2012年12月20日木曜日

*20th*TEDee@Uji 写真の力(@_@)

みなさんこんばんは!

TEDee@Uji担当の西村哲(あきら)です。


気付けば年の瀬ですね(*^^)v

皆さんにとっての2012年はどうだったでしょうか?
思い返せば、このTEDee@Ujiの活動が始まったのも今年からでした。
今回がTEDee@Ujiの記念すべき20回目(!)ということもあり、
約半年間、こうして続けられていることを大変嬉しく思います(*^_^*)

来年もばりばりと運営していくので、このブログを読んでくださっている

そこのあなたの参加をお待ちしていますよ(@^^)/~~~

さてさて、今年最後となるTEDee@Ujiの活動について報告します。

今日の動画はとてもimpressiveで20回目にふさわしい内容だったと思います;)

Becci Manson: (Re)touching lives through photos
(写真を通して、人生に(もう一度)触れる)



カメラが発明されたのは19世紀前半であるとされています。

”目に見えるこの風景を残したい”という人類の切なる願いが達成された瞬間でした。

どれだけカメラの技術が進歩しようと、その根本となる想いは変わりません。


今日の動画はそんなお話です。

【大まかな流れ】
写真加工家であるスピーカーの本業は、「リアルな被写体をよりリアルに見せる」ことです。
質感を強調することで、本物よりも本物に見せる写真を作ったり、実際にはあり得ない状態を写真に切り取ったり、その活動は写真を中心として多岐に渡ります。

ご存じの通り、2011年3月11日、突如として日本を未曾有の大災害が襲いました。

テレビやインターネットを通じて、被災した東北地方の様子を目の当たりにした彼女は、いてもたってもいられなくなり、自らの意志で被災地でのボランティア活動を始めます。

彼女がボランティア活動を行った大船渡は漁師の街でした。そのため津波の被害も大きく、多くの支援が必要でした。ボランティア活動を続ける中で、彼女は自分にしかできない何かを模索し始めます。避難所に集められる、持ち主不明の写真を見て、彼女はあることをひらめきます。

”これを復元して持ち主の元へ返そう”
膨大な量の写真を復元するために、世界中の写真加工家の助けが必要でした。そこで、彼女はSNSを通じて募集をかけると、すぐに多くの支援の手が差し伸べられました。
そうしてできたグループでの活動で、多くの写真を復元し、それが持ち主の元へ返っていきます。そうした
過程で彼女が見つけたものとは…

動画の最後の手紙の中で出てくるセリフが非常に印象的でした(*^_^*)

”Across the globe, throughout the ages, our basic needs are just the same, aren't they?”
(住んでいる地域や年齢に関係なく、私たちが本当に必要としていることって一緒よね?)

【Discussion】 for 45 min
今回のテーマは写真にまつわる話や、震災にまつわる話など、様々なトピックで議論することができました。

我々のグループではいつものように、
What's your impression of this movie?(動画の印象は?)
という質問から、感じたことや考えたことをお互いにシェアしました。
その中で出てきた意見として、「これだけ多くの海外の人が日本をサポートしようとしてくれてる姿勢に素直に感動した。」「彼女の写真を修理する仕事は、肉体的に怪我をするだけでなく、精神的に大きくダメージを受けた人を支えたことだと思う。そうした考えを持った彼女が素晴らしい。」と参加してくれた方の多くがその活動内容を称えていました。

また更なる支援を拡散する方法に使われたのが、まさしくこの Facebook であったことから、ソーシャルメディアの役割や重要性を再認識させられました。SNSを利用することでこうした支援の手を募ることができるようになったことで、様々なmovementを起こすことができるようになったことはTEDeeの運営をしていて常々感じることです(^v^)

また今日のトピックであった”power of photos"に関連して、

Which situation do you feel the power of photos?(どういうときに写真の良さを実感するか? 
という質問に対しては、「自分の幼少期の姿を見るとき」という意見が多くありました。
それを見ながら、母親に「やんちゃばかりする子だったのよ」などと、子育ての苦労話を聞かされるのはむずがゆいような不思議な気持ちになるものですが、写真がなかった時代には起こり得なかった状況を写真のおかげで両親と共有できていることに気付かされました。
「自分の幼少期の姿を見て、可愛いと思ってしまうのは少し奇妙な気分になったりするけど、それも写真の力だ」という意見も聞かれました。

その流れから、
When do you feel like taking photos?(いつ写真が撮りたくなる?)という質問が参加者から出されました。
僕が「感情が大きく変化し、また見返したいと思った時に撮ると考えるから、例えば何気なくディスカッションしてる場所などは撮らないかな」という話をすると、「逆に今、当然のように見ている景色が、何年後かには思い出になり、そのときに見返したくなるのでは?」と言われました。
みなさんはどういうときに写真を撮りますか?

最後に、

What's the merit and demerit of MOVIES compared with  PHOTOS??(写真と動画の比較:どっちが優れている?)
という質問をしました。出てきた意見をざっとまとめるとこんな感じです。
Movie: 
merit | sound とmovementが記録されている点で優れている。
demerit | 情報が多すぎるため、見る側がpassiveになりがち。
Photo:
merit | 一瞬を切り取るため、見返したときに様々な記憶が一度に呼び起される。
demerit | 撮られていることを意識するため、casualな様子が見れなかったりする。

特に面白かったのが、「movieはpassiveでphotoはmassiveである」という意見でした。写真は見る側に「なぜこの子は笑っているのだろう?」「ここはどこだろう?」など様々な想像をさせます。そうして能動的に写真を読み取ろうとする過程で、自然と色々な記憶が結びつき、受動的に動画を見るよりも大きな感動をもたらすことがあるのかもしれません。

【Presentation】 for 10min
今回は2グループに分けたこともあり、久しぶりにプレゼンをしてもらいました。
もう一つのグループは写真の役割、写真の力について話し合ったようです。

中でも写真の力についてプレゼンしてくれたときに興味深かったのが、
・戦場で撮られた写真などは戦争の惨状を伝えるだけでなく、平和への祈りを届けることも可能であり、メッセージ性の高い情報を伝える力がある。
・自分の経験について、写真を見せるだけで言語の壁を超えて伝えることができる。
という部分でした。まさにスピーカーが動画の最後に言っていたセリフにつながると思います。
たかが一枚の紙に込められた人類共通の感情を想起されたときに、写真の持つ力を改めて感じることと思います。

最後にこの言葉を。
Seeing is Believing (百聞は一見に如かず)

TEDeeKyotoの活動もまずは来てみないとわかんないですよ(@^^)/~~~

といった辺りで、今回のレポートは終わらせていただきます。
と同時に、今年のTEDee@Ujiの活動は今回で終わりです。
今年来てくださった方は本当にありがとうございました。
来年も皆様の参加をお待ちしておりますm(__)m

**** We wish your Merry Christmas and Happy New year :)) ****


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