2013年6月8日土曜日

33rd TEDee@Uji 画像認識技術を利用したAR(拡張現実)の世界

こんにちは。
TEDee@Uji主催者の西村に代わり、今回は滝野がお送りします。
昨日の33rd TEDee@Ujiの模様です。

学部生や大学院生、留学生まで、今週は9人の学生が来てくれました。





今回の動画は「画像認識技術を利用したAR(拡張現実)の世界」です。


Wikipediaの記述によれば、
"拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、人が知覚する現実環境コンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。英語の Augmented Realityの日本語訳であるため、それを日本語発音した「オーグメンテッド・リアリティ」や、省略形のARも用いられる。" 
*http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E7%8F%BE%E5%AE%9F

と何やら難しい言葉が並べられていますが、おそらく一番有名なARツールといえば、ドラゴンボールでおなじみのスカウターでしょうね。





このスカウターを具現化したのが、最近アメリカで話題になっている「Google Glass」ですね。
ファイル:Google Glass detail.jpg


*http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Glass




さて、本日のTED Talkはこちらです↓

Matt Mills: Image recognition that triggers augmented reality






【Summary】
スピーカーのMattが開発したARアプリ"Aurasma(オーラズマ)"を使って会場でデモを行います。
Aurasmaを起動したスマートフォンの画面を通すことで、肖像画が動いたり喋ったり、新聞紙上でライブ中継を見たり、映画の中にいるかのように映像を合成することができます。

SFでしかあり得なかった世界が、今や可能になり、従来のAR技術の枠を越えて、人間の目のようにものを見たり、人間の脳のように物を認識し理解し、無限の知識や経験から情報を引き出すことが可能になりました。

インターネットは、誕生以来20年で、私たちの生き方や働き方やものの見方に大きな変化をもたらしましたが、様々なコンテンツを私たちの世界に統合できるAR技術は、インターネットの次のパラダイムシフトになると考えられます。


【Discussion】 
今回は、2グループ(5人と4人)に分かれて討論をしました。

僕のグループでは、まず動画についての印象や感想を出し合ったところ、みんなから「すごい!」と賞賛の声があがりました。

AR技術を知っていたかどうかと質問したところ、聞いたことはあったけど使ったことはないということだったので、親近感を覚えてもらえるかと、iPhoneやAndroidで使用できるARアプリ「セカイカメラ」を紹介しました。



*http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9




こうしたAR技術は、生活を便利にしてくれたり、教育現場で重宝されるといった声があった一方で、個人情報漏洩、犯罪に悪用される、使用中に事故に遭うといった危険性があるという指摘や、自分の目を通して世界を見ることの大切さを忘れてしまうのでは懸念を抱く方もいらっしゃいました。


【Presentation】
両グループともにAR技術のメリット・デメリットを討論し、その結果を交換し合いました。


グループ①
<メリット> ・生活を便利にしてくれる ・教育に役立つ
<デメリット> ・個人情報が漏洩する ・誹謗中傷や犯罪に悪用される ・使用中に事故に遭う
<結論> ・使用状況・場所に制限を課す必要があるが、生活を豊かにしてくれる画期的なツール  ※グループ①は、AR技術・機器の使用に関しては、全員が賛成していました


グループ②
<メリット> ・買い物や学習など、生活を豊かにしてくれる
<デメリット> ・とりわけ子供に中毒性があるため、想像力・創造力が失われやすい ・不要だったり、誤っている情報が氾濫し、混乱を生む
<結論> ・デメリットがメリットを上回り、AR技術・機器には同意できない  ※グループ②は、AR技術・機器の使用に関しては、1人を除き、3人が反対していました


【Supplement】
一連の発表に対して、現在は、Google glassやスマートフォンのように、ARツールを使用していることが視覚的に認識できてはいても、将来的にコンタクトレンズにAR機能がつくようなことがあれば、規制しづらくなるので、問題が大きくなるだろうという意見も上がりました。

とはいえ、やはり規制の必要性は大きく、引用される情報の取捨選択も含め、今後検討していく必要がありそうです。

実際に、上記のGoogle glassの使用に関して、アメリカでは運転中の使用禁止や、不正を防ぐためにカジノで使用禁止の流れができつつあるようです。
*http://wirelesswire.jp/Watching_World/201305081026.html

やはり、テクノロジーは諸刃の剣ということでしょうか。

最後に英語で締めさせていただきます。
"Technology can be used to enjoy our life, but it also can be used to harm our life."




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