みなさん、こんにちは!
先日誕生日を迎え、心機一転頑張ろうと意気込んでいる
下村眞子 が昨日行われたTEDee@Ujiの様子をお送りします(*^_^*)
今回の参加者は8名でした。
なので、4人ずつの2グループでディスカッションを行いました。
テーマは、「理科の面白さを知るために」です。
動画はこちら!↓
Tyler DeWitt: Hey science teachers -- make it fun
おおまかな動画の内容
高校の理科の教師をしているスピーカーが、このプレゼンの中で 自分が大好きな バクテリア という一見、難しく思えるテーマで いかに理科が面白いものか、ということをわかりやすく、面白く教えてくれます。
彼は、教師をする中であることに気がつきました。
それは、
教科書で勉強するというものは、生徒が興味を持つのに良くない方法である
ということ。
まだ専門的な知識がない生徒がストーリー性のない教科書で専門用語(jargon)の定義をひたすら覚えたり、 細かな構造をひとつずつ理解していくのは難しいし、 最初にこの学び方から入ると、きっと生徒は興味を持たなくなるだろう。
そして何よりも、学んだはずの生徒の頭に何も印象が残らないだろう。
そう感じた彼は、バクテリアというものがどういうものなのか、どんな働きをするのか を イラスト や アニメーション を使いながら、ストーリー仕立て で教えようとします。

まず、私のグループでは、皆さんに動画を観た感想を聞いてみました。
・低学年の学生には、簡単な言葉を使って教える必要があると、自分も感じた。
・教科書は確かにややこしい言葉使いや専門用語が多くて、やる気が起こらない。
・教師は彼のように、物語を話す(storyteller)ように教えなければならないといけないと思う。
・スピーカーの言っていることは分かるが、全部の内容をシンプルに説明することは可能なのか?
・教師(特に、大学教授)は、こういった、生徒を惹きつける方法が好きではないと思う。
(=自分の言いたいことをただ、言っているだけで生徒の気持ちなど考えていない)
・理科といった教育において だけでなく、自分のプレゼンテーションを聴いてもらう時にも当てはまるのではないか。
・一般的に、日本人教師より外国人教師の方がこういった教え方は上手い。

このような感想が出てきました。
では、生徒、特に小中高といった、まだ専門的なものを学んでいない若い世代を惹きつける方法とは一体どのようなものがあるか? ということを次に考えました。
・タブレット端末やビデオ、動画といった最新のデバイスを利用する。
・簡単な言葉で、言い換えて説明する。
・生徒の名前を一人一人覚えておく。
・生徒に、「なぜ」や「どうやって」といった疑問を持たせ、もっと自分から勉強したいと思うようにさせる。
・受け身な講義スタイルをやめて、生徒が積極的に参加できるスタイルに変える。
・(理科の場合特に)実験を多く取り入れて、生徒が自分の手で目で確認できるようにする。
といった意見が出てきました。
しかし、実際には日本の教育では受験を目標にしている傾向が強いため、 なかなか欧米のように幅を持たせた教育方針で進めていくのは難しいという結論に至りました。
実際にある人は、先生の代わりに自分の友達と組んでクラスの授業スタイルを変えたという話をしてくれました。
クラスの雰囲気というのは少人数になればなるほど、やる気や学習成果に大きく影響してくると私も思います。
プレゼンテーション
もう一つのグループでは、
①生徒への教え方
②どのように細かい部分を省くか
ということに絞ってディスカッションしていたようです。
全体的には私たちのグループと意見が似ていたのですが、
②の部分で、
とっかかりやすさを重視しすぎて生徒が正確に理解できない恐れがある
という意見がありました。
さらに、日本では高校生の段階で文理選択をする必要があり、それによって欧米に比べて、知識や関心に偏りが見られるという問題点も挙がってきました。
近い将来、自分の行きたい大学を受験する際にTOEFLで高得点を取る必要を迫られるかもしれない日本の学生にとって、 どこまで試験のための勉強を、自分の興味や関心につながる勉強に変えられるのかが難しいと思われます。
これが正解!といった教育方針はないですが、将来の為にも生徒のための教育が見直され改善されていってほしいですね。
ではでは、今回はこの辺で失礼します。
次回のTEDee@Ujiの開催日については、決まり次第facebookに掲載します!
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