2013年9月26日木曜日

37th TEDee@Uji 魅惑の新技術?! 

お久しぶりです(*^_^*)
秋めいてきましたね!
夏の終わりを告げるような涼しさで半袖で来たことを少し後悔しています。
どうも、TEDee@Uji担当の西村です。

さて、今日は久々のTEDee@Ujiでした:)7名の参加者に来てもらうことができました。

今回の動画はこちらです!
Andras Forgacs: Leather and meat without killing animals


【大まかな内容】
まだ技術が成熟していない初期に父とともに3Dプリンティングを扱う会社を立ち上げたスピーカーは近年のめまぐるしい技術発展から、あるアイデアに至ります。
「そうだ、この技術を使って動物由来の製品を作ろう」
彼が思いついたアイデアとは、研究室で細胞を培養するようにして、家畜動物を殺すことなく、動物由来の肉や皮を作ることでした。
近年、家畜が排出する温室効果ガスによる環境汚染や人口増加による食糧難など、家畜動物に関する様々な問題が深刻化しており、その解決が急務の課題です。
この技術を発展させることで、こうした現状を打開できるだけでなく、家畜の飼育環境を見直すよい機会になるかもしれないと、スピーカーは考えます。
 I emphasize leather because it is so widely used. It is beautiful, and it has long been a part of our history.


Discussion】 for 45 min
▼我々のグループでは、こうした技術の使われ方に対する意見をお互いに伝え合うところからディスカッションを始めました。いくつか出てきた意見を抜粋します。

・「こうした奇妙な方法で食料を製造するニーズが現時点でないため、すぐには許容できないと思う」
・「医学的に3Dプリンティングを利用するのはわかるけど、この方法はどうなんだろう…」
といったように、生命に関わる新たな技術を素直に受け入れることができないという印象を受けました。

その一方で、
・「食肉は将来的に必要かもしれないけど、皮製品は昔は豊かさの証明のように扱われてきたこともあり、皮は娯楽的な要素が強く、必ずしも必要ではない。」
といった人工皮製品の認知度を高めていくという彼の手法は果たしてうまくいくのか疑問を感じている方もいました。

▼ここで、少し話を変えて、iPS細胞のような次第に人から受け入れられ始めた技術を例に出し、そうした技術との決定的な違いは何なのかを話し合ったところ、
「必然性」が最も大きな差だという結論に至りました。
将来的に食糧難になりそうだという可能性はよく聞くものの、それが実際に自分たちの生活にまで影響していない今、現実感は薄く、人工の食肉に手を出す必然性を感じられないという意見が聞かれました。

▼次に、実際に将来人工の皮製品を使う状況を想像してもらいました。すでにある皮製品と人工皮製品を比較したときの良さとは何なのかということを考えたときに、「デザインの幅広さ」なのではという意見が聞かれました。
「もし継ぎ目のない皮製品ができたら、それは間違いなく現状の皮製品では作り得ない、とても特徴的で特別な製品になるはず」という意見を聞いて、デザイナーにとってはワクワクする技術にもなり得るかもしれないと感じました。

▼「この技術でできた肉を食べたい?」という質問を投げかけたところ、意外に賛成反対が同数となりました。
「生理的に許容できない」という意見と、対照的に「実験室で作られた肉は普通の肉よりも衛生的かもしれない」という意見が聞かれ、興味深かったです。

【Presentation】 for 15min
もう一つのグループでは、実際に家畜を飼育するときに生じる感染症などのリスクが軽減されるメリットと、製造にかかる時間やそのコストなどのデメリットを踏まえても、この技術に賛成という方が多かったそうでした。
また、意外なことにこの技術が発展することにより、生態系の改善が見込まれるかもしれないという意見もあり、大変興味深いディスカッションをしていたようです。

最後に、みなさんはこのお肉食べてみたいでしょうか?
僕はできあがった製品がどんな見た目になるのか、すごく気になりました(*_*)



お腹が空いてきたところで今回のレポートは終わらせてもらいます(*^^)v
10月からもTEDee@Ujiを宜しくお願いしますm(__)m


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