2012年10月25日木曜日

29th TEDee@京大吉田

こんにちは。まっきーです。
29th TEDee@京大は5人でひっそり(?)とディスカッションしました。
やっぱり雨が降ると参加者が減ってしまうのでしょうか。風邪をひいている方はお大事になさってください。

Eric Whitacre: A virtual choir 2,000 voices strong




"I felt for the first time in my life that I  was part of something bigger than myself."


将来の夢がロックスターだった(見た目は今もBon Jovi風ですが)指揮者のスピーカーさんが、Youtubeのある投稿動画がきっかけで、2000人の歌声を編集したVirtual Choirを実現させたというお話です。
これはほっこりします!ヴァーチャルでこんなに美しいハーモニーが可能だなんて!

因みにプレゼンの中に出てくる"Sleep"は以下から視聴可能です。
http://www.youtube.com/watch?v=6WhWDCw3Mng

ディスカッションでは、ヴァーチャル合唱を合唱と認めることに違和感があるという話から、
何を「芸術」として認めるべきかという議論になりました。
人により定義は様々ですが、結局のところ表現者に対して受容者が受容能力があるかないかで芸術として認められるかが変わってくる説や、表現者が主観的に表現した時点で芸術として認められる説が出てきました。
私は折衷説論者ですが(笑)、例えば美術館に行って茶碗や書を鑑賞したり、コンサートホールでクラシックを堪能するときは、より多く芸術家が奏でる音色や形を受容できるように知識を深めていければいいなあと思います。
近くの茶道道具屋さんでお店の人と駄弁っていた時に、「茶碗は先人とのコミュニケーションのツール」と伺った時のことを思い出しました。


Ivan Krastev: Can democracy exist without trust?


”Democracy is the only game in town. The problem is [when] people start to believe that it is not a game worth playing.” 

ブルガリアン・イングリッシュがあまり耳に馴染まなかったのですが、民主主義について制度的な切り口から話されています。
動画を選んでおきながら、30分でディスカッションが終結するようなものではないと後から反省しています汗
市民が政府に求める透明性や、逆に政府が市民に求める能動的活動(つまり投票)の程度は難しい問題だと思います。
市民は賢いほど政府に対する不満が増すか、政治参加の意思をなくすなどしてしまいます。
かといって「井の中の蛙」もしくは「知らぬが仏」のように政策に無知で現状に満足し幸せに生きている市民の生活も、本当に幸せなのか怪しいです。
民主主義の主体となる「民」の質についてはさらに議論の余地がありそうです。

Sir Winston Churchillの言葉 "Democracy is the worst form of government except all the others that have been tried. "を引用している人がいましたが(笑)おっしゃる通りですね。


以上、29thの内容でした!
ひきつづき30thの様子もご覧ください:)

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