2013年4月25日木曜日

【脱北】【幸福とは】41st 京大TEDee 



こんにちは。下宿から比叡山のお坊さんの声が聞こえてきます。まっきーです。
昨日は京大吉田キャンパスでTEDeeがありました!
新歓イベントのSTARTなどを通して新しい方もたくさんいらっしゃり、計15人でわいわいディスカッションしました。

●My Escape from North Korea 




●動画内容

最初に扱ったのは最近facebookやらで話題になっている、脱北者の話です。
北朝鮮で比較的裕福だった彼女は、一人で中国へ逃げ、警察に尋問されるなどの苦難を乗り越え、また家族を呼び寄せるためにラオスなどを経由して逃げるなどの経験を経て、現在は活動家として北朝鮮人を助けたいと語ります。


●ディスカッション

グループによって内容はさまざまでしたが、私たちはまず北朝鮮に対して我々が持つイメージについて話しました。貧困飢餓労働者金正日の政策…とやはりネガティブなイメージが上がりました。

そして次に北朝鮮人に対する脱北の支援について話し合いました。
日本での事件として2002年の瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件という、北朝鮮人が中国の日本大使館に駆け込み、日本側が身柄を中国の武装警察に引き渡し、のちに中国側が脱北者らを韓国にひきわたしたことに触れました。
中国は基本的に北朝鮮人に対して容赦なく国へ送り返す政策を実行しているため、このケースは稀なのかもしれません。
「言語や文化などを考慮すると韓国、もしくは韓国人のコミュニティーが存在するアメリカカナダなどに逃げることが良策」という主張が出た一方、
「韓国への重荷は他国も共有すべき」、または「アメリカやカナダのように形式上は多文化主義を唱える国でも人種間に軋轢はある」という意見もありました。


●The Habits of Happiness 




●動画内容

続いてこちらの動画。
チベットの修行僧が、幸福について語ります。
What is happiness?”はTED上ではかなり頻繁にみられる議論ですが、この方は自身のユニークな経験の下、科学的に証明された、黙想の有効性について話を展開します。

あとから知ったのですが、この人、フランス人だそうです。
しかもフランスのパスツール研究所で生物や医学に関する研究をしたのちに、仏門に入り、ヒマラヤにお住まいという…。

幸せとは?」。
禅問答になるんじゃないかと心配だったのですが、意外と彼の答えは単純明快でした。

「幸せは、それを構成する外的要素が一つでも乱れると崩れてしまう。しかも外的要素は自分でコントロールできないため不安定である。
それに対して内的要素は自分で制御が可能であるため、mind training(meditation)をすることにより満足平穏といった幸せを手に入れることができる」

一連の説明ののち、実際ヒマラヤの黙想家たちに対して行われた、MRI等による脳内の実験を通して、黙想が脳内の活動を変えることを科学的に証明します。


●ディスカッション

まずは黙想に対するイメージについて話し合いました。
今回来てくださったフィンランド人は「日本人はみな座禅をするもんだと思ってたから、日本に来たときは驚いた」と話していました。京都ではたまにお寺の朝活で出勤前の社会人が座禅を組んでいたりしますが…。
私は黙想と聞いて、依然のTEDeeでとりあげた、"Eat, Pray, Love"の作者Elizabeth Gilbertさんを思い出しました。

次に、「なぜ黙想をするのか」について話し合いました。
疲れや失恋を癒すため、足のしびれを乗り越えて我慢強くなる、などヒマラヤ僧ががっくりしそうな答えばかりでてきました。

その後はやや(というかかなり)happinessから外れて、日本の刑務所での教誨師、死刑制度、写経についてなどを話しました。

黙想に限らず、心を鎮める・心を入れ替えることは大切だと思います。
武士も戦にいそしむ傍ら、茶道や俳句をたしなむ心の余裕はあったように、自ら趣味の時間や感性を豊かにする時間を設けていきたいと感じる動画でした。


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