2013年4月11日木曜日

生き返す動物たち / ライオン対策 : 40th 京大吉田TEDee

こんにちは。
今日朝から健康診断だというのに昨晩遅くにビビンバ丼を食べてしまった、まっきーです。



昨日は40回目の京大吉田TEDeeでした。
初めての方もたくさん来ていただき、13人のメンバーで大いに(!)盛り上がりました。
来てくださった皆様、本当に楽しかったです。ありがとうございました!

さて、今回の動画のテーマは・・・
(今回から、前半と後半にわけて動画を計2本観るという、従来のシステムに戻しました)


生き返す動物たち



“National Geographic has the theory that [in] the last century, discovery was basically finding things, and in this century, discovery is basically making things. De-extinction falls in that category.”

●動画の内容

スピーカーはてっきり科学者だと思っていたのですが、実は作家・編集者だそうです。
彼がDe-extinctionの可能性について語ります。

De-extinctionとは、絶滅した動物の対立遺伝子を、それに似た種の動物へ組み込むことで、実質的に絶滅した動物を復活させるという技術です。

これは上記の引用文の通り、21世紀に生きる私たちには可能なことで、実際に成功例もあります。
ただ、呼吸器官等に問題があり生後すぐに死んでしまうなど、初めは苦闘したようです。
因みに彼の奥さんも科学者としてこの研究に携わっているとのこと。


●ディスカッションの内容

私たちのグループでは「de-extinctionをしてしまってよいのか?」と批判的に問題をとらえ、道徳的な問題を中心に考えました。

まず道徳的な問題から。
スピーカーは「人間は自分の腹を満たすために大量に殺し絶滅させてしまった責任をつぐわなければならない。我々にはde-extinctionをするmoral obligationがある」と言っていたのですが、ディスカッションでは

「生態系の秩序維持を除けば、動物の絶滅問題は我々の生活に関係なく、義務はない」

「de-extinctionの技術が普及すれば、動物の命ひいては人間の命さえも軽んじてしまう可能性があり、本末転倒」

「結局生き返らせる動物や、その動物の出現により悪影響が及ぶ動物や環境については、科学者の独断と偏見で決まってしまう」

というような意見がでました。

特に最後の意見について、そもそも科学者は「理論的関心派」という知的好奇心を見たすことで学問的な貢献をすることを主に職としており、
所謂「実践的関心派」と言われる社会が直面する問題の改善や解決を行う実務家とは異なるスタンスでこの問題に取り組むことになります。

この場合、de-extinctionにより引き起こされる新たな問題について、科学者を責任追及することは難しく、また科学者もそのような重荷を背負わずに研究に勤しむことも考えられます。


以上のような問題を踏まえ、以下のような解決策を考えました。

「将来世代のために絶滅動物の博物館をつくる」
「様々なフィールドの生物学者を集め、議論させる」


ライオン対策


動画の内容

スピーカーはマサイ族の13歳のケニア人少年です。若い・・・
マサイは6~9歳の子供が、家畜をライオンから守るという仕事を任されるそうで、彼はライオンを追い払う画期的な方法を編み出します。それは動く光です。

日本の空き巣対策の点滅ライトのようなものを配置することで、ライオンを追っ払うことに成功します。これによりライオン狩りもなくなるという平和的解決が評価され、少年は奨学金を得てケニアでも有名な中学校への入学を果たします。
将来はパイロットになりたいそうで、夢がある内容でした^^


●ディスカッション内容

私のグループではアイディアと金について考えました。

まずアイディアのinventionについて。
某参加者のお方は、ある商品を作る素晴らしい職人さんなのですが、
「アイディアはネットの様々な商品を見ることによって得る」とおっしゃっていました。

また私たち学生は、日頃書いているレポートも、結局は先行文献のモザイクによる新たなinventionとしてとらえることも可能でしょう。
inventionなのか、creationなのか、定義はちょっと曖昧ですが。笑

そしてやや現実的な問題であるお金についても考えました。
大学の研究室では、予算が下りるか否かが問われるため、ある程度お金のことも考えた研究をするとのことです。お金は研究をするために不可欠なもの。
Jessie J とは逆に "It's about the money, money, money♪"というわけです。

勿論研究室がお金ばかり追求しているわけでもないでしょう。
MITメディアラボでは、人と人をつなぐコネクターの存在が重視されており、それは所長・伊藤穰一さんの存在からも明らかかと思います。


以上が今回の京大TEDeeの内容でした。
来週も開催しますので、ご参加心からお待ちしております!

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次回の開催日については、決まり次第facebookに掲載します!

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