57th TEDee @脳ジム 「世界一退屈なテレビ番組に、やみつきになる理由」

新年あけて、初めてのTEDee@脳ジム。正月休みでなまった英語の肩慣らし…

今までになかった趣向のテレビ番組という、ソフトな話題で話し合いました。

 

【動画の内容】

ノルウェーのテレビ番組プロデューサーであるスピーカーは、「スローTV」という新しい大ヒット番組をうみだしました。その内容は、7時間の列車旅や、5日間の船旅をライブ放送するというもの。

一見退屈そうに思われる番組が国民の２０％もの視聴率を獲得する秘密は、
視聴者と「双方向型」であること、
そして「無計画」であること。

まったくの一般人である自分がテレビに出演できる感動、
自分のよく知っている土地が放映され、そしてSNS上で世界中の人に共有されるよろこび、
ノーカットのライブ放送ゆえの臨場感。

「何も起こらない」番組が、逆に視聴者の想像力を刺激する。
スピーカーは、そうした「スローTV」製作の方針から、人生を楽しくとらえるヒントを教えています。


【ディスカッション】

まず、番組成功の秘訣は何だったのかを、動画の理解を深めながら話し合いました。
「スロー」だからこそ、「無計画」、「想定外」が許される、その余裕がテレビ番組らしくない面白さをうんでいるのではという意見が出ました。
（中には、「ノルウェーの国民性も関係しているのでは、日本人に見せてもヒットしない」という意見も？）

次に、「スローフード」、「スローライフ」などほかの言葉で用いられる例を手掛かりに、「スロー」は何を意味しているのか、そしてどんな長所があるのかを話し合いました。
参加者からは、
・自分自身をふりかえる機会
・競争社会、経済第一の考え方から間をおいて、様々な価値観を認める余裕
などの意見がかわされました。

最後に参加者一人ずつに、人生をポジティブに考えるアイディアについて発表してもらいました。
その中で出た、「自らすすんで行う（Do Voluntarily）」という意見は、この番組プロデューサーの意図であった「視聴者が自らストーリーを想像する」にも通じるなぁと思いました。

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