い方」です。諸実験を通して、他人のためにお金を使う人は、自分のためにお金を使う人よりも幸福度数が高い、という結果が紹介されており、確かにその効果を実感できます。
 上記のように、「人のためにお金を使う」ということについて考えるきっかけを与えてくれる動画です。


ディスカッションの内容

 まずは、なぜ人のためにお金を使うことが幸せにつながるのかということを考えました。
 全体として、純粋な慈善によるものというよりはむしろ、何かしらの見返りを狙う意図によるものがあるのでは、という話になりました。
 出た意見の例を以下に挙げます。
  • 他人のためにお金を使うことで、その人との関係はより深いものになる。こうしたお金の使い方を通して人間関係をはぐくみたい、という意図があるのではないか。
  • 他人のためにお金を使っている自分に対して満足感を感じたいのではないか。言い換えれば、いい人を演じたいのではないか。

 たとえ、人のためにお金を使うことがいいことだとは頭でわかっていても、実行に移すのは難しいことです。そこで次に、どうすれば人々をやる気にさせられるのか、ということについて考えました。
 単に、人のためにお金を使うことの素晴らしさを説いても意味はありません。何か工夫、動機が必要です。それに際して出た考えを列挙します。
  • 実際に行っている人の姿を見てもらうだけでも十分いい動機になるのではないか。
  • 募金に関して言えば、きちんと行われている(横領がない)という保証はない。それ故に、自分のお金が無駄になってしまうかもしれない。だからこそ、そういった心配を払しょくするためにも、お金の使われ方をはっきりと提示すべきではないか。
  • 顔も知らない赤の他人のために募金をするのはハードルが高いかもしれない。まずは、身近の人のためにお金を使い、その人を喜ばせることから始めてもらうべきではないか。

 上記の議論以外にも次のような興味深い意見が出ました。
  • 「情けは人のためならず」という言葉がある。これを信じる人と信じない人、それが結局、他人のために使う人と自分のために使う人との分水嶺になるのではないか。
  • 情けはお金である必要はない。物のほうが喜ばれる時だってある。そういう意味では、何も考えずに人のためにお金を使っていては、意味がないかもしれない。

 結局、他人のためにお金を使うという行為自体よりもむしろ、そのうえで生まれるプロセス、具体的には、どうすれば喜んでもらえるかという思考回路や、その行為を通してどう自分は変われるのかというイメージこそが、幸せにつながっているのではないでしょうか。

 今回は以上です。 読んでいただきありがとうございました。





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