2012年12月27日木曜日

科学を熱く語れ!:37th TEDee @ Kyoto Univ.

こんにちは!もう今年度最後のTEDeeになってしまいました、まっきーです。

今回のテーマは「科学について熱く語れ!」。短い動画でかつ分かりやすい内容です。
ご覧ください!



Our scientists and engineers are the ones that are tackling our grandest challenges, [but] if we don't know about it and understand it, then the work isn't done.


●動画の内容

研究に没頭するのみでなく、自らの研究を相手に説明することも科学者の仕事です。
  ・jargon (専門用語) や相手を圧倒するような文字の多用を避ける
  ・内容のアイディアに関しては妥協しない
  ・日常と研究のつながりを意識しながら
  ・熱意を込めて話す
以上を満たすことで、相手の理解と関心を促す、と力説します。

彼女の要旨を公式で示すと、以下のようになります。



おまけ:
研究のアイディアを簡略化しすぎた、悪いプレゼンの例として以下が分かりやすいかと思います笑



(この出演者のおじさまは、実はTEDスピーカーの物理学者Brian Greeneさんです。
本人の真面目なTEDスピーチをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
http://www.ted.com/talks/brian_greene_on_string_theory.html)



●ディスカッションの内容

二つのディスカッショングループを作り各自話を進めていきましたが、
両グループとも「スピーカーの示した公式は間違っている」と指摘しました笑

一つ目はpassionの重要性がほとんど言及されていないことです。
もしpassionがゼロである場合、掛け算になっているのでunderstanding = 0になってしまいますよね…。
そして二つ目はこれは単純な数学のミスですが、"relevance"の数値が高ければ本来"understanding"も高まるはずなのに、スピーカーの公式に従えばunderstandingが低くなってしまうことです。
スピーカーさんは皮肉にも"make your presentation as simple as possible, but do not make it too simple." を自分のプレゼンでしてしまった模様です…汗

また私たちのグループでは、大学教授の仕事は研究のみであるべきか、教鞭をとることや一般市民に自己の研究を広めることも仕事のうちであるべきか、という話をしました。
研究に没頭したい教授や、教えることにも熱い教授の具体例を挙げた後に、教授によってどのように大学で貢献していきたいかを選択できるような制度があっても良いのかもしれない、という結論に至りました。

因みに立命では2年間のonシーズンと1年間のoffシーズンがあるそうで、2年は教鞭をとり、1年は研究に明け暮れることができるような仕組みになっているそうです。
京大はどうなんでしょうね。学部によってかなり違うような気がしますが。


―――

今年も皆様に大変お世話になりました。
来年もTEDeeは「お試しTEDee」を復活させたり、同志社でもTEDeeを始めるなど、新たな試みをたくさんしていきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します!

来週はTEDee京大はお休みです。次回は、再来週の1月9日(水)になるかと思います。
では皆さん良いお年を!

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