2012年6月14日木曜日

第22回TEDee@京大

こんばんは! "ginger favoured burning pork"と"ポースステーキ"を見てから豚さんにやたらと同情してしまうまっきーです。
今日はTEDee@京大でございました。 最近京大では独断と偏見によるビデオが続いており、今回も経済と音楽に関するとってもシリアスな、でも楽しいビデオでした笑


 1.Paul Collier's new rules for rebuilding a broken nation
 先週のTEDee京大に引き続き、今日もOxfordのCollier氏のビデオを観ました。
二つのアプローチからの国の再建方法が提示されており、理解が難しかったものの示唆に富んだ面白い内容でした。 
まず、政府やドナーなどのアクターの相互作用によって政策と経済支援がなされること、
二つ目に透明性の高い政府と、寄付金が効率よくまわるようモニタリングをする公的機関、そして建設業などの労働供給を増やして若者に仕事を与えることで、より安心・安定した経済社会を築くことができると提案しています。 
まあ今回は内容が難しすぎたので、参加メンバー(十数名)皆でひとつのグループをつくりディスカッションをしました。
個人的にはモニタリング機関のアイディアは興味深かったです。
ドナーも寄付金をNGOに託すだけで実際のお金の使い道など知る由もないので、公的機関が関わることで相互の信頼を深め、ドナーがより責任感のある行動をとれるような環境の整備はされるべきだと思いました:)


 2.Robert Gupta: Music is medicine, music is sanity
 バイオリニストであるスピーカーさんが、音楽を通して統合失調症を患うバイオリニストと心を通わせることができたエピソードについて話されています。
タイトルにもありますが、音楽はうちひしがれた感情を癒す意味で薬であり、私たちの精神的な健康を維持し私たちを正気で有り続けさせてくれるものである、というのが彼の主張です。

 別のグループでは音楽が人を狂わせるのか、狂った人が音楽を愛でるのか、等の議論をしていたようですが、 私たちのグループは音楽の普遍性についてや音楽が持つ特殊なヒーリング効果について話していました。
 ヨーロッパでは70%の確率でヒーリング効果のある音楽療法などはどんどん導入されているようです。普遍的に私たちに訴えかけてくる曲があるという客観的な評価にも耐えうる音楽が存在することが前提の議論でしょう。日本では1/fゆらぎ(似非科学だろうと思いますけど)に基づいて癒しの有無を判断するのもそれに似た客観的評価と言えそうです。
これに対して、私たちはあくまでも主観によって音楽を判断するため普遍的な音楽はないのでは、という反論も可能です。

 結局どちらなのでしょうか。
個人的には普遍的な音楽は存在してほしいと思っています。

 それにしてもやっぱり、音楽は偉大です…。ノンバーバルコミュニケーションの手段としての音楽による感情表現とその受容は、言葉と言葉が人と人を結びつけることとはひとつ違う次元として私たちは開拓していくべきだなと思いました。作曲家の感情表現の形であるマスターピースを受容できるだけの教養を身につけていきたいですね。


 あと今日のカンフォーラディナーは本当に爆笑でした。 ブログにどこまで書けるのか分からないので自重しますが、とりあえずディレクターのTさんが即興でideas worth spreadingなTED講演をしちゃったことがハイライトでしょうか。
 深夜のテンションでごめんなさい。今日も皆様ありがとうございました。来週もどうぞ宜しくお願いします:)
今宵はゴルトベルク変奏曲(これを聴いたら絶対寝れるらしいですね byとある一般教養の授業)を聴きながら寝るとします。

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