2013年6月21日金曜日

34th TEDee@Uji 平日ベジタリアンのススメ

こんにちは。
先週までの晴れ間とはうって変わって、台風が来てますね。
じめじめした季節はあまりテンションが上がりませんが、気合で乗り切りましょう!笑

TEDee@Uj担当の西村です。

早速ですが、昨日行われたTEDeeの様子をリポートします:)
今回の参加者は4名で穏やかな雰囲気で話すことができました。
個人的に久しぶりのTEDeeで英語がすごくあやふやでした…(/_;)

さて、今回の動画はこちら!

Graham Hill: Why I'm a weekday vegetarian


今回取り上げたテーマは「ベジタリアン」です。短い動画ですので、さくっとcheckしてみてください!




【おおまかな内容】
環境問題に強い関心をもつこのスピーカーは、食糧問題が環境のみならず、家畜となる動物の愛護的観点からも大きな問題になっていることを指摘します。
一方で、多くの人間が普段の食生活では肉を摂取することも事実で、急に菜食主義者(ベジタリアン)に切り替えることの困難さも身をもって実感していまし。

そこで、彼がこのプレゼンで紹介した画期的な解決方法が「平日ベジタリアンのススメ」でした。
最後に、より多くの人がこの問題に関心を持つことで、世界が少しでも良い方向に変化してほしいという彼からのメッセージが印象的でした。
So, please ask yourselves, for your health, for your pocketbook, for the environment, for the animals

【discussion】 for 60 min
注・思想的な要素が強いため、今回のディスカッションの内容はあくまでここに集まった参加者の意見ということをご理解ください。

今回は人数の都合上、以下のテーマについて一つのグループで自分たちの考えをシェアしました。


■肉を食べることはいいことなのか?

・健康の観点から
バランス良い食事のために、肉を食べることは良いことであるという考えを持つ人が多くいました。
また肉は豊富なタンパク質や脂肪を含むため、エネルギー源としても効率が良い半面、過剰に取り過ぎると将来的に病気を引き起こすため、注意が必要だという意見も出ました。
少し話が逸れますが、留学生の方からは魚を多く摂る日本人の古来からの食生活は非常に優れており、それが日本人が健康で長寿な秘訣ではという意見が出ました。実際に家畜と魚では含まれる脂肪の組成が異なり、それが同じ肉ではあるものの魚の方が健康に良いとされる理由の一つでもあるそうです。


・味覚の観点から
肉はやはり美味しいからやめられないという意見が出ました。一方で、ベジタリアンの方を考慮して、肉に近い味付けをしたベジタリアンメニューもあります。これに対しても参加者からは「それなら美味しさを優先し、現状のまま肉を食べてしまう」という意見が出ました。

・環境の観点から
TEDtalksの中で、スピーカーはCO2排出量についても言及していました。いわく「家畜からの排出量は車や電車、飛行機を含めたすべての移動手段がもたらす排出量よりも大きい」らしいです。
これには多くの方が驚いていました。実際家畜の世話をすることで必要となる肥料や水の総量は、野菜を生産するのにかかるものの数十倍にものぼると考えられており、こうした点に大きな懸念を抱くことでベジタリアンにスイッチされる方も多いと言われています。
参加者の中からは、たとえ自分一人が変わっても、結局生産される肉の総量は変わらず、環境への負荷に対して何の影響も及ぼさないのではという意見も見られました。

・動物愛護の観点から

家畜を飼育・屠殺するときの方法について、愛護的な観点から場合によっては非常に劣悪な環境で行われていることも問題とされています。しかしながら、この問題に関して今回の参加者の多くはその現状を知りませんでした。ディスカッションを通じ、飼育や解体されるときの方法にも目を向けてみようと考えた参加者もいたようです。

結局、食と他の様々な問題を一緒に考えることは難しいという結論に至りました。。

■じゃあどうすればいいのか?

この問題に対する解決策を考えてみましたが、実際のところ肉を食べないと決めてすぐに行動に移すのはなかなか難しく、スピーカーのように「平日はベジタリアンになる」と決めることも難しいのではという意見が出ました。ただ、話し合った様々な観点からも、例えばスーパーで買い物をするときや店で料理を選ぶときに、一つの選択肢として「肉を控える」という考えを持つことは日々の生活に取り入れていくことは良いのでは?という意見が出ました。
またベジタリアンと通常をスイッチするというスピーカーの折衷案はやはり画期的だという印象を受けました。

結局、ベジタリアンというのは一つの思想であり、選択肢であるという印象を今回のディスカッションを通じて受けました。全体として、強要されるべきものではないけど、理解すべきものであるという結論に至りました。

実際にヨーロッパ諸国やイスラム圏ではベジタリアンに対する理解が大きく、多くのレストランではそうした配慮がなされたメニューがありますが、日本ではいまだにベジタリアンという考え方があまり浸透しておらず、外国人への配慮が乏しいという現状があります。

世界には様々な考え方があり、その中の一つとして「ベジタリアン」を知ることは、特にこれからの世の中で日本社会に求められる一つの姿勢であると思いました。

*****
ところで、肉とか食わずに虫食べようぜ!というTEDtalksもあります。内容は真面目です笑
個人的にお気に入りですので、ぜひ見てみてください(@^^)/~~~
Marcel Dicke: Why not eat insects?



今回のレポートは以上です(*^^)v
次回は6/27(木)です。
乞うご期待ください!



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