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2015年3月30日月曜日

37th朝TEDee@京大 【変化し続ける】

こんにちは、3年ぶりぐらいに花粉症の洗礼を受けている和田です。卒業のため、私が主催する朝TEDeeは今回が最後でした。当日は早朝から9人ものみなさんに集まってもらうことができました。そのみなさんと以下の動画をもとににぎやかなディスカッションができました。

Dan Gilbert:The psychology of your future self


【動画の内容】
この動画は、自分に将来おこる変化を過小評価しがちである、というバイアスがテーマです。
タトゥーを消すのに大金を払ったり、離婚する人が後を絶たないなど後悔するような決定をすることが多いと思います。将来の自分不変だと思ってしまうバイアスは、そのような後悔をしてしまう理由の一つです。
スピーカーは、価値観、性格、趣味、好き嫌い等について、10年前から現在に至る変化の度合い、そして現在から10年後の変化の予測を比較しました。その結果、人が10年間に起こると予測する変化の量は実際に変化する量よりずっと少ないことが分かったのです。
なぜそうなるかは不明ですが、「思い出す」より「想像する」方が難しいこと、今の自分を完成形だと思いがちであることが考えられます。

【ディスカッション】
 当日は2グループに分かれて議論しました。ここでは主に、私が司会したグループのディスカッションについてまとめます。

 まず、最初の5年間で自分たちがどんな変化を経験したか、何が変化を引き起こしたかについて話し合いました。

 ある参加者の方は、高校ではアスリートを目指していたが、大学に入ってからは研究者になろうという考えに変わり、さらにビジネス界で働くことに興味が移ったと述べられていました。また、別の参加者は、小さいころはあまり興味がなかった俳句や言葉に対して、大学入学後に興味を持つようになり、言葉に関するワークショップを主催するようになりました。きっかけは大学の友人に言葉遣いのセンスをほめられたことだったといいます。
各々の事例から、自身の変化のきっかけは「環境の変化」、そして「人との交流・出会い」であることが多いようです。

次に、過去から変化してきた事実を踏まえ、今から5年後にどんな変化があると思うかを話し合いました。

特に大きな変化のきっかけとして、仕事が始まること、結婚や出産・育児等のライフイベントがあることが上がりました。具体的には、職を得ることによって、今と比べてお金より時間が貴重となることを予想しました。

動画で取り上げられた調査結果とは異なり、どの人も将来大きな変化があると予想していました。社会に出るタイミングが近い世代だから、動画を見た直後だからか…。この予想と照らし合わせ5年後に今の自分を振り返ってみたいと思いました。

【最後に】
ディスカッション後は色紙をいただいたり、朝TEDeeの後継を引き受けてくださる方がいたりと、嬉しい展開の連続でした。
これまで、私の力不足な面もあったかと思いますが、それでも楽しく運営できたのはTEDeeに来てくれていた皆様のおかげです。ありがとうございました。私は卒業しますが今後ともTEDee Kyotoをよろしくお願いします!

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2015年2月27日金曜日

35th 朝TEDee@京大  【人間関係を可視化する地図】

こんにちは。無事単位がそろったことを確認し、人生の春休みを満喫中の和田です。春休みボケにならないよう、今朝も早朝から英語ディスカッションしました!

Dave Troy:
Social maps that reveal a city's intersections — and separations

【動画の内容】

まず「街は、そこに住む人たちの性質と、その関係性の集合体である」という見方をスピーカーは提示します。そして、彼は街の中の人と関係性を地図上に描き、「メディア関係者」「ギーク」「スポーツ好き」等の基準で色分けします。その地図によると、サンフランシスコは異なるグループの住民間が分離しており、緊張関係にあるグループもあります。一方リオデジャネイロは、異なるグループが混ざり合った多様性のある地域をもつことがわかります。人種だけでない真の「多様性」に近づける取り組みを始める時かもしれません。人間関係の可視化はその出発点となります。




【ディスカッションの内容】

3つの議題に沿ってディスカッションを進めました。

議題①住む場所とともに所属コミュニティが変化した経験はあるか?

ここでは、留学など海外滞在時の経験談が多数上がりました。留学の初期は現地の友人がほとんどゼロです。そのため私の場合は、自分に興味のある活動やコミュニティがどこにあるか探すのが大変でした。インターネットで探しましたが、友人知人と話す中で知るというルートが重要であることを再確認しました。他の方は、2学期間留学するとそのあたりの情報もわかってくるため、2学期目で所属コミュニティが大きく変化したようです。

議題②京都の人間関係をTED動画の中の技術で地図化するとどうなるか?

京大の周辺は下宿近隣は学生アパートと高級住宅街が混ざっているが、その2者間で交流はないという例が上がりました。また、京都市には若い層、外国人を含む観光客、祇園・寺社仏閣・伝統的な産業があり、この3者はある程度交流があるという指摘がありました。(逆にこれ以外の「一般的な会社勤めの成人およびそれをリタイアした人たち」などとは接点が薄いかもしれません)

議題③異なるコミュニティ間での意思疎通や交流を図るためにはどうすればよいか?

個人単位では仕事以外のもう一つのコミュニティに積極的に参加すること、街としてもそのような場を文化として盛り上げていくことが大事だという意見にまとまりました。特にお酒を介した場を推す声が多かったです。例えばスコットランドのパブにはさまざまな階層が集まってお酒とおしゃべりを楽しみます。早い退社時間のためか、5時過ぎから深夜まで長い間飲み続けている客も多いとか…。うらやましいことです。みなさんも、お酒をとる方がためらいが減って話しやすくなる経験があるのではないでしょうか。ただし、交流の場としてスポーツジムなど他の例も上がっていたので、お酒が飲めない場合も心配ありません!


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2015年2月16日月曜日

33th朝TEDee@京大「モノを持たない暮らし」


こんにちは、和田です。
遅くなってしまいましたが、先々週開催した朝TEDeeの様子をお知らせします!

Graham Hill:Less stuff, more happiness

SUMARRY

現代人はどんどんモノを持つようになってきています。しかし、筆者は、持ち物を減らして小さな部屋に住む「小さな暮らし」のほうが豊かになれるのでは?と提案します。
そして、「小さな暮らし」の実践のために

・徹底的に生活を編集する
・小さいことはいいことだ
・多機能性を求める

という3つのコツを紹介します。


DISCUSSION

まず、「小さな暮らしが好きか?」という問いに対しては、ほぼ全員が好きという回答でした。この理由は、実際の生活で実践できているからかもしれません。なにしろ、多くの京大の下宿生が住む6畳ワンルームの面積はだいたい10㎡。水回り等を入れても16-18㎡ほどのことが多く、実は動画で紹介される420フィート=約40㎡よりもだいぶ小さいのです。ミニマリストよりミニマムな生活を実践する京大生…!

それでも、モノが多くて管理に悩むことはあります。トピックに上がったのは2つ、書類と衣服です。

書類・書籍を減らす方法として挙がったものは以下のようなものでした。

・デジタル化する。電子書籍を使う
・教科書等は、先輩から譲り受け、後輩に渡す
・できるだけ図書館で借りて済ます


その次に話し合った服を減らす方法では、よりユニークな方法が多くあげられました。

・レンタル衣服を使う。一般的には和服等ですが、最近は普段着の月額レンタルサービスも登場!
・古着屋・フリーマーケットを活用して、いらない服を減らす
・流行を追いすぎず、シンプルな服装を基本とする
・制服で日々を過ごす。大学では白衣を着る理系学生の特権?
・カナダやイギリスで過ごす(※)


※カナダやイギリスは、日本と比べて服装を気にしすぎない文化があります。さらに、室内の暖房がしっかりしているので、真冬でもコートの下に着るものは春や秋と同じでいいようです。この点は非常にうらやましいです。だからと言ってすぐに移住できるものでもありませんが。

何を持って、何を持たないか。簡単なようで難しく、また流行や文化の影響を大きく受ける選択です。「持たない暮らし」好きの私としては、その豊かさと実践方法を伝えることで、一つの文化を作る手助けができればいいなと感じました。


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2014年11月27日木曜日

26th朝TEDee@京大「機械とともに歩む」

こんにちは、和田です。新しい技術が将来社会に与える影響を考えるとワクワクドキドキしませんか。今回取り上げた動画は、社会とITにまつわる諸問題がバランスよく取り上げられています。



【動画の内容】
情報技術は成長をもたらさないのではないか、情報技術は私たちから仕事を奪うのか。今回のスピーカーはそのような懸念を打ち破ろうとします。私たちがすべきことは、コンピュータではなく私たちが社会を作りかえること、そして人間とコンピュータが協力することなのです。

【Discussionの内容】

私たちは、おもに以下の3点についてディスカッションしました。

  1. 情報技術によって自分の生活は豊かになったか?
  2. 自分たちの将来の仕事はコンピューターと競合するのではないか。コンピュータと協力するにはどうすればよいか?
  3. 将来、情報技術は社会を豊かにするか?


まず、情報技術によって豊かになったかどうかですが、総合的には判断しがたい結果となりました。
技術の恩恵としては、無料で質の高い英語を学べるようになったこと、遠くにいる人とコミュニケーションをとりやすくなったことがあります。一方で、情報が多すぎるという負の一面もありました。職務上の恩恵は高学歴の若年層に限られ、それ以外はむしろ学習コスト負担が増すことで格差が拡大するという指摘もありました。


さて、次の論点です。スピーチでは人と機械の協力事例が1つしか語られませんでした。そこで、自分たちが就く可能性の高い専門的な職業について、機械と競合する可能性および協力する方法を探りました。

機械と競合する分野として挙がったのは、主に株式市場、統計といった数字中心の世界でした。これらはコンピュータが得意とする分野だからです。一方で、機械が苦手とする分野として、人とのコミュニケーションおよび数字や計算結果の解釈や意味づけが挙がりました。苦手とする分野を主に人間が引き受け、役割分担をすることが協力の方法と考えられます。
また、機械をコントロールできる唯一の立場として専門職の人間の必要性は残り続けるという意見もありました。確かに、手術ロボットにミスがあった場合、それをミスだと認識して機械を止めることができるのは医師しかいないでしょう。これも協力の一形態です。
2つ目の論点については、技術の発達によって競合分野が増えるかもしれないものの、現時点では懸念が少ない様子でした。



最後に、将来情報技術が発展すると、豊かになる一方リスクも増えるという結論になりました。
サイバー戦争など情報技術に依存することで発生するリスク、高度な情報技術が人間にとってコントロール不能になるリスクなどが挙げられました。
リスクを減らす対策として、教育によってより多くの人が情報技術について理解することが挙げられました。


動画でポジティブな見通しが語られた反動か、ディスカッションでは情報技術への評価は全体的になかなか辛口でした。技術が豊かな社会に貢献するためには、今回あげられたような不満や不安を一つずつ解決していく過程が必要なのではないでしょうか。


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2014年11月13日木曜日

24th 京大朝TEDee「人を惹きつける話し方」

こんにちは。和田です。卒論の中間報告が終わってから、楽しくはしゃぎすぎました。むしろこれからが正念場だというのに…。
今日はこの動画を見てディスカッションしました。
Julian Treasure:How to speak so that people want to listen




【動画の内容】
人が聴きたくなる話をするにはどうすればいいでしょうか。スピーカーは、7つの避けるべき習慣、4つの守るべき原則、6つの声の出しかたをそのヒントとして紹介します。
避けるべき習慣は噂話、ダメだし、ネガティブさ、不平不満、言い訳、誇張、事実と意見の混同の7つです。これらは聞く気になりません。
逆に、守るべき原則は、「HAIL」とまとめられます。Honesty(正直さ) , Authenticity(素直さ), Integrity(誠実さ), Love(皆の幸せを願う愛)4つです。愛が必要なのは、絶対的な正直さがすべてではないからです。本当のことであっても「今日はひどい顔ね」なんていわれたくないでしょう。
声を出す際には声域、声色、抑揚、ペース、音高、声量を使い分けましょう。たとえば、声に重みを出すには声域をコントロールし、鼻やのどではなく胸から声を出すようにするのです。また、うまく声を出すにはウォームアップも必要です。
以上の内容について、詳しく知りたい方はぜひ動画をご覧ください。


【ディスカッションの内容】
まず、動画に出てくる声のウォーミングアップを実践してみました。その1分ほどはちょっと怪しい集団に見えたかもしれません…()その後、自分たちが会話やスピーチで実践している工夫をシェアしました。

会話とスピーチどちらでも、観客を笑わせることは有力な方法です。観客との距離が近くなり、緊張もほぐれます。笑わせる方法にもいろいろありました。まずはジョークやだじゃれです。言葉のあやをネタにする方法です。また、関係のないトピックから急に本題に戻るという方法でも笑いをとることができるという人もいました。どの方法でも大事なのは、観客がどんな人かを知り、観客全員が知っているトピックを用いることです。学部のゼミであれば、その分野の専門用語もネタになりえます。最後に、滑ることを恐れる必要はありません。中には、ジョークが全く受けない状況によって笑いをとる上級者もいるくらいですから…。(ちなみにそれは「しけ芸」というそうです。)

笑いをとる方法と似たものにアイスブレイクがあります。会話やスピーチの最初にリラックスした状況を作り出すというものです。たとえば海外の人に向けて会話やスピーチを行うとき、自己紹介だけでもその国の言葉で行うと、微笑ましさから自他ともにリラックスでき、相手との距離も縮まります。他には、ジェスチャーや効果音を活用すること、会話の相手と話す時間と聞く時間を両方程よくとる、等が挙げられました。

特にスピーチの場で、緊張をほぐし自信を持つ方法についても話し合いました。前述の笑いやアイスブレイク以外にもたくさんありました。以下に列挙します。


  • 観客の中で自分に微笑みかけてくれている人の方向を見ること。そういう人はありがたいですね。
  • まず一番の要点から話すこと。これによってあとの時間をリラックスして過ごせる。
  • 観客からのフィードバックを参考にすること。私の場合、緊張した時にでる自分の声の震えが心配だったのですが、全く気付かれていなかったため今度から気にする必要がないとわかりました。
  • とにかく発表内容の準備や練習を怠らないこと。Practice makes perfect

最後に、最も難しい類のスピーチは記者会見だという意見が出ました。話題にもよりますが、アイスブレイク等もってのほかだからです。また、日ごろ記者会見を想定したり準備をしたりする人はめったにいないことも理由です。ですが、今後要職に就く可能性のある京大生であれば思ったよりも記者会見を受ける可能性が大きいという指摘もありました。頭の片隅に入れておくべきかもしれませんね。



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2014年10月30日木曜日

21th 朝TEDee@京大「3Dアニメが科学者を助ける」

TEDee Kyoto

こんにちは、和田です。

今日は以下の動画を見てディスカッションしました。



【動画の内容】
今回のスピーカーは生物学者です。彼女は、生物学の仮説を検証するために、3Dアニメーションを使うことを提案します。

生物学上の現象には、顕微鏡でも見ることのできないものがたくさんあります。今までそれらは静止画像によって説明されてきましたが、それでは現実を正確に描写しきることができないのです。これらの現象は3Dアニメーションによって、正確に、そしてわかりやすく再現されます。

しかし、一般に3Dアニメーションを作るのは時間がかかります。そこでスピーカーは生物学のシュミレーション専用のオープンソースの3Dアニメーション制作ソフトを作ったのです。これを用いると、初めてソフトを操作する人でも15分で3Dアニメーションを作ることができます。


【ディスカッションの内容】
3Dアニメーションは研究や教育において、他分野に応用される可能性があること、またいくつかの分野では部分的すでに実現されていることが明らかになりました。

研究分野でアニメーションの利用例はMatlabという数値解析ソフトの応用例です。これは使い方によっては2次元でのグラフィックスやシュミレーションの作成等も可能ということです。

また、将来応用することが期待される分野はたくさんあげられました。

3Dアニメが研究に直接役立ちそうな分野は、やはり自然科学系が多いようです。ロボット製作において、まず3Dアニメーションでデモンストレーションを行う。デモで確認してから制作することによって材料の無駄が省けるのではないか、という意見が出ました。また、分子生物学においても、分子の振動やそれによる波の吸収具合などが3Dアニメーションで再現できるかもしれないとのことでした。一方物理学研究経験者によると、3Dアニメは役に立つだろうが、あくまで、仮説を検証するための最後のステップで使うものになるだろう、とのことでした。

社会科学分野でも教育には役立つようです。経済学では基礎概念がわかりやすく説明できるという指摘がありました。また、法学でアニメを用いると「名探偵コナン」を見るかのように面白く学ぶことができるかもしれません。

初等・中等教育では、数学や理科でよりわかりやすい説明が可能となりそうです。

他分野におけるかなり専門的な話を聞くことができて刺激的でした。また、皆さん大変わかりやすい説明で門外漢でもかなりイメージしやすかったです。

2014年10月16日木曜日

20th 朝TEDee@京大 ”How to reinvent apartment building”


お久しぶりです、和田です。夏休みも遊べたけれど、新学期の方がいろいろな人と会えて嬉しい今日この頃です。 今朝はこの動画を見てDiscussion しました!

Moshe Safdie: How to reinvent the apartment building

 

【動画の内容】
スピーカーは建築家です。世界中の都市では、人々はどんどん過密な環境で暮らすようになっています。そんな中で彼は、太陽の光と、緑と、外界との接点が住宅環境として必要だと考えています。
そこで彼は、今の人口密度の中でも自然との接点が多い状態で過ごすことができる新しい住環境を提案します。また、彼は集合住宅の中に魅力的な公的空間を作り出すことも大事にしています。たとえばシンガポールのパブリックスペースでは、屋上で泳ぐことができるようになっています。



【ディスカッション1 太陽、緑、風通し】
まず、スピーカーが重視している太陽光、緑、外界との接点について、私たちが実際どれほど必要としているか話しました。

太陽光の必要性は実用面、精神面ともに大きいという指摘が相次ぎました。実用面では、太陽光は朝起きるため、そして洗濯物を乾かすために有用です。精神面の話題では太陽があまり出ない北国の例が挙げられました。彼らは太陽を求めて南欧の国に行くことで有名です。スコットランド在住経験者は、ずっと太陽の光を見られない環境では憂鬱な気分になりやすいと語ってくれました。

一方、緑は必ずしも私生活に必要ではないという意見もありました。近くの公園に自然があればよいこと、植物を育てることやそれに伴う害虫対策が大変であること等のためです。こけだまやサボテンなど、比較的小さく手間のかからない植物を育てるのがちょうどいいようです。

外界の接点も、洗濯物干しや部屋の空気を入れ替え、またリフレッシュのために必要というなので、風通しのいい家に住みたいということでまとまりました。ちなみに「風通し」という単語がわからず調べたところVentilationというようです。その場にいた全員にとって初耳でした…。


【ディスカッション2 私的空間と公的空間】
次に、各人がプライベートな住空間をどれだけ必要とするか、集合住宅のパブリックスペースはどうあるべきかを話し合いました。

プライベートスペースについては、「外では友人との時間を過ごす分、自分の時間を部屋の中で確実にもちたい」という意見がありました。一方で、寮生活経験者からは「プライベートな空間は0でもいい」という強気な意見も出ました。

近隣住民とどれだけ関わり合いを持ちたいか、という問いに対しては、年に一度でよい、という人から月に一度ほどの人がいました。一方、シェアハウス経験者にとっては、毎日シェアメイトとコミュニケーションを取れることが醍醐味のようです。やはり近隣の人たちがどのような人か、によって左右されるでしょう。ぜひ素敵な人たちとコミュニティを共にしたいものです。

パブリックスペースで近隣住民とコミュニケーションをとりやすい工夫については、とても楽しそうな案が出ました。動画の中にあったようなスポーツをする場所のほか、ベンチ・スタバのようなカフェ、住民向けのラジオ局等のアイデアが出ました。実際に地元商店街によるラジオ放送を楽しく聞いているという人もいました。また、近隣住民との共同作業は必要だがしばしばうっとおしいものになりがちなので、リーダーシップをとってくれる大家さんや管理人さんのような存在がいてほしいという意見もありました。大家さん主催ならパーティーを開くことも楽しそうです。


***********

住むところの選択はかなりその人の価値観を照らし出すものかもしれません。皆さんも、住むところに欠かせないもの、あったら楽しいものについて話を広げてみてはいかがでしょうか。


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2014年6月26日木曜日

【映画と子どもの成育】【魚】70th 京大TEDee



こんにちは。最近夕立が多いですね。まっきーです。

今回は記念すべき70回目の京大TEDeeでした!今回ディスカッションした内容は以下の通りです。




●動画の内容

スピーカーは二児の父で、彼らとともに映画を観ることが多いそうです。
ヒロインが出てくる映画の少なさや(世界トップ100の映画の中で主人公が女性である作品は11%)、女性のキャラクターがステレオタイプを伴って描かれていること、そしてアメリカ社会で20%もの女性がこれまでに暴行を受けた経験があるという事実を明かしながら、『オズの魔法使い』のように主人公の女性が力強く生き、周りに影響を与えながら何かを成し遂げるような映画が子どもを勇気づけ、影響を及ぼすことを希望として語ります。



●ディスカッションの内容

私たちのグループでは、まずこれまでヒロインが登場する作品で影響を受けたものがあるか否かについて話し合いました。ヒロインが登場するものはつまらない作品が多いという意見もありましたが、『赤毛のアン』『涼宮ハルヒの憂鬱』『グッド・ワイフ』などが挙がりました。ヒロインの考えや生き様、判断、行動に勇気づけられ、人生の選択にも活かせたなどという意見もありました。講演ではヒロインはあまり見られないと言われていましたが、日本ではNHK連続テレビ小説やアニメをはじめとして、案外多いのではないかと考えられます。

また、作者の意図やメッセージが直接的に伝わる作品と、視聴者・読者の解釈に委ねるタイプの作品どちらにより惹かれるかについてもディスカッションしました。いくつかのドキュメンタリーなどのようなプロパガンダ的な作品に関してはあまり肯定的でない意見が多かったですが、逆に梶井基次郎の『檸檬』や村上春樹の作品のように非常に抽象的で多岐にわたる解釈が可能なものは読者に負担を課すこともあるという結論に至りました。




●動画の内容

講演されている方は、Oceanaという団体に所属する海洋生物学者です。
海洋生物の持続可能な消費のために、スピーカーは1.漁獲制限を設けること、2.混獲を減らすこと、3.保護区域を設けて魚の成育を促すこと、以上の三点を訴えます。またこの他にも、違法な漁業などによるものではないことを保障するマークを商品に貼るなどのトレーサビリティの大切さも併せて話されます。


●ディスカッションの内容

私たちのグループでは、まず魚をどれほど消費するかについて意見を共有しました。好き嫌いはありますが基本的に魚はよく食べる方が多かったように思います。また給食などでも魚はよく食べた話など思い出にもふけりました。

またトレーサビリティーについて日本ではあまり浸透しない概念であることも話し合いました。日本のスーパーでは野菜に関しては農家の方の顏写真やその他安全性を証明するマークなどを見受けますが、魚に関しては産地以外の表示はあまり見かけません。これに対し、海外ではWWFによるSouth African Sustainable Seafood Initiative (SASSI) という指標やビデオクリップにも登場したトレース可能なラベルが存在するなど、消費者(もしくは生産者)の魚の消費に対する意識が日本とやや異なるように感じられます。

この他にも養殖に関して近畿大学のマグロの話もしました。一種のブランドとしてややお値段はしますが、顔の見える生産者=消費者関係の例として挙がりました。



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2014年6月7日土曜日

【内向力】【科学を楽しく】68th TEDee @ Kyoto University



こんにちは。紫陽花が咲き乱れる季節になりましたね。まっきーです。

今回は以下のトークを観てディスカッションしました!


動画の内容

人を「外向的人間」と「内向的人間」に分類した際、世間では対人スキルがあり物事に積極的な前者が歓迎されますが、内向的人間もまた人間的魅力があることをCain氏は語ります。

彼女自身も「内向的」な方で、TED講演の前に何度も練習を重ねたそうですが、決してそのようには感じられないトークでした。笑


ディスカッションの内容

私たちのグループでは、まず我々が内向的、外向的どちらの人間だと認識しているか共有しました。どちらかといえば外向的な方が多かったと思います。
その認識の基準としては、能動的に行動するか、一人で何かをすることに躊躇いがあるか否か、などが挙がりました。

そして、内向的な人はどのようなリーダーになりうるかについても話し合いました。トークの中では物事を熟慮し、慎重で過度なリスクをとらない傾向が評価されていましたが、このほかにも聞き上手であることなどが挙がりました。
また文化によって期待されるリーダーの役割が異なっているため、外向的・内向的の区分も必要とされない場合があるという指摘もありました。例えば宮本常一著『忘れられた日本人』に詳しく書かれていた記憶がありますが、昔の日本の寄合のように村人全員が何日もかけて話し合い合意形成するスタイルや、中立的な立場として村の長が判断を下すなどといった場合には、沈黙する者がいないものと見做されることも、リーダーにカリスマ性などが求められるようなことはあまりありません。

この他にも、滅多に発言しない人が議論で発言するときの言葉の重みなどについてもディスカッションしました。


動画の内容

MIT PhD 修了者で高校教師のDeWitt氏が、こどもに分かりやすく科学を教えることの大切さを話します。ウイルスがバクテリアを攻撃するメカニズムを、中学校の教科書では"Bacteriophage replication is initiated through the introduction of viral nucleic acid into a bacterium.[...]"のように書かれるのに対し、彼は専門用語を使わず、かわいいイラストや比喩とともに「わかりやすく」説明し、子どもの科学への興味の芽を紡ぐようなことはあってはならないと述べます。


ディスカッションの内容

私のグループでは、中高時代に理系科目が好きだったかどうかについて意見を共有しました。
現在理系学部の方々はお好きだったそうですが、文系は化学、物理、生物などについて、専門用語を覚えることや公式・計算式の複雑さなどから苦手意識を持っていたようです。

これらの経験から、どのようにすれば苦手意識をもたずに勉強に励むことができるか話し合いました。ドキュメンタリー、アニメ、Eテレを観る、ニュートンなどの雑誌を読む、などといったものが挙げられましたが、これらの中には敷居が高いものも少しあるかもしれません。笑

また複雑な定理や学問内容に関してわかりやすく話すことの難しさについても、家庭教師を経験している参加者の方々などの意見を伺いました。


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2014年5月29日木曜日

67th TEDee@京大 ~音の建築とクラゲの海を泳ぐ~


こんにちは、今日はとてもゴキゲンな谷です。


今回は13人の参加者に来て頂きました。
まずは1つ目の動画。



【動画内容】 建築家の講演者が、いかに現代の私たちの生活環境が音響の面でいえば酷い状況かを指摘します。学校、カフェ、家で寝るときあるいは病院での音の環境がどのような改善を必要としているのか、そしていったいいくらで解決できるのかを見ていきます。

【ディスカッション】
 まずこの様な改装はコストパフォーマンスがあるのかという疑問から始まりました。1つの部屋に50万円かかると仮定して一つの学校あたり1500万以上かかり、ただでさえ財源の少ない日本の学校には厳しいかと思われます。さらに日本の学校は良くも悪くも英国のより静かです。先生からの質問以外には発言しようとしない点で相対的にデシベル数は低く、大声でしゃべらなくても話はだいたい聞こえます。
 建築学科生の意見として、日本の建築は伝統的に柱を軸にしており、壁を軸にデザインする西欧とはコンセプトが違うため「マンションの壁が薄いから隣の部屋の音が聞こえてしまう」ということが頻発するのだそうです。


さて、2つ目の動画です。



【動画内容】 講演者はキューバとフロリダの間、約100マイル(160kmあまり)を泳ぎきるという目標を20代に持って、60代でようやく達成した人です。クラゲに刺されないよう防護マスクを着用し、サメに狙われないよう併走するボートに灯りはともさずに漆黒の海を泳いで行く姿は想像しにくいほど大変なものだったようです。

【ディスカッション】
  まず参加者それぞれの体験を聞いてみました。スペインの地中海沿岸部を自転車で走破した人、ユーラシア大陸を日本からポルトガルまで陸路(一部海路含む)で横断した人、先週滋賀まで100km自転車で往復した人など、さまざまな体験談がありました。
 その中で、「それに生産性はあるのか?なにか社会に役に立つのか?」という疑問もありました。たしかになにかを作りだしたわけではない。アポロ11号も月に行ったが、膨大な資金とエネルギーを投入して持ち帰ったものは 「月の石」という名の石ころ数個でしかなかった。(大阪万博ではその「石ころ」を見に毎日行列ができたと言うが)
 しかし、その過程で科学の限界や人間の可能性を押し広げる努力があり、それが成長なのだろうという結論に至りました。


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2014年5月16日金曜日

【失敗から学ぶ】【震えを抱えて】66th 京大TEDee



こんにちは。最近寒暖の差が激しいですが、皆さん体調を崩されていないでしょうか。まっきーです。

今回の動画は以下の通りです!


【動画の内容】

ハリーポッターの著者J.K.ローリング氏のハーバード卒業式でのCommencement Speechです。
「失敗がもたらす利益」と「想像の重要性」について語られます。

卒業後の貧乏暮し等の失敗の経験が、自身の進むべき道を示し、その結果小説を書くことに注力できたそうです。また人間しかもたない想像という能力は、より良い世界を作るために必要であるとも話されます。個人的にはセネカ先生の"As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters." という引用が印象的でした。

全世界に認められる小説家のハーバードでの演説だけに、表現やウィットにとんだユーモアも本スピーチの魅力の一つです。


【ディスカッションの内容】

これまでの人生における(ディスカッションでシェア可能な範囲で)最大の失敗について共有しました。具体例は割愛しますが(笑)、共有していく中で「失敗」と「挑戦」の線引きをすべきでないかという提案があり、その一方で、失敗を味わう期間こそが人によって挑戦に重なっている、という意見もありました。要は気持ちの持ちようで、失敗した後でもいくらでも挑戦できるということでしょうか。

また、失敗した際の対処方法についてもシェアしました。失敗した理由を分析するという人もいれば、環境や変えるなどしてリフレッシュを心がける人等もいて、内容は多岐にわたりました。因みに私はよく食べよく運動し、アニメを観ます。



【動画の内容】

画家の方のトークです。Hansen氏は手が震える病を抱え、思い通りの線を引くことができなくなってしまいます。しかしそこで志を断つことなく、作風に一変させ、震える手でも描くことのできる作品や描かない作品などを手掛け、成功を収めます。

講演の最後には"Limitations may be the most unlikely of places to harness creativity, but perhaps one of the best ways to get ourselves out of ruts, rethink categories and challenge accepted norms. And instead of telling each other to seize the day, maybe we can remind ourselves every day to seize the limitation."と締めくくります。


【ディスカッションの内容】

ローリング氏の講演内容と重なる部分も多かったのですが、ディスカッションでは主に「想像力」について意見を共有しました。Creativityとは、画期的なアイディアや他人と違う発想が例として挙げられ、それが社会全体に正に作用するものがInnovationなのではないかという意見が出ました。

また私たちが日々どのような想像力を働かせているかについてもシェアし合いました。料理やサークルの芸術活動等がありましたが、中でも卵料理を作るときに卵を多く入れた結果「茶碗蒸し」ができた、というエピソードは面白かったです。


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